アユニ・DからExWHYZへ贈る言葉
──今回はせっかくなので、アユニさんから見たExWHYZメンバーの印象を考えてきてもらいました。
アユニ はい。本当に独断と偏見で。じゃあ1人ずつ。nowちゃんは家ではしゃぐけど、外ではおりこうな末っ子って感じでかわいい。真面目で礼儀正しい。甘えん坊気質だったので、一番年下なのかと思ってました。脚、長すぎ。ドリちゃん好き。魅力が宇宙規模。こんなに面白い人いる?ってくらい面白い。顔がよすぎる。あと世界で一番ツインテールが似合う女。
midoriko うれしい(笑)。
アユニ mahoさんはこの中では一番利口で知的。誰も気付かないところに気付いてくださる。気遣いのできる方なので、助かる。mahoさんの笑顔は、私にとってつらいときの精神安定剤。yu-kiさんは明るい。圧倒的美人なのに抜けてるところが愛おしい。能天気なので見ていて元気が出ます。太陽みたいな人なのに、雨女らしい。mikinaさんは無邪気なイケメン。あと体育座りしたときの小ささ。キャリーケースに入る、びっくり仰天人間かと思った。年齢関係なく別け隔てなく、優しく接してくださるので、温かい。
──メンバーの皆さんうなずいてますね。最後にmayuさんへの言葉をお願いします。
アユニ mayuちゃんは考えることを放棄しない人。よくも悪くも常に何かに包み込まれて、常に何かを包み込んでいるので、もがきながらもちゃんと自分の正しさを大事にして、信じて生きている感じがする。mayuちゃんと話していると、自分と話してるみたいってけっこう思うので、似てるかもしれん。一番「同い年」って感じ。プライベートで旅行行きたい。
mayu いやーうれしいですね! 人のことをちゃんと見てくれてるんだなって思いました。「当たってる」というとなんか占いみたいだけど(笑)。
アユニ 好きなんですよ、私は。人が好きなんです。
私たちと打ち上げしますか?
──メンバーからアユニさんに聞きたいことがあればぜひ質問を。
mayu いっぱい聞きたいことあるんですよ!
アユニ 基本、答えないんですけどね。
mikina そこをなんとかお願いします! アユニさんが思う「ExWHYZのここをもっと出したらいいな」と思うところは?
アユニ ExWHYZはやっぱりWACKの中でもダントツでスタイリッシュ。パフォーマンス、音楽性を含めて群を抜いてると思っている中、WACKらしからぬ“異物感”みたいなのがあふれ出ていたらいいというか(笑)。SNSでメンバーが仲良しな部分が出てるのもその1つですけど、わざとおかしな人になる必要はない。みんなに合わせすぎず、個々の好きなものとかやりたいこととか、mikinaさんだったらドラムとか猫とか、自分の好きなところでパーソナルな部分をもっと出したら、グループの一員として人間性で惹かれるポイント、気付かれるタイミングが多くなるんじゃないかなと思いました。
midoriko BiSHさんとExWHYZで「ここが本当に違うな」と思うところはありますか?
アユニ 個人的な意見ですけど、BiSHは同じ教室にいたら絶対に仲よくならない6人なんですよ。全員が違うグループのそれぞれ端っこにいるみたいな。で、私から見たExWHYZは、学校で一番かわいい女の子。“女バスのイケてる子たち”っていうイメージ。
mayu アユちゃんはPEDROで武道館に立ちましたよね。私たちも武道館ライブを控えてるんですけど、心構えと言いますか、当時どんな気持ちだったかとか話せることはありますか?
アユニ 各々で「武道館を埋められるかな、お客さん来るかな」とか思いながらも、ジャイアントキリング的なことをやってやろうという気持ちがあるだろうし、だからこそプレッシャーや不安があるのもすごく伝わってくる。大きいステージを用意してくださっている大人の方々がいるからこそというのはもちろんだけど、その環境の中で、それぞれが持ってる熱量の輪郭差をどうはっきりさせるか、どう輪郭を整えるのかも大事じゃないかなって。きっとグループ内での不安って、正解がわからないこともたくさんあると思う。でも、やっぱりExWHYZと言えば、楽曲がものすごくカッコいいじゃないですか。鬼才のトラックメイカーの方々が作ってる曲があるというのは、自信を持たざるを得ない部分、自信を持つべき部分だと思います。そういう強みを持っていることを自覚するというか。
──PEDROでの武道館ライブの経験も踏まえると、ほかにどんなことが言えそうでしょう?
アユニ 田渕ひさ子さんもPEDROチームの方々もいたけど、PEDRO自体は一応私のソロプロジェクトということだったから、自分だけで抱え込んでしまうような1人の負担がどうしても多かった気がして。その分、周りにもたくさん迷惑をかけてしまったし、たくさん救われてきたけど、自分の肩の荷がとても重かった。今思うと、必要以上に思いを抱え込みすぎてたのが武道館に立ったときの反省です。ExWHYZは6人いて、今はお互いを信頼し尽くしているような関係性だと思うので、1人で抱え込まず、重荷は6人で分け合って、しっかり担ぐ。あと自分にはもうこれしか言えないんですけど、「練習するのみ」というか。不安を忘れちゃうくらい練習して、やるしかないと思います。ただ、考えれば考えるほどわからなくなるだろうし、想像しても想像した通りに武道館のステージには立てないだろうし、実際に立ってみないとわからないと思うので、本当に楽しんで、必死に練習をがんばるしかないと思います。
now 私たちと過ごしてきて、一番印象的だったことはなんですか?
アユニ えー! なんだろう? mikinaさんがちっちゃすぎたこと!(笑) それと、ミュージックビデオの撮影にはワクワクした気分で挑めたのですごく楽しかったですね。これまでほかのグループの人たちと関わることを勝手に避けてきてしまってたけど、1人ひとりを大好きになっちゃったのが印象に残っています。
maho ドリちゃんがアユニさんを笑かすのに一生懸命ですごく生き生きしてたのが見てて微笑ましかったですけど、どうでしたか? 私からするとドリちゃんがそうやってほかのグループの人と関わってるのをあまり見ないから新鮮でした。
アユニ 元気をもらってました。自分の声が小さいんで、あんまり届かなかったりするんですけど、ドリちゃんだけは絶対に私の声を聞き逃すまいと反応してくれて。
midoriko 毎日耳かきしてました!
アユニ (笑)。mayuちゃんもそうだけど、そういう何気ないやりとりで心の扉が開いた感じはしますね。正直に言うと、ExWHYZとこの企画をやるって話を聞いたとき、最初はヘドが出るくらい嫌だったけど……。
ExWHYZ ははは!
アユニ 「でも断れないよー!」って頭を抱えながら、いざやると決めて飛び込んでみたら、みんなすごく優しくて。笑わせてくれました。
maho じゃあ、私たちとのライブが終わったら、一緒に打ち上げしますか?
アユニ え……します!
ExWHYZ やったー!!
yu-ki はい! 質問です! 寿司、焼肉、鍋どれがいいですか?
アユニ 全部食べたい。でも自分が満腹になったら帰ります!
プロフィール
ExWHYZ(イクスワイズ)
2022年6月に突如解散したEMPiREのメンバー、yu-ki、mayu、midoriko、mikina、maho、nowの6名で結成されたグループ。レーベルはUNIVERSAL MUISIC / EMI Records。2022年11月に、大沢伸一(MONDO GROSSO)、デニー・ホワイト、Shin Sakiura、80KIDZなど国内外のさまざまなクリエイターが参加した1stアルバム「xYZ」をリリースした。同年11月から2023年1月まで全国ツアー「ExWHYZ First Tour "xYZ"」を開催し、ファイナルとなる東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演で、活動休止していたmidorikoが活動再開し6人での活動がスタート。2023年3月1日に、全曲にmidorikoのボーカルを追加収録し、新曲を加えたリパッケージ盤「xYZ[hYPER EDITION]」をリリースした。4月1日より全国4都市で「ExWHYZ TOUR 2023 xANADU」を行い、4月19日には2ndアルバム「xANADU」を発売し、ExWHYZ初の自主企画としてVJセットのExWHYZとバンドセットのBiSHによるツーマンライブ「ExWHYZ presents "BiSHWHYZ"」を開催。5月13日に東京・日本武道館でワンマンライブ「ExWHYZ LIVE at BUDOKAN the FIRST STEP」を行う。
ExWHYZ|ExWHYZ official fanclub“xYZ”
ExWHYZ OFFICIAL (@ExWHYZ_official) | Twitter
アユニ・D(アユニディー)
2016年8月にBiSHに加入。2018年にソロプロジェクト・PEDROを始動し、田渕ひさ子らとのバンド編成での活動を並行して行う。2020年12月からは歌い手プロジェクト・青虫名義でも活動。BiSHとしては6月29日に東京・東京ドーム公演での解散ライブを控えている。
アユニ・D (@AYUNiD_BiSH) | Twitter