大宮エリーコメント

そもそもこんな、日替わり演劇を5本やるなんてこと、どうして考えたんだろうとあのときは大変後悔しておりました。

事の発端は、仲良くしてもらってるミュージシャンの方々と何かものづくりが出来たらいいなあって思っていて..。

何ができるんだろうと。それで、ライブ、ていうか、舞台なのかなと。

ミュージシャンのかたがたに当て書きをし、ただその場で演奏しているだけなのに歌っているだけなのに、

あたかもその物語の登場人物になってしまっている！みたいなことができないかなぁと思っていたんです。

そこへ、紀伊國屋ホール5日間空いてるけど、どうする？って言われたものだから、

じゃあ、やります！ 一度きりの日替わり演劇を5アーティストと、5days！名付けて、SINGER5って、

言っちゃったんですよね。単なる思いつきだったんですよね。

あとで、それの意味するところが分かり、、つまり、5本脚本を書いて、5チーム分、演出をしなくてはいけないという..。

で、あああ、と、頭を抱えました。

今では、いい思い出。ああいう無茶なことって勢いでやらないと実現しないものですからね。あんなレアなこと、

一回きりじゃ、もったいない！もっと多くのひとにみてもらいたい！また、もう一度観たい！

チケットとれなかったからDVDにしてくれ！という沢山のみなさまからの熱い声になんとか応えたい！実現したい！という思いが、奇跡を生みました！レーベル間を乗り越えて、ここにひとつに画期的DVDボックスができました。

きっと伝説になるステージが5本。トークも5本。ドキドキ稽古場風景も5本。

この無茶な遊びに力を貸してくれた、勇気ある役者の方々に感謝。この難業に関わってくれた全ての人に感謝です。

どうぞ楽しんでくださると嬉しいです。ぺこり。