まだ芸人として新人の頃、とある番組収録がきっかけで大仁田厚に因縁を持ったハチミツ二郎が、20年越しに大仁田厚へ対戦を申し入れた。当時、浅草キッドの指令で挑戦状と称したウンコ付きパンツを持って、マキタスポーツが大仁田のもとを訪ねるというロケを見学していたハチミツ二郎は、暴れ出した大仁田から逃げたマキタやスタッフに代わって「殴る蹴るの暴行を受けた」という。大仁田が今年10月末に引退を表明しているのを受けて、「やっぱり大仁田厚を一発ぶん殴りたい」と決意。知人の橋本友彦をはじめ、PRO-WRESTLING A-TEAMの協力を得て電流爆破マッチのリングに立つ。
大のプロレスファンとして知られるハチミツ二郎は「学校を休んで大仁田さんの興行を見にいっていた。結婚記念日も大仁田さんが電流爆破をよくやっていた5月5日に設定している」と大仁田への思いを告白。その上でどうしても因縁をここで晴らしたいと強く訴えると、今朝まで「断ろうと思っていた」という大仁田は、「電流爆破は低温花火とか言われるけど、一緒に戦ってその痛さ、苦しみを伝えてくれ。それが条件だ」とその覚悟を受け入れ「命にかかわるケガを負ってもすべては自己責任」と誓約書を書かせた。
「プロレスが茶番だと言われるのが一番嫌なんです。じゃあ自分が飛び込む。覚悟決めてあります」と自身のプロレス愛を懸けて戦うハチミツ二郎だが、挑戦にはもう1つの理由が。今回の対戦を「2017年の(ビートたけしの)お笑いウルトラクイズ」だと述べ、「ああいうものは今、できないしやりたいという芸人もいない。でもコンプライアンスだなんだとうるさい時代にやっちゃいけないことをやるのが芸人」と語気を強めた。「僕はプロレスを見すぎた。10代の頃に大仁田厚を見すぎた。だから覚悟を決めた。マネージャーは正直反対しているんですが、自分の人生なんで」と静かな闘志を燃やし、「無茶をやれなくなったら芸人はもういなくていい。後輩でも、先輩でも、ザ・ぼんちでも。いろんな芸人に見てほしい。芸人の方は目に焼き付けてください」と語っている。
東京ダイナマイト・ハチミツ二郎VS大仁田厚 ノーロープ有刺鉄線電流爆破&有刺鉄線電流爆破バットデスマッチ
日時:2017年10月7日(土)18:00開場 19:00試合開始
会場:神奈川・鶴見青果市場
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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