近未来の芸能“ヒムラ”を描く意欲作「イロドリヒムラ」9話

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明日12月10日(月)深夜のバナナマン日村が主演を務める「ドラマNEO『イロドリヒムラ』」(TBS系)第9話で、人形を使った近未来の芸能「ヒムラ」の世界が届けられる。

毎回異なる監督とゲスト女優が日村を彩るこの連続ドラマ。今回は監督に商業映画デビュー作「南極料理人」で新藤兼人賞・金賞を受賞した沖田修一、ゲスト女優に木南晴夏を迎える。沖田監督の希望は「“人形を使った新しい芸能”を表現してみたい」というもの。ストーリーは「2000年代半ばに新しい芸能『ヒムラ』が確立された」という斬新な設定で届けられる。

バナナマンとして活動していた日村勇紀が突如芸能活動を休止する、という導入。それから数年が経って舞台復帰を果たした日村は、自分が思い描いていた「人形劇」の世界を表現する。その素晴らしさは、まったく新しい芸能「ヒムラ」として評価され、瞬く間に日本中に、そして世界に広まることに。さらに数十年を経た2060年代、「ヒムラ」は世襲制となり、日本が誇る文化遺産となった。

“初代日村勇紀”による代表作「日村大岩」は、恋仲となったちりめん問屋の主人・徳べえ(バナナマン日村)と遊女・お菊(木南晴夏)が妻・お園(池谷のぶえ)を誤って殺してしまい日村大岩に逃げる、という愛の逃亡劇。名作として世界中で上演が続く「日村大岩」の幕が上がる……。

伝統芸能とロックボーカルとギターサウンドを融合させるなど、出演者やスタッフも手探りで作り上げた意欲作。「イロドリヒムラ」の中でも異色の空間を紡ぎそうなこの9話をぜひお楽しみに。なお今回も日村の後輩・スカイラブハリケーンが撮影の裏側を話してくれた。

スカイラブハリケーンの話

●観ないとわからない作品

桜井:9話は今まで以上に実際に観てみないとわからない作品です!

滝本:日村さんが台本を4,5回読んでも「よくわからない」と(笑)。沖田監督が本当にやりたいようにやってたんですよね。

桜井:この斬新な設定で撮ってること自体が、もう面白いらしくて。

滝本:地元の方に200人くらい来ていただいて、エキストラとして会場のお客さん役を演じてもらったんですが、何がなんだかわからないまま「イエーイ!」って(笑)。

桜井:日村さんが言ってたんですけど、沖田監督が撮影を楽しみすぎて、テストのときに合図を出すのを忘れちゃうことがあったみたいです。

●スカイラブの前説と「ブラボーおじさん」

滝本:エキストラの方々を盛り上げるために、僕らが前説をやりました。

桜井:前説の仕事はよくやってるんです。拍手の練習や声出しをしてもらいましたけど、みなさんノリノリでしたね。

滝本:(番組プロデューサーの)大内さんが今回“ブラボーおじさん”として出てます。あまりに興奮し過ぎて1人だけ席を立って「ブラボー!」って叫ぶお客さん役。日村さんもブラボーおじさん見たさに、自らカメラを回してメイキング映像を撮ってました。

桜井:日村さんは「前説がよくて、お客さんが盛り上がって、最終的にブラボーおじさんがまとめてくれた」って言ってました。相当なチームワークですよ。

大内プロデューサー:2人の前説が良質だったのでお客さんが乗れた、というのはすごくあると思います。2人はこれまで「イロドリヒムラ」に密着してきましたけど、この9話で初めて役に立ちました(笑)。

桜井:ありがとうございます!

滝本:これまでコンビニ店員の役とかいろいろやったんですけどね(笑)。

●日村さんが力士みたい

滝本:日村さんがエキストラの子供連れの方々と接していたんですけど、浴衣姿だったので、後ろ姿が力士みたいでした(笑)。

桜井:お客さんの盛り上がり方も相撲みたいでしたよね。日村さんも「あれだな、白鵬が来てる感じといっしょだな」って言ってました。

●人形でラブシーン

桜井:人形同士ですが今回ラブシーンがあります。

滝本:日村さんは自分でも演出をつけたんですよね。

桜井:「木南さん本人相手だと行けないけど、人形だから行ける」という。「人形をちょっと強めにカチカチ当てた」って言ってました(笑)。

滝本:キスシーンで暗転するんですけど、日村さんは「肩に手を回すってのはどうですか」っていう提案もしてました。

●日村さんの声の危機

桜井:9話の撮影はラジオの仕事の翌日で、その前の8話の撮影も歌うシーンだったので、日村さんの声がだいぶガラガラになっちゃってました。ホテルでも加湿器をつけてましたね。密着して初めて日村さんが夜に酒を飲まなかった。

滝本:コンビニで夜食を買おうとしたときに、日村さんがビールの棚のところに行ってたんですけど「それはちょっとやめときましょう」って止めました。

桜井:そのあとスタッフさんが普通にお酒を買っていて「これは日村さんには見せないほうがいいぞ!」って。

大内P:そう考えると、2人はやっぱり9話ですごく役に立ってるよね。

桜井:だから9話は僕らの回だと思います!

滝本:それは違う(笑)。

●大内プロデューサーの総括

大内P:音楽にも注目です。三味線を弾いている奏者が途中からギターを弾いて、歌も太夫さんがロックな感じで歌う。音楽的に和から洋に展開するので、カッコいいんですけど、笑っちゃいますね。何回か細かく観るとまた違った面白みが出てくる作品だと思いますね。

ドラマNEO「イロドリヒムラ」

TBS系 2012年12月10日(月) 24:24 ~ 25:03
<出演者>
バナナマン日村 / 志賀廣太郎 / 池谷のぶえ / 森下能幸 / 杵屋裕光 / 杵屋佐喜 / 若林航平 / 木南晴夏

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