宮川大輔登場、映画「オー!ファーザー」仲よし舞台挨拶

昨日3月23日、「第6回沖縄国際映画祭」沖縄コンベンションセンターにて、映画「オー!ファーザー」の舞台挨拶が行われ、宮川大輔、岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、村上淳、藤井道人監督が登壇した。

同映画では、岡田演じる男子高校生・由紀夫と、彼の父親を名乗る勲（宮川）、悟（佐野）、鷹（河原）、葵（村上）の4人が奇妙な同居生活。4人とも由紀夫を愛してやまないが、なぜか揉めることもなく仲良く暮らしている。そしてある日、由紀夫がある事件に巻き込まれることに。絶体絶命の状況の中、由紀夫を守るため父親たちがある行動に出る。

タキシードで全身バッチリ決めて登場した宮川が挨拶をしようとすると、なぜかその間ずっとほかの出演者陣がクスクス笑い。「みなさんなんで笑ってるんですか」と訝りながらも、「お忙しい中ありがとうございます。いかがでしたか？」と尋ねると観客からは大きな拍手。「それで十分です。ぜひ友達に薦めていただいて、たくさんの方に観ていただきたい」と真面目に挨拶した。

主演の岡田は「前回沖縄に来たときは、1人で美ら海水族館に来て……」とエピソードを語るも「オチがわからないなー」と途方にくれ、宮川が「おとさなくていい」とツッコミ。最後に挨拶をした村上は「宮川さんがいるせいか、最後の人間はみんなオチがつくと思ってるでしょ。つきませんからね。以上です」とあらかじめことわり、宮川はまたも「いらないです」とツッコんでいた。

この中で唯一、俳優ではなく芸人である宮川は、「こんな豪華な皆さんと今日、国際通りの真ん中でレッドカーペットの上を歩かせていただいて。緊張するんですが、すごくアットホームな感じで。撮影もアドリブがすごい。ほんとにすごかった。だいぶカットしましたよね？」と熱弁しながら監督に問いかけるも、妙な間が。またも出演者たちがクスクス笑い始め、焦った宮川はいきなり背中を掻くという謎の行為を挟んでから、「ほんとにみなさん和気あいあいで、みんなで空き時間にマージャンしたり」と訴えると、急に会場の赤ちゃんが泣きだすハプニング。この絶妙な間に宮川は「以上です」と降参した。

また、MCから「もし自分の息子が忽那さんみたいな女性を連れてきたら？」と聞かれると、宮川は「すぐ泊まっていきなさいって言いますね。何泊でもいいよ、って」と宮川は大歓迎。続いて河原が「大輔さんみたいな出で立ちするでしょうね」とニヤニヤすると、ほかの出演者たちも爆笑し、「えんがわみたいな白いシャツ」「ものすごい尖った靴」とイジりはじめ、「やめてくださいよ！」と宮川は次々ツッコむハメになった。

その後も宮川の言う通り出演者全員が和気あいあいとしており、それを見た監督は「そのくらいアドリブが多くて、予測不可能なこともあったり、カットしなきゃいけない場面ばっかり（笑）。マージャンの卓を囲むシーンはみんなすごく楽しそうで、カットをかけた後のほうが面白かったり。家族を感じるには一番好きなシーン」とコメント。そこで河原が調子にのってマージャン中の宮川のやんちゃなエピソードを語り出すと、全員「そんなことない」と大慌て。村上が代表して「そんなことはやってないです」と否定するも、「それはやってないですけど、靴は尖ってます」と、結局宮川がイジられてしまった。映画は5月24日から全国公開。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。