昨日3月25日、沖縄・桜坂劇場にて、第4回沖縄国際映画祭特別上映「熟女芸人がむっちり解説 俺流エロ 五月みどりのかまきり夫人の告白」トークショー&生オーディオコメンタリーが行われ、講師として
「五月みどりのかまきり夫人の告白」は1975年に公開された五月の主演映画。男性を次々と誘惑する五月のセクシーな演技と大胆な露出で大いに話題となった作品だ。舞台上に登場した綾部は「素敵なイベントがあるということで……」と、ワクワクした様子。同じくロバート秋山と木村の熟女芸人たちも盛り上がっていたが、ロバートの山本と馬場は「まだわからないので、映画を観て勉強したい」と戸惑いをみせた。このイベントは18歳未満入場不可となっており、上映中は5人が客席で鑑賞しながら自由にコメント。木村が「中坊5人が部室であーだこーだ行ってる感じ」「『ダメだ、我慢できない』って言葉が出るかも」と言い含めた。秋山も「気持ちから出る言葉はしょうがない」と肯定すると、山本は「怖いよ! どんな言葉だよ!」と制止。綾部が「モラルの範疇で」と自戒を込めて言うも、木村は「ちょっと言っちゃうこと……あると思います」とまとめた。
綾部の「エロス号の出発でございます!」という言葉とともに映画はスタート。冒頭から五月のセクシーな白いネグリジェシーンが目に飛び込み、5人は「出ました!」「キレイですねー」とはしゃぎ、秋山は「東映の文字すらエロく見えてきました」とすでに冷静さを失ってしまった様子だった。夫役の山城新伍の登場では、綾部が「チョメチョメですよー」とコメント。大学教授役の山城と女生徒のシーンになると、全員「わー!わー!」と慌て始め、観客たちもそのシチュエーションを笑いながら楽しんだ。
ところどころ現れるコミカルなキャラやシーンには芸人らしくツッコミながらも、セクシーシーンがくるたびに熟女芸人たちが五月を絶賛。「真珠のネックレスとの相性好きなんだよ」「首のラインがたまらないね」と褒めながら、どんどん男性側に感情移入し始め「さつきさん」「さつきさん」と呼び始めた。予想だにしない展開で五月に堕ちていく男性には、綾部が「この人ラッキーですよ」と思わずため息。セクシーシーンもさることながら、コントにも見えてしまう話の流れも気になる芸人たちは「次は執事のおじいさんじゃないか」「次はどこに現れるんだろう」と予想しあう姿も見られた。最終的に「体温が伝わってくる」と感じ始めた彼らは「さつきさん」と呼び続けていたのが、最後の男として現れた伊吹吾郎のシーンでは「いぶきさん」と連呼。感情移入が男性を通り越して五月にいってしまうというミラクルな経験をしたようだ。
上映終了後は、その五月本人が来ているということで、「俺たちダメになっちゃうよ!」「『あなた全然ボケないじゃない?』って言われるかも」と登場前から大興奮。五月を大きな拍手で出迎えた。五月は「35、6歳頃の作品。コメディなんですよ。こういうの初めてで。よくやったな」と当時を回想。服はほとんど自前とのことで、冒頭のネグリジェも私服と聞くと、全員「えー!!」と再度興奮をかみしめ天を仰いだ。さらに綾部が「リメイクしてほしい」と言い出したことから、男性陣が映画に出てきた誰の役をやるかで大はしゃぎ。五月も「『ピカルの定理』でやってください」と面白がった。また、綾部が途中「山城さんの言葉はアドリブじゃないか」と予想していた通り、山城はほとんどアドリブだったという裏話も。男性陣が最も衝撃を受けた山城の演技にも、木村は「世界で一番ゲスいページのめくり方がアドリブ!」と驚きを隠しきれないよ様子だった。
五月が先に舞台から去ると、秋山が「ふざけて面白いことを言おうとするけど出てこない」、木村が「あると思いますが言えない」と、かまきり夫人に心奪われ、劇中の男性たち同様餌食に。最後は「快くお付き合いいただいて」と観客に感謝し、木村の「五月みどりエロ詩吟」で幕を閉じた。ここで紹介した彼らの発言の真相を知りたい人はぜひDVDを見てみよう。なお、桜坂劇場では、同様のオーディオコメンタリーを多数開催。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。
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