“女神”との共演にひとり「夢って叶うんだ」

昨日10月18日、東京・新宿バルト9にて映画「ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ」の「ファン感謝祭」と銘打った舞台挨拶が行われ、劇団ひとり、上原亜衣、小島みなみ、白石茉莉奈、福士誠治、中尾明慶、安井順平ら主要キャスト11名と佐久間宣行監督が登壇した。

この日、川崎、池袋、そして新宿と、3つの劇場を巡り「ファン感謝祭」を実施した一同。劇団ひとりは「佐久間監督の才能にいつもびっくりしている。さらにそれをサポートするスタッフのみなさん、そして何よりもその期待に応える劇団ひとり。脱帽ですね！」と自画自賛した。

監督の佐久間は作品への思いを語る最中、噛んでしまうたびにおぎやはぎ矢作にくすぐられる。「全然しゃべれねえなあ！」（バナナマン設楽）、「（噛んだから）くすぐって！」（劇団ひとり）とツッコミが飛び交う中、なんとか「拍手と爆笑がこんなに起きる作品はほかにないと思う」と観客の反応に感謝を述べた。

劇中では、ウォッチングルームで劇団ひとりのアドリブ芝居を見守っていたおぎやはぎとバナナマン。矢作は「最高の作品です。その中でも引き立つのがウォッチングルーム」と劇団ひとりに負けじと自身の存在価値を強調した。ほかのメンバーも「意外かもしれないけど、ウォッチングルームも全編アドリブなんですよ」（おぎやはぎ小木）、「プロのウォッチングの仕方っていうのがありますから」（バナナマン日村）とそれぞれ自分たちを持ち上げて、最後は「でもバナナマンは台本あったんでしょ？」と矢作に聞かれた設楽が「あれ、アドリブなんだよ」と大げさにアピールして笑わせる。

安井は本作の中で、展開を知らない劇団ひとりのアドリブを受け止め、物語の本筋に導くバディ役を務めている。劇団ひとりも「何回も王様ゲームやった仲」と信頼を寄せる人物だ。安井は台本をあっという間に覆してしまうひとりのアドリブに翻弄され、笑ってしまいそうになるのをマキタスポーツとともに泣く演技でごまかしたと苦労を語った。

感謝祭の締めくくりに「上原亜衣さんを最初に目にしたのは1年以上前です」と語り始めた劇団ひとり。彼女の映画とは別の出演作を挙げて「本当に女神でした」と泣き真似をしてみせる。「その子とこうやって同じスクリーンの中でお芝居してキスができる。なんかこう……『夢って叶うんだ』って。それをこの作品を通して伝えたい」と感極まりながら話し、結局は上原の作品をオススメ。「こっちこっち！」と矢作にツッコまれ、「暇だったら『キス我慢選手権』のほうもお願いします（笑）」と取ってつけたようにPRして会場を笑いに包んだ。