「何も考えずに出ても大丈夫」2700、サンシャイン、ネルソンズの信頼関係

2月7日（日）から東京・ベノア 銀座店にて開催される即興ライブ「THE EMPTY STAGE IN GINZA」の稽古が連日行われている。お笑いナタリーでは「ショート即興ショー」を担当するTeamIのメンバー、2700、サンシャイン、ネルソンズと、講師として稽古に参加しているバッファロー吾郎・竹若、ニブンノゴ！宮地に話を聞いた。

この日は即興芝居の要素が取り入れられたさまざまなゲームを行いながら、チームに合う演目やその演目にふさわしいキャストを吟味。締めくくりには、毎回のお決まりだという円陣を組んで、隣の人によかったところを伝えていく。サンシャイン坂田に対して語気を強めていたネルソンズ青山は「気持ちが乗っちゃってただけで、本人には伝わったと思う」。坂田も「厳しい感じに映ったかもしれないですけど、芯の温もりはしっかり届いてます」とその気持ちを受け取ったようだった。

誰の発想も否定せず「YES, AND」でつなげていくのが「EMPTY STAGE」のルール。2700八十島はそれを染み込ませるための稽古だといい、「まずは稽古から楽しんで、本番も楽しめるようになる練習というか。用意していくものは1つもなくて『今日もみんなと楽しむぞ』っていう感じ」と心持ちを明かす。相方のツネは「無の状態で前に飛び出して、まず声を出してみることから始めると意外と勢いがつく。最初の一歩は勇気がいるので、そこは僕がトップバッターで出たい。もちろん失敗することもありますけど（笑）」と自分の役割について語った。

動きの多いダイナミックなネタを得意としているコンビが揃うTeamIの持ち味は、宮地によれば「若さとパワー」。また竹若は「先輩後輩の枠がない」といい、「仲良しこよしにならずに、緊張感を持ってその関係をうまく利用できればすごいチームになると思う」と太鼓判を押した。これを受けてサンシャイン信清が「出れば誰かが何かしてくれる。何も考えずに出ても大丈夫」とメンバーへの信頼についてコメントすると、前回信清に助けられた坂田も「1回ゼロになっても奇跡が起こり得る」と頷く。

「当日のお客さんの感じを見て、そのとき自分はどうしたらいいか臨機応変にやっていきたい」とスマートに答えてみせるのはネルソンズ和田まんじゅう。「全力でやれよ！」とメンバーにツッコまれながらも「テクニック見せます」と自信の表情を崩さない。一方、相方の岸はシンプルに「単純に楽しんで元気いっぱいやりたい」と意気込む。最後にツネは「“出たがり”が多いから展開が多く、スピーディなステージになると思う」とTeamIならではの見どころを紹介した。

TeamIは2月11日（木・祝）の13時公演などに出演。そのほか詳細はオフィシャルサイトで確認を。