やさしい雨・松崎初の書籍用未公開映像独占公開

やさしい雨・松崎の初単行本「キャラクターが好きすぎて生きるのが辛い。」（太田出版）が発売。このたびお笑いナタリーが表紙撮影時の未公開映像を入手した。

同書は、「マンガやアニメ、ゲームに登場する2次元キャラクターしか好きになれない！」と語る松崎渾身の1冊。“28歳童貞、脳内に3人の嫁を持つ”という彼が、2次元キャラクターしか愛せない理由と、自身の住む2次元ワールドの住人たちを紹介している。芸人の中では有名なアニメ好きの松崎。トップリード和賀、天津・向、はりけ～んず前田らと交流を深めているほか、秋葉原で配られているフリーペーパー「オタポケ」連載、ライブ「アニメ会」の手伝い、カルチャーカフェでトークライブ「コレカミ！＋」など精力的に活動をしている。

オタクの先輩からも「お前はニュータイプだ」と言われるほど、松崎のアニメの愛し方は独特。「コスプレは3次元なので興味がない」「フィギュアもダメ」「奥行きが気持ち悪い」「声優さんは好きな2次元の世界を作ってくれてる人なので、感謝、恩恵の気持ち」と徹底して2次元を愛している。「現実に好きなキャラに似ている女の子がいたら？」という質問をしたところ、「次元が違います」と拒否していた。

帯に書かれている結婚に関しては、「結婚を決めたのは、それぞれ嫁によって順番があるんですが、6，7年前」とのこと。「嫁3人って決めてからはあんまり浮気しなくなりましたね。増える可能性あるかもしれないですが、それはよっぽどのことです」と宣言した。現在共働きで相手の収入に頼っている状態の松崎家。「僕が芸人かどうかとかではなく、僕のパーソナリティを好きでいてくれてます」とラブラブの様子だ。

本の制作にあたっては「なかなか実感が沸かなかった」という松崎。チェックの際には、「作品名や登場人物の名前などを間違えないように気を付けました。僕どうこうよりも、作品に間違いがあってはいけない、と」と細心の注意を払って作業。「アニメ好きな人にはこういう見方があるんだよ、これが現実なんだよっていうのを知ってほしいし、アニメに興味ない人には、こういう僕を面白がって、こんなに熱中させるようなアニメがあるなら見てみようかって思ってくれたら一番いいです。僕はただの媒介でいいんです。アニメ界に還元したい」とその思いを明かした。

今回公開された動画は、もともと書籍界日本初のAR表紙のために撮影されたもの。無料アプリ「キャラ好き」をダウンロードし、表紙にかざすと、松崎の動画が流れるという仕組みだったが、事情により配信できなくなったため、お笑いナタリーでの独占公開となった。

松崎を中心とした夢のキャラクター関係図（プライベート編、学生生活編）や嫁への手紙など、さまざまなアプローチで2次元の世界観を語っている松崎。「2次元には浮気も不倫もない」とその幸せな生活を事細かに紹介しているので、興味のある人はぜひ手にとってみよう。

■松崎克俊 （やさしい雨）単行本表紙撮影