工藤大輝インタビュー
あっという間でした!
──まずは初回を終えての感想をお願いします。
あっという間でした! KEYTALKさんとライブキッズあるある中の人さんとのトークが盛り上がって、純粋に面白かったです。困って話をひねり出す、みたいな感じも一切なくて。
──緊張感はありましたか?
それはありましたね。時間の調整が大変でした。タイムキープはまだ慣れていないので、そこは早めに慣れたいなと思います。
──オンエア中、スタッフさんとの時間調整のやりとりが何度かありましたね。
でもあれ、楽しいです。「この隙間をどうやって埋めてやろうか?」って思ったりしてました(笑)。
15段くらい階段を飛ばしたような気持ち
──新番組のオファーが来たときはどんな心境でしたか?
最初はコーナーの1つだと思ったんですよ。だから実感も何もなくて。僕は「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」をいつも聞いていた人間なので、そもそも「タマフル」が終わるんだっていう実感もないし……言ってみれば、今もまだ実感みたいなものは何もないんです、実は(笑)。
──まさか自分が、という感じ?
そうですね。僕自身もビックリしたんですけど、それよりも周りのスタッフさんですよ。皆さんかなり「タマフル」を聞いていたので「お前があの枠やるのかよ?」「は、はい……」みたいな(笑)。
──「タマフル」は業界の注目度も高い番組でしたよね。
そう。だからそれがプレッシャーですよね!(笑) 一般の方向けだけではないっていう……いや、もちろん自分の番組が始まるのは楽しみでしたけどね。もともと「ラジオのレギュラーをやりたい」という思いはずっと持っていたんです。だけど急に2時間の生放送をやるなんて、ですよね。収録を挟んでからのほうがよかったんじゃないかな?とは思います(笑)。もう、全部ひっくるめて一気に15段くらい階段を飛ばしたような気持ちです!
──放送の中でも、「(タマフルから)重めなバトンを受け取って……」というお話がありました。
そうですね。いや、さすがに荷が重いですよ!(笑) だって宇多丸さんは11年も番組を続けてこられたわけで。その番組枠を引き継ぐって、本当にすごいことだと思います。ただ、そのことにとらわれて考え過ぎてもよくないなと思ったので、自分は自分らしくやるということ。あとは、この番組をラジオを聞いたことがない若い人たちの“入口”にして、ラジオというメディアをもっと広めていけたらという使命があるので、そこへの思いを大切にしていきたいですね。
好きなものを「好きだ」って発信したい
──番組スタートに向けて、何か準備したことなどはありますか?
ゲストとしてラジオに呼ばれたときに、パーソナリティの方の動きを注意深く見るようになりましたね。間の切り方だったり「どうやってタイムを計ってるんだろう?」とか。そういうことを気にしていました。それはすごく勉強になったので、今後の参考にさせてもらえたらと思っています。
──人と話したり、番組を回したりということに得意意識みたいなものはあった?
得意だっていう自覚はないけれど、自分の好きなものを「好きだ」って発信したいタイプなんですよ、僕。アイドルにしてもアニメにしても「これめちゃくちゃイケてるから、ホントにみんなに知ってほしい!」っていう、自分はそういう思いが強い人間なんだと思います。それを発信する場所として、一番わかりやすいのがラジオなんじゃないかなって。今日実際にやってみて「やっぱり生で話したほうが思いが伝わりやすいな」とも感じましたね。
──なるほど。そうすると、週に2時間も“発信”の時間があるのはすごく贅沢と言いますか。
そうなんです。だから、盛りだくさんに発信していきたいですよね。
──ちなみに、工藤さんのこれまでのラジオとの関わりって、どんなものでしたか?
わりと聴いていたほうだと思います。聞き始めたのは中学生くらいで、松浦亜弥さんの番組を毎週MDに録音していましたね。MDなんて、若い子はもう知らないと思いますけど(笑)。なので、録っていたMDは実家にまだありますよ。
──メッセージを送ったりは?
送ってましたよ! でも1回も採用はされなかったです(笑)。当時、すごく人気の番組だったと思うんですよね。あと思い出深いのは、「SCHOOL OF LOCK!」内の「Perfume LOCKS!」。Perfumeさん、新曲を“宇宙初オンエア”するときはいつもこの番組だったんですよ。なので毎回楽しみにしていましたね。「新曲は絶対SOLで来る!」と思ってたんで、欠かさずに録音予約をしていました。
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演者側じゃないとわからないようなことを掘り下げたい
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工藤大輝(Da-iCE)がパーソナリティを務めるレギュラー番組。ティーン層を中心とした若いリスナーの生の声を街頭や番組へのメッセージを通じて取材し、彼らの「等身大の今」の姿を共有する。さらにアイドルやミュージシャンをゲストに招いての音楽トークも展開し、新たな音楽の楽しみ方を提唱していく。
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- 工藤大輝(クドウタイキ)
- 1987年6月28日生まれ、北海道出身。Da-iCEのパフォーマーで、グループのリーダー。作詞作曲も手掛け、Da-iCEやその他アーティストへの提供も行っている。音楽、カルチャーファッションに高感度でアイドルやアニメにも造詣が深い。2018年4月にパーソナリティを務めるラジオ番組「TALK ABOUT」がTBSラジオでスタートした。