設楽も熱唱、寒波を吹き飛ばす「マジ歌フェスティバル」

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昨日1月12日、東京・メルパルクホールにて「ゴッドタン」(テレビ東京系)の人気ライブ「マジ歌フェスティバル2012」が開催された。

東京・メルパルクホールにて行われた「ゴッドタン」の人気ライブ「マジ歌フェスティバル2012」(c)テレビ東京

東京・メルパルクホールにて行われた「ゴッドタン」の人気ライブ「マジ歌フェスティバル2012」(c)テレビ東京

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「マジ歌ライブ」は、歌に自信のある芸人たちが自ら作詞作曲したオリジナルソング=「マジ歌」をスタジオで披露する企画。これまでその人気から「ゴッドタン~マジ歌選手権~」「芸人マジ歌選手権レボリューション」「MAJIUTA THE LIVE 完全版」「芸人マジ歌選手権フリーダム」と多くのDVDが出ているうえ、昨年2011年11月には森山直太朗が審査員として参加した「第8回 芸人マジ歌選手権+未公開映像」と、フットボールアワー後藤による衝撃の“ジェッタシー”がお目見えした「第9回 芸人マジ歌選手権+未公開映像」が収録された最新作「芸人マジ歌選手権ビッグバン」も新たに発売された。

会場では開演前、紺野あさ美アナウンサーによる影アナウンスに続いて「小木のマジ歌観客オーディション」VTRを上映。グラビアアイドルたちを横柄な態度で叱りつけながら「ケータイの電源を切る」「飲食禁止」「角田は傷つきやすいので丁寧な応援を」「風間カメラマンにリアクションは結構」というメッセージを巧みに観客に刷り込んだ。

ライブがスタートすると、まずはスクリーンに爆乳ヤンキーが登場。そして彼女たちに“変態ヤンキー”“ドSヤンキー”などと呼ばれながら、おぎやはぎ小木、バナナマン設楽、松丸アナウンサー、東京03・飯塚と豊本が舞台に上がり、最後は特攻服を着させられた“照れカワヤンキー”おぎやはぎ矢作が照れながら現れた。冒頭からいきなり矢作が追い込まれる爆乳ヤンキータイムのあと、オープニングVTRが流れるとそれまで柔らかい笑いに包まれていた会場も一気にヒートアップ。バナナマン日村のヒム子、後藤の映像などに歓声があがる中、VTRに現れた「笑おうぜ」という文字通り、笑いっぱなし音楽ライブの幕が開いた。

シンガポール焼けで小麦色になったヒム子は「お会計ー!」コールも絶好調の中、恋におびえる乙女たちに向けて「Chu-革命宣言」を熱唱。後半では悲しいヒム子の童話をもとに「恋の女王蜂」を披露すると、会場には振り付けも完璧にマスターした熱狂的ファンの姿も見られた。

今年も「アーイ!」と威勢のいい掛け声で登場したダイノジ大地。MC陣が「ヒロコさんは来てないの?」と聞くも、「絶対来てねーぜ!」という見え見えの強がりに全員今後の展開を怪しんだ。その予想通りヒロコは会場のある場所からバイトをさぼった大地を叱りに歌いながら登場。後半では後輩バイトの安部に代わって別の後輩・上野が大地を追いかけてバイトに行こうと誘うも、大地は安部のときと同様にバイトをさぼることを提案した。すると今度はまさかの場所からヒロコがステージに。3人の見事なコラボに矢作も「完成度高すぎて思わず見ちゃう」と苦笑した。

L.A. COBRAことロバート秋山は舞台上に急遽作られたコント風のBarで、酒におぼれてタイナイスと喧嘩。まったくかみ合ってないように見える日本語と英語の掛け合いの歌にもかかわらず、徐々に心が通じ合った様子の2人は、最後タイナイスの本格的なハイトーンボイスで一気に距離を縮め仲直りし、丸く収まった。トークでは2人が最近入籍し夫婦になったことを告白。後半はおなじみ三浦のおじさんとの掛け合いを見せ、三浦さんも「ロ~ション~」のこぶしをめいいっぱいメルパルクホールに響かせた。

前回シノラー風にキャラ転向したサービスブランドは、まだしっくりこない様子で森三中・大島と黒沢が険悪なムードに。2人のいさかいから大島がケガ寸前の事態となるが、後半には2人の関係に変化が訪れる。そして観客期待の後藤の生歌では、とある事情から後藤がライブに来ることができないとのことで、「ジェットエクスタシー」のPVを特別に本邦初披露。後藤自ら監督主演したそのPVには、目を疑うダサさに加えてあのアイドルのラブシーンや意味不明のエピローグなどが飛び出し、さらなる衝撃を会場全体に与えた。

大竹マネージャー人気が止まらない角田バンドは前半快調に演奏を披露するも、ドラムを担当していたマジ歌バンドメンバーが演奏中に急病で倒れるというハプニングが発生。焦った角田は「お客さんの中にドラムを叩ける人はいませんか!?」と呼びかけたところ会場の端にはマジ歌の伝説ドラマーが。そして後半は大竹マネの「行くぞ!」という男らしい掛け声とともに、「若者たち」「マモルベキモノ」をメドレー。前回大勢のスタッフで大合唱となった「ただ人前で」のフレーズでは、角田の「出て来いよ!」の呼びかけでタイナイス、ヒロコ、三浦らによる豪華共演が実現したばかりか、なんと設楽もコーラスに参加するという奇跡のコラボレーションに会場も拍手喝采となった。

さまざまな形に進化を遂げる劇団ひとりはシバタリアンのみならず、さらに新たな卵からトシムリンの姉・オネムリンへと変体。オネムリンは「トシムリンは餅をのどに詰まらせて死んだ」など、自由奔放な言動でMC陣を振り回しながらも、弟の名曲「抱きしめてイムハタ」をしっかりと熱唱した。

最後は全員で「さくら」を歌いステージを去ったあと、鳴り止まないアンコールで再びMC陣が登場。「歌う歌がない」と困っていると、そこに颯爽と現れたのはなんと日村率いるTMN。「BED MILD」のあとはCOMPLEXも出てきて「7MENS BATTLE」まで披露し、最後の最後まで観客も笑い通しだった。

これら歌の合間には、「審査員あいなチェック」「変なおじさん松丸の変な物販紹介」「門外不出 書き込み厳禁のライブ限定未公開VTR」など、ゴッドタンワールドがこれでもかというほどてんこ盛り。終演後のステージには松丸アナからの“変なメッセージ写真”が映し出されたほか、ロビーにはシバタリアンが産んだ卵の殻が展示され、記念写真を撮る人たちであふれかえっていた。このライブの一部は2月4日(土)に放送予定。笑いと熱気満載のこのフェスティバルを少しでも味わいたい人は絶対に見逃さないように。

※記事初出時、一部記載に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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