お笑いナタリー Power Push - サンミュージック・アカデミーが「お笑いコース」新設
メイプル超合金とぽ~くちょっぷ語る「個性を伸ばすなら一番!」
思い出は公園の青空授業
──この2組の中でサンミュージックのスクール(「TOKYO☆笑BIZ」)に通っていらっしゃったのが、ぽ~くちょっぷのお2人とカズレーザーさん?
ぽ~くちょっぷ篠木・関 そうですね。僕らは2人とも2期生でした。
カズレーザー 僕も4期生として入学しました。
安藤 自分は養成所自体に行ったことがないんですが、滑舌を勉強したいので今後通う可能性があります(笑)。
──そもそも皆さんはなぜサンミュージックをお選びになったのでしょうか?
篠木 ほかのスクールを落ちたんです。これから来る皆さんにとっては「ほかがダメだったときに、まだあるぞ」っていう希望にはなると思います。
関 すべり止めですよね。うちは併願OKです!
──では、関さんはいかがでした?
関 僕は「相方が見つかればいいな」と思って雑誌を読んでいたら、カンニング竹山さんやダンディ坂野さんのような知っている人の顔がいっぱい並んでいたので、ここにしようと思いました。
──カズレーザーさんは?
カズレーザー 僕は大学を卒業して実家に帰って、そのあと初めてお笑いをやろうと探し始めたら、ほかの募集が終わっていたので。カタログで見たら一発屋の方が多かったので、「これ、すげーチョロそうだな」と(笑)。外見にインパクトがもともとあったので「ここに行ったら、すげー簡単に稼げるんじゃないかな?」と思って決めました。
篠木 カタログの触れ込みもいいんですよね。「個別指導」みたいなことが書いてあって。
カズレーザー 「少数精鋭」とかね。マンツーマンでやってくれるんだなと。
──なにか印象に残っている授業はありますか?
篠木 「建物がガスくさい」っていう噂が流れたときに、公園で青空授業を受けたことですね(笑)。
安藤 何それ!
関 戦後まもない頃の話?
篠木 外で発声練習の「あめんぼ、あかいな、あいうえお」をやったりしました。
やりたいことをやらせてくれる
──普段の授業はどんな雰囲気でしたか?
篠木 ネタ見せのときには、基本がどうこうではなくて、すぐぶっつけ本番でした。自分たちでネタを作って、講師の皆さんは「アドバイスはするよ」というスタンスで。
関 やりたいことをやらせてくれる。
カズレーザー だからこんな芸風の芸人ばかりになったのかな? 最初に拾った武器で戦っている。
篠木 あと、事務所ごとに特徴はあるんでしょうけど、サンミュージックのレッスンに通うと声がでかくなる!
カズレーザー 他事務所との対抗戦では、みんな技巧派だったり華があったりしましたけど、僕らはルックスと大声だけで勝負していました。
関 ブッチャーブラザーズさんの教え方が特殊すぎるんですよ。
カズレーザー ぶっちゃあさんのダメ出しは途中から全部野球の話になっちゃうんです。コンビニコントのダメ出しが途中からいつの間にかペナントレースの順位予想に変わっちゃう。ほかとは一線を画していますね。
関 「お前はこうだから、こうすれば」と自分たちに合う色を言ってくれたりする。
カズレーザー 否定をあんまりしないんです。「こういうのやりたいんなら、こうやったほうがいいんじゃない?」って。
関 だから個性的な芸人になるんじゃないですか。
──実際にサンミュージックに芸人として入って、どんな事務所だと感じていますか?
関 みんな家族みたいですね。
カズレーザー ほかの事務所からあぶれてきた人が多いからなのか、みんな優しいんですよ。先輩が特にそうで「ここでは仲良くしたい」と。
安藤 亡くなった会長がアットホームな方だったんです。以前にコーヒーを振る舞っていただいたこともありました。
カズレーザー 今の社長に初めて会ったときも、食べかけのコッペパンもらいました(笑)。めっちゃ驚いたんですよ。お互いの距離がすごく近いと思います。
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サンミュージック・アカデミー
2016年4月より東京校に専科(演技、声優、お笑い)コースが新設される。1期生の新人タレント・レッスン生を募集中。
第1回応募締切:2016年1月6日(水)
第2回応募締切:2016年2月2日(火)
応募方法:PC、スマートフォン、モバイル、郵送
詳しくはこちらまで
(TEL:03-3354-9603)
メイプル超合金(メイプルチョウゴウキン)
左 / 安藤なつ(アンドウナツ)1981年1月31日生まれ。東京都出身。
右 / カズレーザー 1984年7月4日生まれ。埼玉県出身。
ぽ~くちょっぷ
左 / 篠木正啓(シノギマサヒロ)1982年4月2日生まれ。群馬県出身。
右 / 関仁彦(セキヨシヒコ)1985年2月18日生まれ。埼玉県出身。