昨日11月15日に東京・新宿バティオスで、人力舎の「Spark! 『芸人裁判』」が開廷。フルパワーズ福永に有罪、あっぱれ!に有罪、
裁判の進行はザンゼンジ三福とS×L酒井が担当。2人は冒頭、傍聴席に向かって、「マイナスがプラスに変わる芸人の中でも、収まらないことがある」と、裁判が開けれることになった理由を説明をした。続けてS×Lしょうへい裁判長が威厳たっぷりに入廷。「俺がすべての権限を持っている」と宣言するも、その後の会話から三福に「明らかに語彙が足りない」と言われてしまう。
まず法廷に現れた原告はフルパワーズ大内で、相方の福永を「変過ぎてみんな付き合いきれない罪」で告訴。福永は「訴えられる覚えがない。ぜひ騒いでみてください」と挑戦的な言葉を投げつける。負けじと大内は「無敵布陣を用意しました」と、
実際に弁護団は、福永のJCA同期、同居経験者、小・中学校の同級生、高校の同級生という経歴を持つ最強のラインナップ。「俺は学生時代イケてた」「学年のマドンナが俺に惚れてた」などの嘘を暴くべく、周囲の人達や学校の同窓生たちに聞き込みして集めた証拠を次々突き付けた。判決は傍聴者による拍手の多さに従って、大内側の勝訴。しょうへい裁判長から「イケてる同級生と写真を撮ってTwitterにアップ」という刑が言い渡された。
続いては平田が原告となり、あっぱれ!被告を「迷惑かけすぎ罪」で告訴。1つ目の裁判で見事な手腕を見せつけた平田に、三福と酒井をはじめ法廷中の人々が注目する。対するあっぱれ!は「どーもー!」「失礼しまーす!」と顔芸を見せながら入廷するふてぶてしさ。平田とともに被害者の会として登場したトンツカタン森本、小林ぼっち、リンゴスター高野、
「『あっぱれ!のネタはみんなで考えるものだから』と言われた」「『人気が欲しいから』とTwitter用にボーイズラブの写真を撮らされた」「8.6秒バズーカーと千鳥さんのネタばかりやっている」という数々の証言に、傍聴席からは驚嘆の声。最初はいきがっていたあっぱれ!も、法廷の空気が不利に傾くと次第に勢いを失くす。判決は原告の勝利で、「今年いっぱいは、ほかの芸人をネタ合わせに呼ばないように。2人でネタを作ること」としょうへい裁判長から命令が下った。
最後は、身の丈に合わないファッションブランド・フラボアに執着するザンゼンジ武田の「フラボア押し付け罪」をめぐる裁判。原告の
最終的には「武田はザンゼンジですらない」という証言も飛び出し、武田は撃沈。一気に敗訴のムードが流れたものの、岡野側として登場したイシクラノオノ小野が、この裁判の流れを変えることに。小野はなぜか真っ赤なダブルのスーツを着て法廷に現れたため、その姿に法廷が騒然。そのため武田のファッションを責めることにブレが生じ、岡野側は武田にとどめを刺せず。結果、岡野は敗訴し、敗訴の責任を負わされた小野は即興で開かれた「小野ちゃん裁判」で敗訴。しょうへい裁判長は小野を「赤いスーツのまま北関東の自宅まで帰り、その模様をTwitterでアップ」という刑に処した。
笑いにできなかった出来事をネタに白熱の舌戦を繰り広げ、爆笑の連続となった「芸人裁判」。有罪となった芸人たちの変化と、今後の「芸人裁判」開廷をぜひ期待しよう。
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