オードリーら同世代5組の新バラエティ始動

新バラエティ番組「ミレニアムズ」（フジテレビ）が来月10月18日（土）にスタート。オードリー、ウーマンラッシュアワー、ナイツ、流れ星、南海キャンディーズ山里の5組9名がレギュラー出演する。

「ミレニアムズ」は毎週土曜23時10分より放送される45分番組。ほぼ同世代の彼らはコンビ結成時期に違いがあるものの“2000年デビュー組”と括られ、トークやゲーム、ロケといった趣向で土曜の夜を盛り上げる。

昨日9月1日、東京・フジテレビにて初回収録が行われた。彼らはある特番の打ち合わせと伝えられて局内に入っており、収録前に番組のことは知らされていない。やがてアイマスクとヘッドフォンを装着し、行き先も告げられないままスタッフに連行される。スタジオへ到着すると、観覧客に見守られながらドッキリ的に新番組へのレギュラー出演を知ることとなった。

騒然とするスタジオで番組名や放送時間などが次々と明かされていく。メンバーを束ねるであろうキャプテンに番組側から指名されたのはオードリー若林。若林は「さすがにこの無感情の僕も熱くなってますよ。やりますよ！」と意気込みを見せた。同世代の5組による待望のバラエティ番組にぜひ期待しよう。

ドッキリ企画を終えた流れで制作発表会が実施された。9名のコメントは以下の通り。

「ミレニアムズ」出演者のコメント

──番組のスタートについて率直な気持ちをお願いします。

オードリー若林：1回ちゃんとしたオフィシャルな企画書が読みたい。あと仲がいいスタッフさんがいるのかいないのかで、だいぶ変わってくる。ナイツや流れ星はデビューから知ってるし、山ちゃんとはずっとよくやってるし、村本くんのテレビも見てる。中川パラダイスだけあんまりよくわかんない。徐々に仲よくなってがんばります。

オードリー春日：すったもんだありましたけど、レギュラーが始まるってことでね、フジテレビは土曜の夜を春日に任せたということで、見る人、我々、全員が得するような番組にしたい。食らわせるぜ！

ウーマンラッシュアワー村本：心の底からうれしい。1個不安な点があるとすれば、同期自体そんなに仲がいい感じではないこと。番組の途中で嫌な感じになっちゃうんじゃないか。

ウーマンラッシュアワー中川パラダイス：うれしいですけど、どんな番組が始まるかわからへん。全裸になるとかだったら僕が一番目立てると思う。

ナイツ塙：我々は「キャンパスナイトフジ」（2010年終了）以来のフジテレビのレギュラー番組なんですよ。夜中だったのでエッチな企画が多くて、土屋くんが奥さんに説教されて地獄のような生活が始まったので、これからまた始まるね！

ナイツ土屋：（今日の）オープニングからトータルで見て、わりと暴力的なスタッフさんだなと思った。そのへんが心配です。並びはみんなだいたい知ってるので優しい人達だと思うんですけど。

流れ星ちゅうえい：この時代、こういうのはないと思ってた。仲いいメンバーと一緒にやれるというのはすごくうれしくて（と顔を両手で覆い）……ハーフ＆ハーフ。

流れ星・瀧上：ドッキリや目隠しが初めてだった。うち（＝浅井企画）は坂本ちゃんやRまにあさんのように「電波少年」で旅に行かされる先輩が多かったので、一瞬長旅を覚悟した。今回スタジオでレギュラーをやらせていただけてよかったです。

南海キャンディーズ山里：アイマスクを付けた先に初めていいことがあった。ここにくるまで「何と戦わされるのかな。ワニは嫌だな」とか思ってた。がんばって仲よくやっていきたい。

──この座組みについては？

塙：事務所のバランスがすごくいいんじゃないですかね。吉本だけじゃなくて、浅井企画、マセキ芸能社、ケイダッシュ。すばらしいと思います。全員が円満になるバランスです。

ちゅうえい：ギャグのしのぎが削り合えるパラダイスと、トシ（＝春日）もいる。みなさんからはギャグ以外のお笑いを教えてもらいたいです。

若林：ちゅうえいは（昨年の）「THE MANZAI」の前に「このあとどうしていいかわからない」ってすごく重いメールをくれたんですよ。だからさっきギャグやってるの見て、涙出そうになりました。

山里：キャプテンというシステムを聞いたときに「あー、俺なんだろうな」と思いながら、当たり前のようにここ（9人のセンター）に立ってた自分をぶっ殺してやりたい。調子に乗ってたのかな。キャプテンは若林さんに決まってます、って聞いてから、今までずーっと死にたかったです。

若林：フジテレビでお笑い芸人だけでグループで番組やるっていうのは芸人を目指していたときの夢だった。「レッドシアター」や「ピカル（の定理）」に入らなくて、ちょっと腐ってたんですよ。こうなったからにはこの番組を成功させて10年20年続く番組にしたい。

──若林さんはキャプテンに指名されて、実際どう感じていますか？

若林：このメンバーでこういうカメラがあるところに立てるというのは昔は考えられなかったので、さすがにこの無感情の僕も熱くなってますよ。やりますよ！

山里：若林くんが熱くなるとき、ちょっと市原隼人感が出るよね。

演出・当麻晋三のコメント

テレビ界で長きにわたって売れている上の世代の芸人さんたちに加え、ここ数年で40代の芸人さんたちも、立て続けに自分の番組を持つようになりました。次に風穴を開けるのはこのミレニアムズ世代だ、と信じています。すでに単体では売れていらっしゃる5組のみなさんですが、彼らが1つになったときに、どんなエネルギーが生み出されるのか期待しています。