ブロードウェイ×新喜劇、ダンサーらアクロバットなコケ

ブロードウェイ発エンターテインメント「ヒントン・バトルのアメリカン・バラエティ・バン！」が、12月14日（土）から大阪・なんばグランド花月にて上演される。このPRのため、同公演の演出・振付などを担当するヒントン・バトル、日本人タップダンサーのHIDEBOHらキャストが、昨日12月8日に同劇場での「吉本新喜劇」に参加した。

とあるオシャレなフレンチレストランを舞台にした新喜劇で、彼らは島田一の介、安尾信乃助、川畑泰史、福本愛菜などと共演。観客からは大きな拍手で迎えられた。ヒントンらは歌とダンスを披露し、会場を魅了。ダンス終盤にはノリノリのヒントンが「フォー！」と叫び、川畑は「NGKで『フォー！』をしたのは（レイザーラモン）HG以来！」と笑わせた。

レストランでの注文を受け「わかりました、カレーライス10人前！」という川畑のボケには、ダンサーならではのアクロバティックかつダイナミックなズッコケも。ステージを去る際、セットのドアをきちんと開けて出ていったヒントン一行に、川畑は「ゲストの方は壁（とみなされる部分）を突き破って出て行くことが多いんですが、さすがはブロードウェイ！」と絶賛した。

26年前、こけら落とし公演以来の同劇場出演となったヒントン。公演後の囲み取材では「101年も続いている吉本興業で、新喜劇に加わり、すごい才能のある芸人の皆さんと一緒に舞台に立てたことを、本当に光栄に思います」と感想を述べた。HIDEBOHは「吉本新喜劇は日本の顔。そこにダンスで参加させてもらえるなんて。ドキドキワクワクしながら、みんなで楽しむことができました」と笑顔で語った。

「もう1回やりたい」というヒントンに、川畑は「毎日でもお待ちしています！」と再共演を熱望。「あれほど素晴らしいコケを見たのは初めて。座員一同、本当に感動したし、一緒のシーンに出られなかった者は悔しがっていました。興奮しました！」と話した。