風の又三郎
カゼノマタサブロウ
上映時間:98分 / 製作:1940年(日本) / 配給:日活多摩川
解説 原作は宮澤賢治の同名の名作ファンタジーで、これを俳優から監督に転向して間もない島耕二が演出に当たっているが、その演出は原作のムードと味わいをうまく残し、詩情あふれる作品に仕立て上げている。北海道から東北の僻村の小学校に転校して来た高田三郎は、夏休みの明けた9月1日に突然やって来て生徒たちを驚かすが、その日がちょうど二百十日だったので“風の又三郎”というアダ名がついた。皆とも仲良くなった三郎は、ある日河原で相撲をして遊んでいたが、投げつけられた上“風を吹かして見ろ”とからかわれたので、怒った三郎は本当に風を吹かせる。皆は驚いて逃げ出す。翌日、学校へ行くと三郎の姿はなかった。日本児童映画史上最高の作品の一つ。
スタッフ |
監督:島耕二 |
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キャスト |