音楽ナタリー Power Push - バンダイ新アパレルブランド「Musikleidung」特集
チームしゃちほこ 「VICTORY YEAR」の思い出が詰まったコラボTシャツ
angela&アイドル事変との初対面
──このたびMusikleidungとチームしゃちほこのコラボTシャツが発売されるということで、メンバーの皆さんに集まっていただきました。東京タワー内のClub333で行われるイベントでは、アイドル事変、PassCode、angelaとのトークショーがありますね。
坂本遥奈 はい! 東京タワーでイベントをやるってすごいよね。
秋本帆華 そうだよね! 私はangelaさんとご一緒させていただくんですけど、とても楽しみです。もともと好きだったマンガ「ブラッククローバー」のアニメが「ジャンプスペシャルアニメフェスタ」で上映されたときのテーマ曲がangelaさんだったので、そこで興味を持ちました。
──当日はどんなことを話してみたいですか?
秋本 アニメが大好きなので、いろんなアニソンを歌ってるangelaさんとアニソンについて話したいです。
咲良菜緒 私と柚姫がトークショーでご一緒させていただくのはアイドル事変さんだね。
大黒柚姫 うん。私はアイドル活動をテーマにしたアニメが好きで、特にアイドル事変の久保ユリカさんはμ'sで知って気になっていたんです。
──大黒さんにとってアイドル活動を描いたアニメの魅力はなんですか?
大黒 アニメの中のアイドルさんたちは、歌を自分で作ったり、踊りを自分で考えたりだとか、自分たちで作るっていうことをやっていて。がんばっている子たちを応援したいっていう気持ちで観てますね。アイドル事変さんとお会いできるのが楽しみです。
PassCodeさんはみんな菜緒?
伊藤千由李 ハル(坂本)とちゆはPassCodeさんと一緒にトークショーに出演します。お名前は聞いたことあったんですけど、ライブは観たことなくて。
坂本 MV観ました! すごい激しいよね(笑)。
伊藤 アイドルさんだと思ってたから、そのつもりで観てたら……シャウト?
坂本 「わー!!」ってね!
伊藤 (咲良)菜緒はロックとかメタルが好きだから、その影響もあってチームしゃちほこの曲の中にもヘドバンとかデスボイスが入ってて。でもPassCodeさんの曲にはそういう要素がメインですよね! しかもデスボイス担当の今田夢菜ちゃんが、ちゆなちゃんっていうあだ名で。私ちゆりだからなんか親近感! 会えるのが楽しみです。
大黒 メタル要素はいつも菜緒から感じることが多いよね。PassCodeさんはみんな菜緒みたいな感じなのかな?
咲良 ふふふ(笑) 。
秋本 菜緒が入ってもいけるかもね(笑)。
アゲアゲだった幕張2DAYS
──今回MusikleidungとコラボしたTシャツには、チームしゃちほこが2016年から「VICTORY YEAR Road to 笠寺」と銘打って開催しているツアーのライブ写真が使用されています。5人それぞれ、異なるライブ会場の写真なんですよね。
坂本 はい! 私は幕張イベントホール1日目の写真です(2016年5月開催)。2016年から「VICTORY YEAR」として大きい会場を回ってきたけど、その初日ということで。いろいろどうなるかわかんなかったけど、「とりあえずこの初日が大事だ」っていう気持ちでやってましたね。大きい会場だったけどしゃちのカラーが出るように、アゲて、吠えて、飛んでって感じでした。
秋本 2015年にも同時期に幕張イベントホール公演をやっていたから比べやすかったんですけど、お客さんがみんな「去年より全然よかった」って言ってくれて。1発目から「成功したな」って思いました。
伊藤 2015年は「幕張HOLLYWOOD」っていうテーマで構成作家さんもいて、見せるライブって感じだったもんね。プロジェクトマッピングとかもやったし。2016年の幕張公演はソロ曲をやったりデュエット曲をやったり、初披露の曲もあって、ライブ!って感じだったね。
──咲良さんの写真はその幕張イベントホール公演の2日目ですね。
咲良 初日はひさびさの幕張だったし緊張してたんですけど、2日目は1日目よりも会場に慣れてきて。なんか「楽しかったー!」って感じが強いかもしれない。
坂本 1日目とセットリストも変わったけど、どっちもアゲアゲだったね。しゃちってアゲ曲多いんだなって思った。
2016年で一番ガムシャラ感があった日本武道館公演
──秋本さんの写真は8月に行われた東京・日本武道館公演のものですね。
秋本 はい! 360°のステージで、スクリーンがぶわーって設置されて、初めての感じ。「武道館をあんなにぜいたくに使っていいのか!」って思いました。
──360°のステージだと、普段とはまたパフォーマンスする感覚が変わりそうですね。
秋本 全然違います! 最初はまだ冷静さを保っているんですよ。でも途中からはどこがどこなのか、立ち位置がわからなくなってきちゃって。武道館はたぶん2016年で一番ガムシャラ感のあるライブだったと思います。
咲良 大変だったよね。
大黒 曲によってフォーメーションも全部変わるもんね。
──立ち位置がわからなくなってしまう問題は、どのように解消したんですか?
大黒 解消しないまま終わりました(笑)。
秋本 わかんないままだったね(笑)。レッスンを360°フォーメーションでやっていても、やっぱり武道館は丸いからわからなくなるんですよ!
大黒 「自分の周り詰まってるな」って思ったら空いてるところに行く、みたいな。勝手に自分の中で「このお客さんが正面」って決めてパフォーマンスしてました。
5人それぞれがプロデュースしたライブハウスツアー
──大黒さんの写真はライブハウスツアー(2016年9月から10月にかけて行われた「LIVE HOUSE TOUR 2016 ~紅葉しに行こうYO!行脚だぎゃぁ~」)のときのものですね。
大黒 ライブハウスツアーはメンバーそれぞれが各公演のセットリストや構成を考えたツアーで。いつもはスタッフさんが考えた構成とかセットリストなんですけど、メンバーが作ると全然違うライブになりました。
秋本 みんなのらしさがすごい出てたよね。例えばハルはダンス担当みたいな感じだから、選曲もダンスミュージックが多めだったね。
坂本 一点に集中して4、5曲ぐらいドンって入れました。帆華は“コースメニュー”をテーマにして曲を選んでたね。
秋本 私がセットリストを考えた日がしゃちほこの結成記念日で、おめでたいからコースメニューにしようと思って。「しゃきしゃき」って歌詞が入ってる「Shanga Lang」はサラダ、メインディッシュはめっちゃ盛り上がる曲、とか。
大黒 メインディッシュが2曲あってキツかった。帆華の考えたセトリが一番大変だった!(笑) でもきっとお客さんも楽しめるセトリだったよね。
伊藤 柚姫はさ、“大黒柚姫ブロック”っていうのがあったよね。
大黒 もともとパートがあんまりないから、私が歌い出しの曲があると「よかったね」「柚姫曲だね」って言われるんですよ(笑)。そういう曲だけを集めたブロックを作って。
秋本 柚姫のソロ曲をみんなで歌ったりして楽しかったよね。
坂本 ちゆのテーマはトレーニングだったっけ?
伊藤 そう! しゃちほこのレッスンメニューみたいな。最初は“声出し”で、お客さんも声を出す曲をいっぱい入れて、次にちょっとレア曲を“練習”として入れて。最後は“体力作り”としてめっちゃ盛り上がる曲にした。
咲良 めっちゃバランスがよかったイメージがある。
大黒 うん、メンバーの体力的にちょうどよかった(笑)。
秋本 菜緒は大阪だったから、茶番から始まったよね。
咲良 どんな感じだったっけ? 私ほんっとに覚えてないんだよね……(笑)。
大黒 え! めっちゃ覚えてる。最初出囃子の代わりに「テレレレッテレ」って吉本新喜劇のテーマがかかって。それで「どうもー!」って登場した。「天才バカボン」をやったんですけど、ハルが欠席だったから背中にハルの顔が大きくプリントされた緑のTシャツをみんなで着て、1列になるときに一斉にハルの顔が並ぶっていう(笑)。
ガイシホール公演で見えるもの
──伊藤さんのお写真は、11月に行われた神奈川・横浜アリーナ公演ですね。
伊藤 今までのワンマンライブだったらソロ曲とかユニット曲を挟んだんですけど、横アリはしゃちほこの曲だけをやったのが印象的でした。あとしゃちほこ史上最大規模の会場だったんですけど、お客さんの近くまで会いに行くみたいな感じで、会場をひたすら走って。ハイタッチとか全然できちゃう距離まで行って楽しかった。
秋本 ていうか、このTシャツにプリントされてる写真だけで1時間は話せるよね。
伊藤 うん。全然しゃべり足りない!
秋本 お客さんがこのTシャツをきっかけにいろいろ語り合ってくれたらいいなあ。
──「VICTORY YEAR Road to 笠寺」も、残すは結成から目標として掲げている3月の日本ガイシホール公演のみとなりました。今の心境はいかがですか?
咲良 うーん、なんかまだやりたくないよね。
秋本 うん……夢が叶っちゃうと思うとね。
伊藤 あと1年後でいいかな(笑)。
坂本 でももう用意されてるからやるしかないね!
大黒 不安だし、ガイシが叶っちゃうとその次の夢はなんなんだろうって。ガイシホールが発表されたとき、しゃちほこ解散疑惑出たもんね(笑)。
秋本 お客さんみんな心配してたよね(笑)。でも、ガイシをやったら今後の新しい目標が何か見えるのかもね。
坂本 うん。やってみて見えたものを信じよう!
- ニューアルバム「おわりとはじまり」2017年2月22日発売 / unBORDE / Warner Music Japan
- 初回限定盤A [CD+Blu-ray] / 4860円 / WPZL-31264~5
- 初回限定盤B [CD2枚組] / 3780円 / WPCL-12511~2
- 通常盤 [CD] / 3240円 / WPCL-12510
CD収録曲
- プロフェッショナル思春期[作詞:小川貴史 / 作曲:浅野尚志、SAKRA / 編曲:シライシ紗トリ]
- START[作詞・作曲:田邊駿一 / 編曲:BLUE ENCOUNT]
- 完全満足NGY[作詞・作曲・編曲:浅野尚志]
- シャンプーハット(おわりとはじまり ver.)[作詞・作曲:川谷絵音 / 編曲:CMJK]
- ロードムービー[作詞・作曲・編曲:浅野尚志]
- Chérie!v[作詞・作曲:SAKRA / 編曲:CMJK]
- 天才バカボン(おわりとはじまり ver.)[作詞:東京ムービー企画部 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:CMJK]
- Kissy-麺[作詞・作曲・編曲:大内正徳]
- 夢でもいいの[作詞・作曲:SAKRA / 編曲:CMJK]
- ワタシノユウキ[作詞:MICRO / 作曲:藤本和則、MICRO / 編曲:藤本和則]
- パレードは夜空を翔ける[作詞:youth case、小川貴史 / 作曲:youth case / 編曲:youth case、北川暁]
- ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL[作詞・作曲・編曲:浅野尚志]
- なくしもの[作詞・作曲:高橋優 / 編曲:池窪浩一、高橋優]
初回限定盤A Blu-ray収録内容
- ROAD to 笠寺 ~4年間の軌跡と5年目の奇跡~<完全版>
初回限定盤B CD収録曲
- おっとりガールの憂鬱
- ベイビーミソカツ
- ら・ら・ら・アイドル
- 泣いてなんかいないよ
- 小さな夜のうた
- 翼を授けてグローリア
- レディオにおねがい
- 秘密のセレナーデ
チームしゃちほこ
スターダストプロモーション芸能3部に所属する愛知県出身の秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈、伊藤千由李の5人からなるアイドルグループ。2012年4月名古屋城にて“路上デビュー”ライブを行い、2012年10月にはワーナーミュージック・ジャパンよりシングル「ザ・スターダストボウリング」を発表し“名古屋メジャーデビュー”を果たす。2013年6月には“日本先行メジャーデビュー”シングル「首都移転計画」を発表。同年12月には愛知・愛知県体育館にてワンマンライブ「愛の地球祭り2013」を行い、2014年8月に初の東京・日本武道館ワンマン、1stアルバム「ひまつぶし」をリリースと、人気を全国区に広げる。2015年は5月に初の単独アリーナ2DAYSとなる千葉・幕張メッセ公演「幕張HOLLYWOOD」、8月に愛知・ラグーナテンボス ラグーナビーチにて過去最大の野外単独公演「しゃちサマ2015」を大成功に収めた。活動5年目に突入した2016年4月からの1年間を「VICTORY YEAR」とし、“路上デビュー記念日”である4月9日にシングル「Chérie!」を発表。8月にシングル「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」をリリースした。また5月の千葉・幕張イベントホールでの2DAYSライブを皮切りに計5万人を動員予定のライブ「5年目5公演5万人」を各地で開催し、ファイナル公演として2017年3月に以前より目標に掲げていた愛知・日本ガイシホールにて単独公演を行う。
- チームしゃちほこ「5年目5公演5万人」(※終了分は割愛)
- 2017年3月21日(火)愛知県 日本ガイシホール
- ALBUMツアー2017
- 2017年4月7日(金)愛知県 Zepp Nagoya
- 2017年4月15日(土)沖縄県 ナムラホール
- 2017年4月30日(日)石川県 金沢EIGHT HALL
- 2017年5月4日(木・祝)福岡県 DRUM LOGOS
- 2017年5月5日(金・祝)広島県 広島CLUB QUATTRO
- 2017年5月7日(日)愛媛県 WStudioRED
- 2017年5月13日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
- 2017年5月14日(日)新潟県 新潟LOTS
- 2017年5月28日(日)北海道 札幌PENNY LANE24
- 2017年6月10日(土)宮城県 Rensa
- 2017年6月18日(日)大阪府 Zepp Namba
- 2017年7月1日(土)東京都 新木場STUDIO COAST
- 2017年7月23日(日)愛知県 Zepp Nagoya