アイデンティティ＆やさしい雨が単独に向けて意気込み

2014年6月23日 15:29 51 5 お笑いナタリー編集部

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来週7月5日（土）、東京・新宿バティオスにて、60分ずつの単独ライブ「ニコイチ～雨の中のデンデン虫～」を開催するアイデンティティとやさしい雨が意気込みを語った。

「ニコイチ～雨の中のデンデン虫～」を開催するアインデンティティ（左）とやさしい雨（右）。

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アイデンティティとやさしい雨は、東京アナウンス学院の先輩・後輩で、やさしい雨が1学年上。しかし太田プロのライブに出始めたのはアイデンティティのほうが早く、所属したのは同時期だった。アイデンティティは漫才、やさしい雨はコントということもあり、ライバル意識はないそうだが、やさしい雨・松崎は「『爆笑オンエアバトル』に先に出て500KBオーバーとか出してて、『わーやられた』という感じはあった」という思い出も。所属している土田晃之のフットサルチームについて、「田島から露骨に舌打ちをされる」と松崎が不平を漏らすと、田島は「自覚ないんですよね」と笑いながらコメント。3人から「それがまずいんだよ」と注意されていた。

互いにうらやましい面を聞いてみたところ、アイデンティティは見た目にインパクトがある松崎を「先輩からかわいがられてうらやましい」と羨望。続けて、「その松崎さんとコンビを組んでいる吉本さんがうらやましい」と言うと、吉本も「俺もそう思う」と認めていた。一方やさしい雨は、「田島くんはクセのある性格で言い方も粘着質な奴なのに、それを黙って聞いてる見浦くんの懐の大きさがすごい」とキッパリ。「懐が大きいんじゃなくて何も考えてないだけなんですよね」とすぐさま切り返した田島に何も言わない見浦を見て、「こういうこと言っても黙って聞いているところがすごい」と再び確信していた。

10年近く互いを見てきた2組だが、アイデンティティはやさしい雨について、「アナ学のときから吉本さんの能力は変わってなくてクオリティが高い。周りの見る目が変化してきて、ウケるようになってきたんじゃないかと思う」と分析。吉本も「前は、松崎の気持ち悪さを前面に押し出して引かれてました（笑）。でも今、昔のネタやってもウケて。単純に演技力とかが身に付いたのかも」と納得していた。

その吉本から見ると、アイデンティティは「たまに変わったことをやり始める時期がある」とのこと。しかしアイデンティティにその自覚はなく、「次はこういうネタをしようということはなくて、そのときできたものがたまたまそういうネタだったという感じ」との答え。さらに、やさしい雨が「ほんとに漫才好きなんだなーと思ったのが、本番前にその日やるネタと違うネタを練習してる」と言うと、「それは漫才が好きだからってことではないです（笑）」「近々ある別のライブの練習とかですよ」と、慌てて否定していた。

今回の単独に向けて、アイデンティティは「僕らはクオリティ高いものはそんなに見せられない気がするんですよ、正直。ほかの芸人さんの単独みたいに作り込んでる感は出せないので、そこはやさしい雨さんに任せて、僕らは目先の笑いを（笑）」とコメント。しかし、初の試みとして見浦のネタをお披露目する。「僕の中で構成はできてるので、面白いもんはできるんじゃないかなと思います」と語る見浦に、やさしい雨は「まだ頭の中にある段階なの？」「日付的にもうやばいけど大丈夫？」と心配していた。やさしい雨は、「コンセプトを決めて、そこからコントを何個か作るという感じかなと」「前から単独ライブをやるとしたらどういうコンセプトの単独をやるかという話をしていて、そのうちの1つ」とヒント。「そのテーマが伝わったらいいですね」と語った。

両コンビともに、「コンビ間の雰囲気が伝わってほしい」という思いもある。「不安もあるけど、来てもらえたら絶対に満足してもらえる自信はある」という吉本の言葉に、ほかの3人も「そうですね」と力強くうなづいていた。チケットは太田プロファンクラブにて受付中。詳しくは太田プロオフィシャルサイトにて確認を。