アルバムを聴けば3人の成長がわかるはず

──1stアルバム「ノースリーブス」は9月発売予定が延期となり、このたびいよいよ正式にリリースされますね。

小嶋陽菜　待ってました！ ファンの方もそうだと思いますが、私たちも待ってましたって気持ちでいっぱいです。

高橋みなみ　延期になったときはどうなるかと思いましたが、ようやく発売されるということでとてもうれしいです。

峯岸みなみ　本当にお待たせしてしまったなぁと。ノースリーブスの曲は我ながら全部良い曲だと思っているので、本当にたくさんの方に聴いてもらいたいですね。

高橋　2011年は年明け早々、このアルバムから良いスタートが切れそうです！

──今回のアルバムは、ノースリーブスが結成されてから2年間の集大成と言える内容だと思います。完成したアルバムを聴いて、みなさんどう感じましたか？

小嶋　シングル曲だけじゃなくて、ソロ曲や「チームピグ指名戦」用に歌った曲、AKB48の劇場公演で歌った曲も入っていて、とにかく内容が濃いなと。

峯岸　改めて、いろんなジャンルの曲を歌ってきたなって思いました。音楽的にもすごく幅がある、楽しいアルバムに仕上がって本当に良かったです。

高橋　この1枚を聴いていただければ、私たち3人の成長がわかっていただけるはず。特に、ソロ曲にはそれが色濃く出てると思うので、じっくり聴いてほしいです。

大人になったつもりで歌の世界に入り込んだソロ曲

──そのソロ曲ですが、3人それぞれの個性が強く感じられる仕上がりですね。

高橋　私のソロ曲「奇跡は夜生まれる」は、自分にとって初の本格的なバラード曲で、とにかく歌うのが難しかったです。

──とてもドラマチックな展開の曲ですが、どういうところが難しかったですか？

高橋　歌の主人公が自分よりも大人の女性なんです。だから、レコーディングのときは精神年齢を上げて大人になったつもりで、歌の世界に入り込みました。CDを聴くときに、そういったところにも注意してほしいですね。

──なるほど。峯岸さんの歌う「私は私」はとてもしっとりとしたスローバラードですが。

峯岸　めっちゃめちゃ良い曲ですよね！ 初めて曲をいただいたときに、歌詞と曲調に感動して思わず泣いちゃいました（笑）。

──そして、小嶋さんの歌う「Cloudy sky」は、高橋さんや峯岸さんが歌うバラード調から一転して、軽やかなポップチューンですね。この曲の聴きどころは？

小嶋　ズバリ、すべてです！

高橋・峯岸　（笑）

──では、ソロ曲以外でみなさんが印象に残っている曲ってどれですか？

峯岸　「キスの流星」です。曲自体もビデオクリップも大好き。このシングルのリリースイベント（2009年11月）ではバク転に挑戦したんですけど、その際に自分はいろんな人に支えられていることを実感したので、特に印象深いですね。

小嶋　私は、やっぱりデビュー曲の「Relax!」。

高橋　「3seconds」と「クリスマスプレゼント」かな。2曲ともドラマ「メン☆ドル」（2008年10～12月にテレビ東京系で放送された、ノースリーブス主演ドラマ）で歌わせていただいた曲なんですけど、聴いていると撮影のときのことを思い出しますね。

この3人で活動することになるとは思ってなかった

──今回のアルバムには、ノースリーブスの楽曲以外にもAKB48の劇場公演でみなさんが歌っていた曲も初収録されていますね。

高橋　「純愛のクレッシェンド」と「Bye Bye Bye」はこの3人で歌ってました。「ハート型ウイルス」は劇場では違うメンバーですけど、このアルバム用に3人で歌い直したんです。

峯岸　ちなみに、「Bye Bye Bye」は自分たちで振り付けを考えた曲なんですよ。

──え、全部ですか？

高橋　そうです。今思えば、ホントによくできたなぁって思いますね（笑）。

小嶋　あと、「純愛のクレッシェンド」はリハーサルのときにスタッフさんにほめられてうれしかったのをよく覚えてます。

峯岸　この曲は3人で歌う曲の中でも最高傑作と言えるぐらい、自分たちもお気に入りの1曲です。ファンの方も同じように好きでいてくれるとうれしいですね。

小嶋　それにしても、あの頃はこの3人がノースリーブスとして活動することになるとは思ってなかったよね？

高橋・峯岸　そうだね。