市川は相方の和田ちゃんがMBSラジオの朝の生放送の仕事が入ったことをきっかけに自身のラジオ・大黒町SK(しゃくれ)スタジオを自宅に開設。8時に和田ちゃん出演のラジオが終わるため、その後を引き継ぐように毎週水曜の朝8時から収録を続けている。その本気度に後輩のミルクボーイもビックリ。「僕らの大事なバトルライブがある日も朝8時から始まりますから」「僕らがトチると先に始まってるんです。気持ちは生放送ですから。市川さん寝起き丸出しのときありますけどね」と感心した。ここからさまざまな企画が生まれたことも彼らの財産の1つ。「笑っていいとも!」より先に始めた類似コーナー、自分たちの辛かったことを明かして著名人を応援するコーナーのほか、ミルクボーイがテレビで披露するまでになったキャラや企画など、3人でラジオを面白くしようとする努力が力になっている様子だ。ところが、突然芸人に電話し賞金が当たるコーナーではクレームも。「毎回なぜか10円しか当たらないんです、偶然」と言い張る3人だが、三浦マイルドがこのコーナーを怪しんでいると首をかしげていた。また、一度本気でラジオが終了する危機も。「僕がかわいがってもらっているたむらけんじさんの飲み会で、モストデンジャラストリオのエックスさん(Mr.X)がノリで『ミルクボーイがやめたい言うてたぞ』って言い出して。ミルクボーイに電話しましたもん。その後ストリークの吉本さんに相談したことからさらに揉めて……」と思い出して冷や汗。「ほんまに泣きながらでしたもんね」とミルクボーイも笑いながら語った。
この終了危機、さらに毎年必ず市川だけが気にするラジオの改変期を乗り越え、現在146回目を配信している市川ラジオ。この長い歴史の中では、イレギュラーとなる夜の収録で、市川の嫁の「うるさい」という苦情を避けるため急遽スタジオと化した駒場の家・なんばGM(ゴールデンマッスル)スタジオ、2人しかいなかったワッハ上方の公開収録、ななまがり初瀬、バンビーノ藤田がゲストとして登場した淡路島など出張収録も行われている。さらに年末はオールナイトでUstream配信を3年連続敢行。「八方・今田の楽屋ニュース」「オールザッツ漫才」と並ぶ3大年末番組と自負していた。今後は「ほんとのラジオ局で生放送でやりたい」と熱く訴えた3人。果たして市川ラジオが公共の電波に乗る日は近いのか。徐々に歩みを進める吉本最弱軍団・市川ラジオの成長をぜひ一緒に楽しもう。
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