千原ジュニアMC、千原せいじが旅人の「世界の村で発見!こんなところに日本人」(ABC・テレビ朝日系)が、4月よりゴールデンタイムでレギュラー化することが決定した。
2008年から過去7回特番として放送された同番組では、マサイ族の村にたった1人で住む日本人女性や、ヒマラヤ山脈の秘境の村に住むたった1人の日本人女性など、世界の驚くような僻地で暮らす日本人を訪問。旅先案内人となった芸能人が「なぜこんなところに住んでいるのか?」を直接本人に聞きに行くドキュメントバラエティとなっている。
旅先案内人は、そこで暮らす日本人が体験してきたであろう過酷さを、身を持って体験しなければならないというルール。これから会う日本人が今住む場所へどのようにしてたどり着いたのか、その軌跡を辿っていく。レポーターへのサポートは一切なし。言葉が通じなくても、現地での移動や食事もすべて自らの手でなんとかしなければならない。
レギュラー放送がスタートするということで、「千原せいじがアフリカ54カ国に暮らす日本人に会いに行きます!」企画も始動。これまでの放送で、せいじがその性格そのままにどこの地域にも遠慮なしに踏み込み仲良くなってしまう姿も番組の見どころとなっているため、どのようなエピソードや伝説を生み出すのか大いに注目だ。初回は4月5日(金)で3時間スペシャル。
千原ジュニアコメント
――番組がレギュラー化することに関して意気込みをお願いします。
5年前のお正月に特番として始まった番組ですが、まさかそのときはレギュラーになるとは誰も思ってませんでした。しかも、せいじが割り込んでくるとは(笑)。僕が出演している番組の中で、気を抜いたら泣いてしまうような番組って「こんなところに日本人」だけなんです。異国の地で暮らしておられる日本人のみなさんには、いろんなドラマがある。だからバラエティ番組でありながら“ストーリー”を見ている感覚があって。だからこそ感動の振り幅が大きいんだと思います。
――番組の魅力を教えてください。
ただ旅の魅力を凝縮して伝えるのではなく、日本人に会いにいくためのプロセスから見せるというのが魅力。しかも旅をするのが、普段はプライベートを見せないような女優さんや俳優さんで、ビッグネームの方々が体当たりで挑む過酷なロケは、あまり見ることができないので大きな見所だと思います。あとは……せいじのド派手なジャージ(私服)も見所です(笑)。
――この番組でのせいじさんについての印象は?
ああ見えてせいじは意外に肌が弱いんですが(笑)、この番組でのロケに関してはただただ尊敬しています。中でも凄いなと思ったのは、昨年エチオピアの戦闘部族に会い行ったとき。常にマシンガンを持っているような部族にもかかわらず、いきなり会って、彼らをまとめあげて引き連れて歩いている姿はスゴかったですね。でも、あいつはあのままロケしてたら、いつか痛い目に遭うと思うんです。僕としてはそれを今か今かと待ち望んでいるところもあるんですけどね(笑)。
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
僕が出演させていただいてる番組の中で、珍しく子供からお年寄りまで楽しんで見ていただける番組なので、オカンにも自信を持って見せられる数少ない番組です(笑)。見た人に笑ってもらったり、感動してもらったり、いろんなことを感じてもらえる番組だと思うので、旅をしている感覚で楽しんでいただけたらと思います。
千原せいじコメント
――番組がレギュラー化することに関して意気込みを。
いや、その前にこの番組はレギュラーで放送するタイプの番組じゃないんですよ(笑)。番組には向き不向きがあって、これは海外ロケも大変な番組やから、絶対的に特番に向いてる企画なんです。だから僕は、レギュラー化と聞いたときの第一印象は「なんでそんなことをするんや」でした(笑)。ただ、僕自身は楽しみですね。毎回ロケ行けますから。
――ロケをする上で特に注意していることは?
僕は、地元の方々と過剰にコミュニケーションをとろうとしないようにしているんです。こっちが格好つけたり、大げさにコミュニケーションを取ろうとして無理をすると、相手が構えてしまうので逆効果になるんです。普段通りを心がければ、相手も構えずに本音で接してくれるんですよ。そのためには、ええ格好をしないことですね。僕は言葉も喋れなければ、その国のことだって詳しく知らない。だから全部聞くんです。その国では失礼に当たることなんかは事前に調べてからいきますけど、現地でわからないことは現地ですべて格好つけずに聞く。知ってるふりは絶対にしないですね。
――旅先でのド派手なファッションは何か狙いがあるんですか?
いやいや、単純に派手なものが好きなだけです。だって、リゾートやら旅行くときに暗い服なんてだれも着ないでしょ? そりゃあもう絶対に派手なデザインのほうが気分も盛り上がるしええと思いますよ。着ているのは毎回ジャージですね。なぜならフライトが20時間以上となると、デニムだとしんどすぎて履いていられないんです。だから、なるだけ着心地のよいジャージを着るようにしてます。あとは、ジャージのほうがセキュリティチェックに通りやすいんです。海外で、一度セキュリティ警報が鳴ってしまうと、徹底的に調べられるし、時間もすごくかかって、強烈なストレスになるんです。旅はジャージが一番だと思います。
――番組の魅力に感じている部分を教えてください。
この番組はわりと年配の方が見てくれているみたいなんです。街を歩いてても「この番組楽しみにしてるで」と声をかけられたり、「次はどこ行くのん?」と聞かれたりするので、幅広い年齢層の人に見てもらっているんだなと感じます。
――視聴者へメッセージをお願いします。
日本人って、あまり知らない外国に関しては間違った認識を多々していると思うんです。特に、日本人観光客や日本人の移住者が少ない国の情報って、日本にはほとんどないんですよ。そういう意味では、僕は旅先でも一切嘘をつかずに、見たまんま、聞いたまんまの状態でその国の魅力を紹介していきたいと考えてるので、外国のありのままの姿を見ていただけたらなと思います。この番組を通して日本人が勝手に抱いてしまっている勘違いや間違った認識を、どんどん是正していきたいですね。
西尾理志番組チーフプロデューサーコメント
世界の辺鄙な所で暮らす日本人を訪ね、「なんでこんなところに住んでいるんですか?」と尋ねる当番組。日本とはおよそ縁のなさそうな、まさに “こんなところ”には、驚きが溢れています。目的の日本人に会うまでは、タレントさんの珍道中です。村までの行き方や、どんな日本人なのかは一切教えません。自力で探し出してもらいます。異文化の真っ只中での過酷な旅は、まるで宝探しのようなドキドキに溢れています。そして、苦労の末に日本人に会ってからは、その波瀾万丈の人生や生き方にこれまた驚かされます。そこには、真実だからこそ心揺さぶられるドラマがあるのです。この番組を通して、日頃忘れかけていた冒険心や、夢への憧れ、生き方、いろいろなことを感じていただければ嬉しいです。
世界の村で発見!こんなところに日本人
ABC・テレビ朝日系 2013年4月5日(金) 19:00 ~ 21:48 (毎週金曜21:00 ~ 21:54)
MC:千原ジュニア レギュラーパネラー:森泉 旅人:千原せいじ ほか
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