イメージカラーは透明？

──お話を聞いてると、担当カラーと皆さんのイメージが合ってる感じがします。カラーはどうやって決まったんですか？

石川　ダンスの先生が数カ月レッスンしたうえで決めてくださいました。ただ、最初は「この色がよかった……」という気持ちもあったんですけど、担当カラーが決まってライブを重ねていくうちに、みんなしっくりくる感じになりました。

掛川　私はもともとピンク大好きだったのでよかったです（笑）。

石川　私もピンクがよかったのにー（笑）。かわいい感じでいきたかったんですけど、暑苦しいほうになりました（笑）。

杉山　私は自分の好きな色が特定できなくて、最初は白になじめなかったし、なんなら透明でもいいくらいに思ってたんです。

──アイドルの担当カラーで透明は斬新すぎますね（笑）。

杉山　あはは（笑）。でも最近は「白が合ってる」ってみんなに言われるので、白い服とか、白いものがだんだん気になるようになりました。

結束力が強まった夏休みの毎日レッスン

──今では皆さんそれぞれの性格や個性を知り尽くしているようですが、仲が深まったタイミング、グループとしての結束力が強まったタイミングはいつでしたか？

石川　去年の夏休みですね。7月のオーディションでメンバーが決定したあと、夏休みは8月1日から31日まで毎日レッスンだったんです。16時から歌のレッスンが始まるんですけど、みんな14時くらいに来て自主練をしてたので、それでお互いのいいところがわかりました。「掛川、顔長いね」っていじってもいいんだなーとか（笑）。

掛川　ちょっと！

神木乃　一緒に過ごす時間がホントに長かったから、そこでいいところも悪いところも言い合えるようになって、一気にみんなの距離が縮まりました。

森崎　あと、ライブは週に1、2回やっているので。

真城　月2桁のペースだから、どんどんグループとしてまとまってきてるなって。

──YOANI 1年C組がライブでこだわってるところは？

森崎　1Cはアニソンをやったりするし、ダンスも個性的で、ほかのグループとは違う色が見せられてるかなって思います。

神木乃　ダンスはずっと動きっぱなしで「こんなに動くのか！」ってくらいなんです。

真城　正直大変です（笑）。ライブ終わりは汗びしょびしょ。

石川　それくらい全力で取り組んでるんです。

──制服タイプの衣装も、代アニと関係してるんですよね。

神木乃　はい。この制服が代々木アニメーション学院高等部の新しい制服になったんです。

杉山　今年からの新しい制服で、すごくかわいいんですよ。

石川　1Cを知らない方でも、ライブで「制服かわいいね」って言ってくださるんです。私たちもお気に入りですね。

真城　しかも制服をデザインしてくださったのが、イラストレーターの岸田メルさんなんです。メルさんが好きなメンバーも多いので、衣装が決まったときは、声を上げてはしゃぎすぎちゃって怒られました（笑）。

カッコいいおじさんがもっと見たいから

──ではここから、4月26日発売されたデビューシングル「おじさん」の話を。表題曲はロック感ありお祭り感ありの曲調で、タイトルを含めかなりインパクトがありますね。

神木乃　この曲は、世の中のがんばってるおじさんへの応援ソングとして歌っています。

──おじさんを応援しつつ、若干Disってますよね（笑）。

神木乃　いいことも言うけど、厳しいことも言ってるのがポイントなんです。

石川　Disりにも愛情を込めてるんです。「賞味期限残りわずか」とか、パッと聞き「なんだよ！」って思うかもしれないですけど、ここまで生きてきたことにもっと誇りを持ってほしいというメッセージが込められていて。あと「ペコペコしないで」とか「ムキにならないで」って上から言ってるみたいですけど、それは「カッコいいおじさんがもっと見たいから、私たちの前ではカッコよくいてほしい」という願いを込めてます。「あなたが涙を流してるときは、私たちも涙を流すし、うれしいときは一緒にうれしいし、私たちはいつもそばにいるよ」っていう応援歌なんです。

──ミュージックビデオもすごいインパクトですよね。とにかく明るい安村さんがゲストで登場するドラマ仕立ての内容になっていますが、撮影はいかがでしたか？

石川　楽しかったよね。私たちは初めてのMV撮影で緊張してたんですけど、安村さんがすごく面白い方で、現場の空気を和ませてくれました。長い撮影なのに一切疲れた顔を見せないで、さすがプロの方だなって。

掛川　安村さんにプロ意識を学びました。

──では、このメンバーの中で、一番おじさんくさい人は誰ですか？

真城　えー！

──全員一斉に真城さんを指しました（笑）。

真城　さっき散々かわいいって言ってくれてたのに（笑）。

掛川　正直に言っとかないとねえ（笑）。

石川　例えば「これ誰の？」って言うと、「わいのやで」って返ってくるんです（笑）。

掛川　あと、腰が重いんです。

神木乃　いつも準備が終わるのが最後。

真城　私、トロいんですよね……。