NATURE|多国籍K-POPガールズグループの新星・日本へ!“ハイテンションな私たち”を映し出すデビューシングル

耳の早いK-POPファンから注目されているガールズグループ・NATUREが、2月12日にシングル「I'm So Pretty -Japanese Ver.-」で日本デビューを果たす。メンバーはソヒ、セボム、ルー、チェビン、ユチェ、サンシャイン、ロハという韓国人メンバーに、日本人のハル、中国人のオーロラを加えた9人組。日本人メンバーを含む9人組という編成はTWICEを彷彿とさせるが、高身長のメンバーが多いという意味では少女時代のようでもある。

「I'm So Pretty」のオリジナル版ミュージックビデオはすでに1000万回以上、カップリング曲の「OOPSIE(My Bad)」オリジナル版MVは900万回以上再生されている(2020年1月時点)。どちらの楽曲も強気な女の子の気持ちが歌われているが、実際のNATUREはどんなキャラクターなのか? 音楽ナタリーでは、中国での番組企画のために今作は不参加となっている中国人メンバーのオーロラを除く8名にインタビューを実施した。

取材・文 / 宮崎敬太 撮影 / 映美

今の私たちの等身大を描いた曲

セボムルー

──日本デビューシングル曲である「I'm So Pretty」と「OOPSIE(My Bad)」はどちらも強気な女の子の気持ちを歌った曲ですね。

セボム そうですね。「I'm So Pretty」はおしゃれを覚えたばかりの女の子の気持ちを歌っているんです。だから傲慢な感じじゃなくて、テンションが上がっている感じかな。

ソヒ 「OOPSIE(My Bad)」は「I'm So Pretty」のテーマをアップグレードした感じ。ちょっと調子に乗っている(笑)。サビの「Oopsie my bad」は「私、かわいすぎてごめんね」みたいなニュアンスです。若い女の子が自分に自信を持てて、調子がいい瞬間を表現したかったんです。

──なるほど。実際皆さん、すごく若いですもんね。

ロハ あははは(笑)。私とユチェ、サンシャインは17歳ですからね。最年長のソヒオンニ(姉さん)でも24歳だし。

ルー どちらの曲もNATUREというグループが成長していく過程を描いているんです。2018年に韓国で発表した「기분 좋아(Girls and Flowers)」と「썸&러브(SOME&LOVE)」が何も知らないかわいらしい少女の曲なので、そこから少し成長した感じ。

ハル 「I'm So Pretty」と「OOPSIE(My Bad)」は今の私たちの等身大を描いた曲なので、日本デビュー曲にぴったりだと思います。でも一応言っておくと、私たち自身は「私、めっちゃかわいいでしょ?」みたいなキャラじゃないですよ(笑)。

“退勤バイブス”

──ユチェさん、サンシャインさん、ロハさんは日本だとまだ高校生の年齢です。10代で芸能活動をするというのはどんな気持ちなのでしょうか?

ロハユチェ

ロハ デビューするために高校は中退しました。というか、私はいわゆる学生生活をほとんど送ったことがないんです。5歳くらいのときからレッスンを受けたり、いろんなオーディションに参加したりしていたので。だからこうして今アイドルとして活動できているのは夢が叶っている状態なので、すごく幸せでもあります。だけど普通の学生生活をうらやましく思う気持ちはどこかにありますね。

ユチェ 私もロハとまったく一緒。私は中学生のときに今の事務所の練習生になったので、学校の記憶はほとんどないです。

サンシャイン 10代で夢を実現できているから、そこは本当にいい面だと思うけど、同時にめちゃくちゃ大変だったというのも事実ですね。夢の実現にはいろんな苦労があるってことを、身をもって知りました。17歳にして(笑)。

──ちなみに、皆さんは今も常に練習漬けなんですか?

ロハ いえ、私たちには練習の“マックス時間”があるんです。長く練習すればいいとも思わないし。決まった時間に集中して練習して、スパッと終わる。やるときにやって、食べるときに食べて、寝るときに寝る!って感じ。それがNATUREのスタイルです。

ソヒ 練習中は超スパルタだけどね(笑)。

ハル 心が折れそうになるくらい大変だけど、退勤時間が決まっているから終わりが見えてくると「もうすぐ終わるからみんなでがんばろう!」って声をかけあっていますね。その気合いを私たちは“退勤バイブス”って呼んでいます(笑)。