宿命(1957年)
シュクメイ
CELUI QUI DOIT MOURIR
上映時間:128分 / 製作:1957年(仏=伊)
解説 “赤狩り“を逃れ、フランス亡命中のJ・ダッシンが「男の争い」のあとに撮った抵抗映画の傑作。4年間にわたるトルコ=ギリシャ戦争が終わった1922年、トルコ軍統治下のギリシャ人村を舞台に、援助を求めてやって来た難民たちを受け入れ、協力してトルコ軍に立ち向かっていく様を描く。ダッシン監督らしい格調高いリアリズム描写に支えられており、ことに、キリスト受難劇を村人たちが演じ、その役割にまるで沿うかのように物語が進行していくという形式が目を引く。ギリシャ悲劇を想起させるような荘重ともいえるストーリーも印象的。なお、本作が縁でダッシンと女優のM・メルクーリは結ばれ、後の「掟」「日曜はダメよ」などで公私ともにコンビを組むことになる。
スタッフ |
監督:ジュールス・ダッシン |
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キャスト |