ナタリー PowerPush - indigo7
謎のパフォーマーを擁する 個性派バンドついにデビュー
メンバー個別インタビュー
キタダイユウジ(Vo, G)
──影響を受けた音楽、自分で音楽を始めたきっかけは?
元々、UKロックとかを聴くのは好きだったんです。ギターを始めた高校2年の頃、エルトン・ジョンとビリー・ジョエルがピアノを向かい合わせにして演奏するライブを東京ドームに観にいったのは大きな転機になりましたね。そのときの演奏に感銘を受けて、自分も音楽の道で生きていたいって決めたんです。
──indigo7を結成する以前の活動について聞かせてください。
いくつかバンド組んだりしつつ、モデルの友達に頼まれてファッションショーの音楽を作ったりしてました。ユニークなシチュエーションの音を頼まれることも多くて、トライバル系のアッパーなハウスからアンビエントなものまで、幅広く作りましたね。
──そうした経験がindigo7の活動に活かされていますか?
かなり活かされてます。自分もいろんな音楽が好きだし、indigo7でも枠を決めずに音楽を作っていきたいんです。まだライブではやってないですけど、indigo7にもアッパーなダンスチューンがあるんです。そうした面も、これからちょっとずつ出せればないいなと思ってます。
KENT(Vo, Per, Syn)
──影響を受けた音楽、自分で音楽を始めたきっかけは?
学生時代、SKID ROWやMETALLICAが好きだったんです。そこからいきなり、マイケル・ジャクソンやJAMIROQUAIに夢中になったりして。僕は音楽だけじゃなく、ファッションや奇抜な動きも好きなんですよ。なので、その頃からいろんなライブDVDを観まくってました。それはパフォーマーとしての今に活きてますね。
──indigo7を結成する以前の活動について聞かせてください。
バンドでボーカルをやってたこともあるんですが、僕には向いてないと気づきましたね(笑)。それを知ってるから、キタダイは僕をパフォーマーとして誘ってくれたんだと思います。彼に言われた言葉を今も覚えてますね。「大丈夫だよ。KENTは得意なことしかしないんだから」って。要は"歌わなくても好きにパフォーマンスすればいい"ってことで、それを聞いて開き直れたし、その言葉を胸に今もがんばってます(笑)。あと、バンドのほかにWEBのコンサルティングの仕事もしてるんです。以前は2年ほどベンチャー企業にも就職していて、今は独立してやってますけど。
──そうした経験がindigo7の活動に活かされていますか?
はい。真面目にスーツ着てコンサルティングの講師をやってたこともあって。それが今のステージでのMCにも活きてます(笑)。
宮路ヤスアキ(G)
──影響を受けた音楽、自分で音楽を始めたきっかけは?
ハードロックやメタルが好きで、SKID ROWやGUNS N' ROSESなんかの影響で高校からギターを始めたんです。ただ音楽に雑食なもので、THE CARDIGANSなどのスウェディッシュポップや渋谷系の音楽も大好きですけど(笑)。
──indigo7を結成する以前の活動について聞かせてください。
indigo7の前には、3つくらいロックバンドをやってました。フリーの仕事では、アイドルソングやゲーム音楽を手がけたこともあります。そうした経験や現場の数をこなしていくことで少しずつミュージシャンとしての自信をつけていきましたね。
──そうした経験がindigo7の活動に活かされていますか?
キタダイが作るいろんなタイプの楽曲に素早く対応できるのは、幅広い仕事をやってきたおかげだと思ってます。
庄司大輔(B)
──影響を受けた音楽、自分で音楽を始めたきっかけは?
元々は特に音楽に興味があったわけじゃなく、高校生くらいになって、GLAYやL'Arc-en-Cielなどを聴いて初めてバンドってものの存在を知ったんです(笑)。ベースを始めたのは友達のバンドに誘われてから。最初は全然面白くなかったんですが、2~3年経ってから急にベースの生み出すグルーヴ感がわかって好きになりましたね。
──indigo7を結成する以前の活動について聞かせてください。
ピアノトリオのmokaっていうバンドでベースを弾いてたんですが、その頃千葉のお祭りで演奏したことがきっかけで、廃線になるかもしれない「いすみ鉄道」の存在を知ったんです。その鉄道を応援したくて「黄色い列車」って曲を作って、売り上げの一部を寄付しました。結果的にいすみ鉄道は廃線にはならずに済んで、その曲が千葉の大多喜高校の吹奏楽部で今も演奏されてるそうです。すごくうれしいですね。
──そうした経験がindigo7の活動に活かされていますか?
ギターバンドやピアノトリオなど、いろんなバンドで弾いていたことは、自分の糧になってるし、indigo7にも活かされてると思います。
朝倉琢也(Dr)
──影響を受けた音楽、自分で音楽を始めたきっかけは?
ドラムをやってる友達に楽しいよって言われて、始めたらのめり込んじゃったんです。影響を受けたのは、LUNA SEAの真矢さん。カリスマ性のあるドラムに憧れましたね。そこから洋楽やフュージョンを聴いて、TOTOのジェフ・ポーカロ、フィル・コリンズのドラムが好きになりました。
──indigo7を結成する以前の活動について聞かせてください。
僕はバンド自体は全然やってないんです。元々、職人気質のスタジオミュージシャンとしてやっていきたかったから。中村中さんのバックで「NHK紅白歌合戦」に出演したこともありますし、「a-nation」には2006年から2008年まで参加してました。味の素スタジアムで5万人の観客を前に叩いたり、サポートではかなり大きな仕事をさせてもらいましたね。
──そうした経験がindigo7の活動に活かされていますか?
サポートの仕事って、フロントのボーカルやギターをいかに輝かせるかがキーになってくる。indigo7でもキタダイの歌を引き立たせるドラムを叩きたいですね。これまでのいろんな経験で培ってきたものがindigo7では活かせてると思います。
indigo7(いんでぃごせぶん)
キタダイユウジ(Vo, G)、KENT(Vo, Per, Syn)、宮路ヤスアキ(G)、庄司大輔(B)、朝倉琢也(Dr)からなる5人組ロックバンド。バンド名の由来は、虹の7つ目の色がインディゴ(藍色)であることから。UKロックとJ-POPを融合させた独自のサウンドとキャッチーなメロディが特徴。2011年8月に1stシングル「on your way」をリリース。