各地での梅雨明けのニュースが耳に入る今日この頃。それはつまり、多くの音楽ファンにとって待ちに待った夏フェスシーズンの到来を告げる報せでもある。一方で多くの人が懸念しているのがシーズン中の気候だろう。この数年、日本は酷暑やゲリラ豪雨に見舞われており、フェス参加者のコンディションにも大きく影響している。体力を容赦なく奪っていく過酷な気候のせいで、せっかくのライブをベストな状態で楽しむことができない……。
ではどうしたらいいのか? 長年さまざまなフェスやライブイベントに足を運んでいる音楽ライター・西廣智一氏に夏フェスを楽しむための必携アイテムや会場での対応策を教えてもらった。なお、「アミノバイタル」をフェスの会場に持参し、コンディションを整えている人も増えているという。本稿では、西廣氏も愛用している「アミノバイタル」のオススメポイントも紹介する。
文 / 西廣智一
アミノバイタル
アミノ酸の研究開発に約100年、医療領域の研究でも約50年の歴史を持つ味の素KKが「スポーツにアミノサイエンス」をコンセプトに、長年培った開発・製造技術をスポーツ分野に展開したことから誕生。アミノ酸の中でも運動のエネルギー源として注目されているバリン、ロイシン、イソロイシンという分岐鎖アミノ酸(BCAA)が、日々の生活をもっとアクティブに過ごしたい、カラダを動かすことを楽しみたい人をサポートする。
今や年間を通して全国各地で開催されている音楽フェスティバルだが、中でも7月から9月までの間に実施される“夏フェス”こそがその醍醐味を味わえる特別なイベントなのではないか。そう感じている音楽ファンは多いことだろう。2020年からの数年は新型コロナウイルスの影響もあり、数万人規模が集まる音楽フェスを避けていた人もいると思うが、さまざまな規制が緩和され、コロナ前に近い状況にまで戻った2023年に夏フェス復帰を果たした音楽ファンも少なくないはずだ。
夏フェスに限定して話を進めると、やはり気候のせいもあって心が開放的になる時期に(学生は夏休み期間中というのも大きいだろう)、夏祭りや花火大会に参加するがごとく、好きなアーティストだけでなく一度もライブを観たことがなかったバンドのステージを気軽に1日に複数楽しめてしまうのが魅力。しかもイベントごとに趣向を凝らした“フェス飯”を食べたり、成人限定だがおいしいお酒を飲んだりすることも可能なので、1人でも大勢でも満喫できる。それが野外開催のフェスとなったら、さらに開放感が増幅し、ギスギスした日常生活のことを一瞬で忘れることができるうえ、見ず知らずのフェス参加者との不思議な一体感や絆も生まれることすらある。そんなフェスマジックを顕著に体験できるのが夏フェスであり、それゆえに一部の音楽ファンがこの時期の音楽フェスのことを「正月」と呼ぶのも、なるほどと頷けるものがある。
筆者も仕事やプライベート、ジャンル問わず、1年間に多くのフェスに参加している。春や秋、冬季に行われるフェスももちろん楽しいし、開催地やイベントごとのテーマの違いによってさまざまな特色があることから、一概にどの時期のフェスが一番とは言い難いが、やはりフェス黎明期の1990年代後半から本格化し始めた夏フェスへの思いはひと際強いものがある。日帰りでラフに参加できるフェスもあれば、宿泊施設の予約やテントの準備、電車や飛行機など交通手段の確保などが必要な複数日参加のフェスもあり、フェスごとに準備に必要なカロリーも異なる。屋内など設備が整った会場と大自然の中に複数のステージが設置された会場といった、開催地の環境の違いもそういった準備に大きな影響を及ぼすが、ときには煩わしくも感じられる瞬間もフェス本番への期待感を高めてくれるので、そこも含めて夏フェスの醍醐味と言えるのではないだろうか。
筆者の場合、野外で開催される夏フェスに参加するケースが多いのだが、強い日差しや高温といった夏ならではの気候が大敵となってくる。特にコロナ禍を経てひさしぶりの夏フェス参加となった昨年は、異常気象と言いたくなるような暑さに見舞われ、そこに加えて複数のステージ間を1日中移動したことで、例年以上に体力を奪われる結果となった。コロナ禍の数年間で体力的にも落ちていたことや、4年近いブランクが災いしたことも大きいだろう。とにかく夏場の野外フェスは、日中の直射日光や気温の高さが必ず付いて回るので、それ相応の準備と覚悟が必要だ。フェスによっては野外のみならず屋内にもステージが用意されているケースもあるため、観たいアーティストが野外ステージに集中していたとしても自身に我慢を強いることだけは避けたい。
また屋外開催の場合、8月以降は暑さのみならず急激な天候の変化にも気を付けねばならない。スコールのような大雨が急に降り始めることもあれば、そこに雷を伴うケースもゼロではないので、すぐに着用できる雨具を手元に準備しておくのはもちろんのこと、退避できる場所を事前に把握してくことも必要だ。筆者も何度かそういった場面に遭遇したことがあるが、雨を察知したら早めに雨具を着用したり、思った以上に雨足が強かったら屋内に避難したりするように心がけている。
そして、フェスの規模が大きければ大きいほど、1日の移動距離も尋常なものではない。都心で開催されるフェスならば、コンクリートの上をひたすら歩き続けるわけだし、野外会場ならば足元に意識を向けながら慣れない大自然を移動し続ける。複数日参加となれば、フェス中のこまめな休憩やエネルギーチャージ、おやすみ前のケアは欠かせない。
ここからは、筆者がこれまでの経験を踏まえつつ、「これを持っておくと便利」と言える夏フェス向けアイテムをいくつか紹介したい。
雨具
屋外開催の場合はマストで持参したいアイテムの1つ。天気予報がピーカンだとしても、予測不能な天候の変化もゼロではないので、安心要素として用意しておきたい。コンビニで購入できるようなビニール合羽で済ませたいという気持ちもわからないではないが、年間複数のフェスに参加するようなら防水処理がしっかりしたポンチョやセパレートタイプのレインスーツを1着購入しておくことをオススメする。登山用途のものを取り扱うアウトドアショップから、作業服などを販売する専門店やホームセンターまで、仕様や値段もさまざまなので、参加する環境を考慮しつつ選んでほしい。筆者はフェスによって、ポンチョとセパレートのレインスーツを併用している。
ビニールシート/折り畳み椅子などの休憩用アイテム
荷物にはなるものの、屋外フェスでは意外とこれらが重宝する。特に雨が降ったあと、歩き疲れて腰を下ろしたい場合はマスト。ビニールシートの代わりにゴミ袋を使えば、帰宅時にゴミを詰めて持ち帰ることも可能だ。
水
今年も昨年に引き続き酷暑が予想されるので、水だけは絶対に忘れてはならない。もちろん現地調達も可能だが、ミネラルウォーターやスポーツドリンクが早々に売り切れることも少なくない。できれば水筒を持参するか、冷凍専用のペットボトル飲料を持ち込んでおきたい。冷凍したペットボトルはタオルに包むなどすれば、冷却グッズとして使うこともできる。
帽子
昨年からの酷暑を考えたら、野外フェスにはマストと言える。キャップからつばの広いバケットハットまで、当日の服装に合わせたファッションアイテムとしても取り入れることができるし、中には防水加工が施されたものもあるので、レインウェアとの併用も可能だ。
冷却グッズ
近年は街中でも携帯扇風機を手放せないという人も少なくないのでは。フェス会場で次のアクトを待っている間、水分補給に加えてこうしたアイテムが手元にあると疲労を軽減してくれることだろう。また、額や手足などに使用する冷却シートや冷却スプレーなども意外と重宝する。
以上はフェス上級者なら言わずと知れたアイテムばかりだが、それ以外に筆者が持参して「助けられた」と感じたのが「アミノバイタル」。もともとはスポーツ栄養科学研究において、アスリートのコンディション課題に基づく、世界でも希少な目的別アミノ酸組成の開発をテーマに開発されたものだが、近年はフェスでの注目度も高まっている。
筆者の場合、夏フェス会場に「アミノバイタル® クエン酸チャージ」ウォーターや「アミノバイタル® BCAAチャージ」ウォーターを持参し、ペットボトルのミネラルウォーターに溶かして摂取することが多い。粉末状のスティックタイプなので、ウエストポーチなどに2、3本用意しておき、暑さを感じ始め、コンディションを整えたいタイミングに使うようにしている。レモンやグレープフルーツといった口当たりのいい味付けが施されており、甘みも抑え気味なので飲みやすい。スポーツドリンクの糖分が気になるという人にもオススメだ。
さらに、泊まりがけのフェスの場合には「アミノバイタル® GOLD」を持参することも少なくない。ハードな運動後のリカバーを目的に開発された本製品はスティックに入った顆粒タイプで、おやすみ前に水などと一緒に摂取することも。もちろんおやすみ中だけではなく、フェスのコンディショニングのサポートも期待できる。
ここ最近の酷暑は日焼けなどといった見た目にわかりやすい影響のみならず、気付かぬうちに熱中症になってしまったケースも急増している。楽しい空間に夢中になりすぎて、気付いたら気分が悪くなっていた。そうならないためにも、(異常な暑さ、そして忘れられない思い出という意味でも)“特別な夏”のお供として「アミノバイタル」を用意しておいても無駄にはならないはず。今年初めて夏フェスに参加する方は、夏フェスデビューとともに「アミノバイタル」デビューを、そして夏フェス経験豊富ながらも「アミノバイタル」未経験の方はこの酷暑をきっかけに試してみてはどうだろう。
アミノバイタル
アミノ酸の研究開発に約100年、医療領域の研究でも約50年の歴史を持つ味の素KKが「スポーツにアミノサイエンス」をコンセプトに、長年培った開発・製造技術をスポーツ分野に展開したことから誕生。アミノ酸の中でも運動のエネルギー源として注目されているバリン、ロイシン、イソロイシンという分岐鎖アミノ酸(BCAA)が、日々の生活をもっとアクティブに過ごしたい、カラダを動かすことを楽しみたい人をサポートする。