VS小平街自慢対決、キャベツ確認中応援の東村山が勝利

昨日11月30日、東京・東村山市の中国ダイニング彩雅にて、東京都住みます芸人として活動するLLRとキャベツ確認中が「東村山市VS小平市 街自慢PR対決」を開催した。

LLRは昨年2011年4月から、キャベツは今年2012年7月から住みます芸人に就任。LLRは「たくさんあります、小平の魅力つたえ隊！」を任命され、キャベツは「東村山むらコン盛り上げ隊長」を任命されるなど、同地域を中心とした活動を展開してきた。

今回の会場にはバイキングが用意され、観客は食事を楽しみながらライブを観覧。MCの若月が登場すると、食事の手を止め温かい拍手が送られた。若月はさっそく観客に「東村山から来た人？ 小平から来た人？」と質問。半々くらいとわかると、「さっき東村山の方から黒焼きそばいただいておいしかったです。東村山の勝ちじゃないですか？ 小平からは何ももらってないですけど」と観客を笑わせた。

拍手とコールアンドレスポンスの練習も観客の協力で絶好調。さっそく市の職員のサポーターと共に舞台にあがり、ザコと福田の選手宣誓により真剣勝負がスタート、と思いきや、キャベツ・しまぞうは「ちゃんと宣誓を言えてなかった」とザコを攻撃。「お前はもう死んでいる。バババーン！以上です」と、いきなり全力でネタをやりきってみせた。

第1対戦は「自慢の我が町プレゼン デートで行くならどっち！」対決。それぞれチームごとに自分の市のいいところを自由にアピールし、若月・亮に「嫁とデートに行きたい」と思わせたほうが勝者となる。若月が「先攻はどっち？」と言うと、「はい！はい！こだーいら！」と小平サポーターが全力で挙手。その勢いに小平代表芸人のLLRさえもビックリし、伊藤から「職員の方がはしゃいでませんか？」と怪訝な顔でツッコまれた。その自信満々の小平の作戦はコント。自ら女性役を演じ、彼氏・伊藤が初めて自分の住む小平にデートに来たという設定で、困惑する伊藤を「ふれあい下水道館」や飲食店「いろりの里」に連れまわした。これらの地元の名称に小平から来た観客も大喜び。さらに小平が日本初のブルーベリー栽培の地であることから生まれたゆるキャラ「ブルベー」が登場。最後は日本一大きいポスト・丸ポストで伊藤への口に出せない思いを手紙に綴って投函すると言うストーリーを作りあげた。

対する東村山は、何やら相談したかと思うと、ザコが「ビックリした！ うちも同じようにデートコントを考えていた！」とオロオロ。サポーターは正直に「こんなにガッチリ小平さんがやると思ってなかったので、今のをパクってコントやります」と告白しつつも笑いをとった。彼女役・ザコちゃんを連れて、サポーターがめぐったのは、都内で唯一の国宝・正福寺、地粉のうどん屋、市民ステーション・サンパルネなど。サンパルネでは「管理人さんが知り合い」と夜の展望ラウンジへ行き、「見て、小平があんなにちっちゃいよ」とネタ元をパクっているにもかかわらず大胆に攻撃してみせた。結果は小平の勝利。続く「ご当地お土産対決」では、小平がブルーベリーを使ったありとあらゆるお菓子に、小平の茶葉を使ったお茶まで用意。優位かと思いきや、B級グルメとして名高い黒焼きそばが勝利した。

運命の第3対決は、地元のアピール言葉による「ご当地しりとり対決」。先攻の東村山は「9つの駅がある」とアピールすると、「る」で始まる後攻の小平は「ルンルン歩ける小平グリーンロード」と返す。しかし、しまぞうから「本当にルンルン歩けます？」とものいいが。ここは観客から「歩ける！」と大きな支持を得てセーフとなった。その後も、それぞれ味方の観客からフォローをもらい「どんこい祭に2日間で10万人の人が来る」「ルネこだいら」「楽に入ることができる正福寺」「じっくり休める小平ふるさと村」と白熱の展開。途中、ザコは、サポーターのネームプレートを指さし「普通にしてますけど、これ20キロありますからね」と威嚇したり、「ここまでうちを苦しめたのは小平が初めてだ」と感心してみせたりと、北斗の拳テイストでしりとり合戦を演出していた。

そんな戦いにいきなり「ダラダラやりすぎ！」と業を煮やした亮。「いきなり怒っちゃってすみません、こういう台本なんです」と徹がさりげなくフォローを入れた後、亮が「芸人なんだからネタで勝負だ」と提案し、サポーターと芸人の3人で即興ネタ対決をし、今回の勝敗を決めることになった。小平チームはLLRならぬLLKとして漫才の入り口からコントへ。伊藤が悪役となり福田を襲おうとしたところにサポーター演じるコダレンジャーが登場し、福田のピンチを救ってみせた。対する東村山は、しまぞうこと北斗の拳の黒焼きそばを狙うザコとモヒカンのカツラをつけたサポーターだったが、「お前はもう死んでいる」と即敗北。ザコは「お役所の人もここまでやってくれるんだぞ！」とアピールしたが、本人は若月から「断ったほうがいいです」とアドバイスされてしまった。

結果は観客の拍手で決めることに。ところが東村山勢の拍手がガヤ交じりで再度判定。しかし同じ結果となったため、その勢いを買って今回は東村山市の勝利となった。「勢いじゃなくて反省してない」「酒飲んでますよね？」「合コンですか？」とLLRの抗議があったのものの、ザコが小平の方のためにプレゼントを用意していると、手の込んだバルーン人形をプレゼントし、一件落着。「東村山市は今後リベンジや隣接する市から戦いを挑まれても負けないように、常にいい街でいてください」と若月から激励された。

最後はLLRとキャベツが観客1人1人にそれぞれの市の銘菓をお土産として手渡し。ザコは子供全員にバルーンの花をプレゼントした。彼らの地域での活動はそれぞれサイト・YNN47（よしもとネタネットワーク）などで紹介。ぜひチェックしてみよう。