ももいろクローバーZ|ももクロ×セーラー5戦士が夢の共演 4人の成長にリンクする曲とストーリー

「セーラームーン」に触れない世代はない

──今日はスーパーセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃さんからももクロへの質問をいくつか預かっていますので、ここからはその質問に答えてもらおうと思います。

ももクロ えー!

百田 うれしい!

──まず、こういう質問が届いています。

ももクロちゃんたちは月野うさぎのどんなところが好き?

佐々木 好きなところはいっぱいあって、小さい頃はうらやましく思ってましたね。うさぎちゃんが「やる!」と言ったら周りも「仕方ないな」と思いつつ付いていくじゃないですか。みんなの気持ちを集める力を持っているし、あんなカッコいい彼氏がいるし、「ずるい!」って(笑)。女の子も男の子も、誰が見ても納得のヒロインだと思います。

百田夏菜子

百田 あんなにツインテールが似合う子もほかにいないですよね。アイドルとしてはツインテールは身近な存在で、私はそうでもないんですけど(笑)、髪型だけでアイドルらしさが出るじゃないですか。でも頭身のバランスや髪の長さを含め、うさぎちゃんに勝てる人はいないと思います。今回の映画を観たときも「やっぱりかわいいな」と思いましたし、今も憧れちゃう存在ですね。

高城 子供のときはヒロインというかヒーローみたいな存在で、何か困ったらうさぎちゃんが助けてくれるという、絶対的な信頼感を抱いてました。

玉井 私も小さい頃にアニメを観ていたんですが、幼稚園のときに将来の夢として「セーラームーンになりたい」と書いてたんですよ。小さい子からそういう憧れを抱かれる存在でありながら、大人のファンも多いのがすごいですよね。世界中に「セーラームーン」のファンがたくさんいて。実はつい最近、イタリアの方としゃべる機会がありまして……。

百田 どんな機会よ(笑)。

玉井 (笑)。その女性の方がイタリアでも「セーラームーン」は大人気で、自分も大好きだとおっしゃっていて、うさぎちゃんが世界をつなぐ架け橋になってくれているんだなと感じました。「セーラームーン」を通して私たちのことを知ってくれている人もいるし、新たな出会いをくれる存在でもあって。特に小さい頃は作品を観ていて学ぶことが多くて、「メイクアップ」という言葉を覚えたのは「セーラームーン」の変身シーンがきっかけだったと思います。今回映画を観て、大人になって惚れ直すような存在だと思いましたし、強さやかわいらしさ、どこを見ても完璧で、永遠のアイドルだと感じました。

百田 ちょっと抜けてるところがあるのもいいよね。

玉井 ギャップがすごいよね。普段のうさぎちゃんは泣き虫でドジっ子で、世界を守るような子には見えないのに、セーラームーンに変身したときの頼もしさったらなくて。セーラー戦士全員そうなんですけど、特にうさぎちゃんのギャップには毎回驚かされます。

──小さい頃に「セーラームーン」を観ていたとのことですが、4人はリアルタイムでアニメ放送を観ていた世代ではないですよね。

高城れに

高城 私はギリギリ、リアルタイムで観てました。

玉井 私は再放送世代ですね。「セーラームーン」を観るために早起きしていた記憶があります。

百田 小学生の頃インフルエンザになってしまったときに、お母さんが「一緒に観よう」ってビデオを全巻借りてきてくれて、1週間ずっと「セーラームーン」を観ていた記憶があります。

佐々木 私は正直、小さい頃にアニメは観てないんです。観てたかもしれないけど、覚えてないくらい小さくて。それでも「セーラームーン」のことは知っていて、メモ帳や塗り絵は持ってましたね。小学生のときに「そういえばちゃんと観たり読んだりしたことないな」と思ってマンガを読みました。漠然とみんなが憧れる存在なんだと思います。

──リアルタイムでない世代も含め、あらゆる年代の人々に愛される作品だと。

百田 それぞれタイミングは違うんですけど、どこかで通ってるんですよね。

高城 「セーラームーン」にまったく触れない世代がないんだと思います。いつも何かしらコラボしていたり、グッズが売られていたり。これだけ長くいろんな人に愛されてるのはすごいと思います。

玉井 今回、連載終了から月日を経てマンガのお話が映画化されたわけですが、今の時代に合ったメッセージが込められているんですよね。昔と今とでは「セーラームーン」から学べることが違って、ホントにどの世代でも楽しめると思います。

高城 アイドルを見るように推しのキャラクターが人それぞれじゃないですか。それをわいわい話すのも楽しみの1つですよね。

ももいろクローバーZ

4人の推しセーラー戦士は

──今の高城さんの発言に関連する話題なのですが、三石さんからの2つ目の質問がこちらになります。

「セーラームーン」のキャラクター、誰推しですか?それはどんなところに惹かれてですか? 私に遠慮なく教えてください。

高城 私はセーラーマーズの(火野)レイちゃんですね。小さい頃からブレずに推しています。ミステリアスな感じにどんどん引き込まれていくというか、うさぎちゃんとはまた違ったギャップ萌えがあるキャラクターだと思います。

佐々木彩夏

佐々木 私はセーラーヴィーナスの愛野美奈子ちゃんです。小さい頃からモーニング娘。さんとかアイドルさんが大好きだったんですけど、セーラー5戦士の中でアイドルと言えばヴィーナスじゃないですか。愛野という名字からしてアイドル性があって、私は佐々木という普通の名字なので嫉妬していました(笑)。小さい頃、同じようにハーフアップにしてリボンも付けていたんですよ。ママに「ヴィーナスみたいにしてー」ってお願いして。でも、センターであるセーラームーンにも憧れる気持ちがあって、セーラーヴィーナスになりたい気持ちの間で悩んでました(笑)。

玉井 私は時期によって推しが変わるんですよ。基本的にはレイちゃんが好きなんですけど、強い女の子になりたくてセーラージュピターの木野まことちゃんに憧れた時期もあって。ホントに決められなくて、ヴィーナスが大好きだったときもありました。好きなキャラクターはだいたいその3人なんですけど、なりたいと心から憧れたのはうさぎちゃんかもしれないですね。

佐々木 だよねー。

玉井詩織

玉井 でも、今回の映画を観て、今改めて推しを決めるとしたらスーパーセーラーマーキュリーの(水野)亜美ちゃんだなと思いました。亜美ちゃんは落ち着いてるし、メインキャラクターの1人ながら1歩引いている感じがあるじゃないですか。子供のときはほかの目立つキャラクターに目がいって亜美ちゃんの魅力に気付けていなかったんですけど、大人になったら「頭がよくて美しくて優しくて、完璧じゃん!」と思えるようになりました。

高城 嫁にしたいよねー。

佐々木 私は小さい頃、亜美ちゃんに憧れてショートカットにしたいと思ったこともありました。

百田 アニメの回によって心が揺れて、推しが変わりそうになるよね。

玉井 あと、ファミコンのゲームだとレイちゃんがめっちゃ強いんですよ! だから私は決まってレイちゃんを使ってました。

──(笑)。百田さんの推しのセーラー戦士は誰ですか?

百田 私は亜美ちゃんです!

佐々木 小さい頃から亜美ちゃんだった?

百田 小さい頃はヴィーナスだった! 今は亜美ちゃんのIQ300というところに……。

玉井佐々木高城 あはははは!(笑)

百田 もし自分がそんなだったら人生どうなってたんだろうなって。私が一番手に入れたい能力です(笑)。憧れますね。