磁石ら4組が封印ネタを特別解放、ラバーガールは漫才披露

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昨日6月20日、東京・下北沢OFF OFFシアターにて東京03角田がMCを務めるライブ「芸人遺産」が開催。磁石どぶろっくオジンオズボーンラバーガールが出演した。

東京03角田、磁石、どぶろっく、オジンオズボーン、ラバーガールが出演したライブ「芸人遺産」の模様。

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MCを務めた東京03角田。落ち着いた語り口調でライブの雰囲気を盛り上げた。

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芸人人生の浮き沈みをグラフに表して語り、大好きなネタなのに訳あって封印したネタを披露するライブ「芸人遺産」。そのネタを後世に残すべきかどうか判定し、認められれば“芸人遺産”として登録される。角田は前回以上にしっとりとこのライブの趣旨を説明し会場のムードを作り上げる。そして観客に「審査するような目で見るのは絶対にやめていただきたい。そういうのは嫌いです!」とコンテストなどとは違い、めったに披露されることのない貴重なネタを目にすることができる同ライブの魅力を強調した。

最初に現れたのは磁石。これまでの芸人人生を表すグラフは「すぐ仕事がいただけた」と好スタートで、素人時代から見ていた番組に出演できて嬉しいと語った「爆笑オンエアバトル」や「媚びに媚びていました」と話した「エンタの神様」などの番組名が上がった。また、帯番組のレギュラーによって収入額も向上。「佐々木は毎日中野のキャバクラに行ってました。なぜ中野なんだ!」(永沢)、「六本木は怖いから」(佐々木)と語り優雅な暮らしぶりを明かした。しかしその後のレギュラー終了にともなう給料激減、事務所移籍、8年連続「M-1グランプリ」準決勝敗退など紆余曲折を経て、佐々木の結婚でグラフは降下。永沢は「これ僕のグラフなんで。気分が悪い!」と生活を大事にする佐々木とは対照的な態度を示した。

そして芸人遺産として「オリジナリティを出そうと試行錯誤しているときにできた」という漫才を披露。「4、5年やっていない」と前置きしていたネタだったが、しっかりと爆笑をさらっていた。このネタは見事芸人遺産に登録。まったくもって落ち着いていた佐々木とは反対に「認定されなかったらどうしよう」「怖くて結果が聞けない!」と緊張の面持ちで判定を待っていた永沢は泣いて喜び、角田と力強い握手を交わした。

続いてどぶろっくが登場し、保育園から大学まで一緒だったという2人の歴史を公開。上京したての頃に、江口が森に打撃なしの関節技を決めていた毎日を明かし「酒と音楽と暴力」と表現した。またミュージシャンを目指していたという江口が、のちにネタではあるがCDリリースできたことを「ロックの神様は見ててくれるんですね」とミュージシャンさながらに語ると、同じくCDデビューを果たした角田は共感しつつも「けっこう暑苦しい方なんですね」と率直な感想を漏らした。

さらにテレビ露出のきっかけとなった「あらびき団」のオーディションでの歌ネタ誕生秘話が明かされると会場からは驚きの声が上がり、角田も「いい話じゃない!」と感動。そんなどぶろっくは、今でこそ歌ネタのイメージが強いが、以前は歌ネタを求められながらも「漫才もコントもできるんだ!」という気持ちが強かったそう。そしてかつては「コントで自分たちを推していた」と話し、曰く「相撲とAVを融合させた」コント「新弟子がやってきた」をのびのびと披露。このネタをやるのは5年ぶりで、コント自体も2年ぶりだという2人は、やりきったあとには「途中から楽しくなっちゃって」と笑顔。無事に登録が認められると、2人は大きくガッツポーズして退場した。

3番手にはオジンオズボーンが出場。登場から篠宮がギャグを飛ばす様子を遠目に見つつ角田は「(このライブの)世界観が壊れますねえ」と穏やかにコメントした。芸歴14年目で、10代の頃からお笑いの世界で活動していた2人は「ゲスト我々だけで潰れますよ、この時間。いろいろありすぎて」(高松)と言うほど様々な経験を重ねてきた。篠宮がピーコに気に入られ特別な権利を得たことや、番組で共演したハリセンボンに関するとある発見、篠宮が24歳にして初めてバイトを始めた話など多岐にわたった。そして、彼らの今のスタイルの前身とも呼べる漫才を披露。登録が認められると角田は「こういう段階があったんですね」とまさに芸人遺産にふさわしいネタに感心していた。

最後に登場したのは角田と同じプロダクション人力舎に所属するラバーガール。緩んだ表情で登場し「そんな大した人生でもないんで」と挨拶する2人に角田は「ヘラヘラするんじゃないよ!」と一喝。さらにあまり大きな変化がない人生グラフを見て「……興味が沸かない!」「なんてことない、なんてことないお話を聞きましょう」と進行したが、JCA時代の変わった待遇や、ネタの変遷、キングオブコント前に行われるという大水、角田、東京03飯塚らの飲み会の話題で沸いた。披露したネタは5年ほど前に初めて作ったという漫才。観客はセンターマイクを挟む2人の姿に見入り、楽しんでいた。このネタも芸人遺産に認められ、ライブは終演。次回開催は未定だが、貴重なネタとトークを楽しむことができる同ライブの今後の展開をぜひお見逃しなく。

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