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新たな一面&秀逸ネタ続々披露、ヒロシ8年ぶり単独ライブ

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11月2日、3日、東京・新宿シアターモリエールにて、ヒロシが8年ぶりの単独ライブ「泥水」とトークライブを開催した。

昨日3日のトークライブでは、「ヒロシさーん!」と歓声が飛ぶ中ヒロシが登場。冒頭から「おしゃべりがまったくできないので」と悩んでいたが、積極的なファンたちによる自由な発言により、何度か助けられる場面も。また、ヒロシは「不遇な人に優しくしたい」という思いから、今回すべての公演において1席限定無料童貞プレミアムシートを設置。単独ライブでは触れる機会がなかったため、トークライブで初めて話かけ交流していた。

1組目のゲストは福岡吉本時代の同期・スパローズ。満席の会場を見渡した森田は電卓を取り出しさっそく儲けを計算しはじめたり、「昨日の昼公演泣いたらしいな!」とその場面を再現させるなど、主役のヒロシをいつも通りイジり倒した。その後3人は福岡時代の思い出話や、今は時効であろうさまざまな遊びについてトーク。終了の時間が来てもヒロシは「ずーっと袖におって」とスパローズにお願いしていた。

2組目は福岡吉本時代の1つ先輩・プー&ムー。おタコ体操で大人気だったおたこぷーに憧れ福岡吉本に入ったヒロシは、当時2人にかわいがってもらっていたと感謝した。そのためヒロシが東京に出てくる際には、おさむが涙したという話も。おたこぷーからは「最近ギャグやってないの?」と言われると、「はい?」ととぼけ顔。福岡のギャグキング・おたこぷーが唯一負けたギャグがあったと語ると、ヒロシは、今ではまったくキャラにないギャグをしぶしぶ披露してみせた。

最後は芸人を引退した元福岡吉本のたかしひでき・ひでき、スパローズ、プー&ムーが舞台に揃い、福岡吉本時代の話を展開。「ギャンブル」「借金」「酒」が芸人のステータスだっという時代の、今となっては笑える話から、レジェンド博多華丸・大吉の話など、思い出話に花を咲かせた。

これで終わりかと思いきや、会場には突如「必殺仕事人」のテーマが流れ、まさかの京本政樹が登場。「何しに来たんですか?」と驚くヒロシに対して、京本が「観に来たんだよ」と平然と答えると、ヒロシは「どうしていいかわかんない」と唖然としていた。ヒロシを長い間かわいがっているという京本は、ヒロシが売れる前、ブレイク時、ブレイク後と、間近で見てきたヒロシの変化を観客に説明。ジョークも巧みな京本にヒロシは「ちょこちょこ余計ですね」とツッコみながらも、「いろんな相談をしてきた」という京本に「一生ひっついていけばなんとかなる」と絶大な信頼を寄せていた。

夜の単独公演では、一発屋の悲劇を描いたユニットコント「一発屋20XX年~前編~」に始まり、看護婦姿の下ネタコント「ダメ!」、イケメンとブサイクの違いを経済的に説明した演説「ヒロシ経済セミナー」、話題のSNSでヒロシの内面をさらす「ライム」など、あらゆるタイプのネタを披露。エンドコント「一発屋20XX年~後編~」では、年老いた一発屋のヒロシが、一発屋に対する社会の非道な差別を訴え、若き芸人たちに希望を与えた。途中の企画コーナーでは森田がMCとなり、これまで聞けなかったヒロシ一家の本音をアンケートで発表。「ヒロシさんが売れたとき、どう思いましたか?」「ヒロシさんが消えたとき、どう思いましたか?」などの答えに父母の愛情を感じるヒロシだったが、弟のシビアな意見には「これから仲良くなろうと思ってたのに……」と戸惑っていた。もちろんブレイクネタ「ヒロシです」もオープニングとエンディングで披露し、一発屋では片づけられないその秀逸なネタの数々に会場は爆笑の連続。終演後にはアンコールも飛び出し、急遽「営業でよくやっている」という「ヒロシです」をサービスし、観客を喜ばせた。

2日間にわたって行われた単独ライブ3公演、トークライブはすべて完売し、グッズもほぼ完売する盛況ぶり。果たしてヒロシは今後どのような活躍を見せるのか。ぜひ注目してみよう。今後の活動はヒロシオフィシャルサイト「ヒロシの部屋」で確認を。

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