ナタリー PowerPush - Negicco

ネギは進むぜ!夢のワンダーランドへ

さよならネガティヴ・ガールズ!

──「ヘッドライナー」はチームのみんなが奥手なNegiccoに「本命」と口に出させることで、「いよいよ行くぞ」と発破をかける曲だったと思うんです。今回の「トリプル!WONDERLAND」は3人をさらに鼓舞するような曲だと思うのですが、皆さんはこの曲をもらったときにどんな印象を持ちましたか?

Kaede 大好きな曲調なのでうれしかったですね。今年一発目の曲としてすごく気持ちが入れやすい曲だなって。

──「ネギは進むぜ!次のディケイド」とか「3人いれば無敵のパワーが湧いてくる!」とか「奇跡を起こすよ この街から」とか、完全にNegicco自身を、しかも前向きに表現した楽曲で。さらにダメ押しで「N.E.G.I.C.C.O!」とグループ名の連呼まである(笑)。

Nao☆

Nao☆ 「ときめきのヘッドライナー」も「トリプル!WONDERLAND」もドキュメンタリーなんですよね、私たちの。連続した短編映画みたいな。

Megu 楽しいしカッコいいし、Negiccoらしいし。矢野さんはドラムをやられているからなのか、ドラムとベースが本当にカッコよくて。

──「さよならネガティヴ・ガールズ!」という、アルバム曲「ネガティヴ・ガールズ!」と呼応する歌詞もあったり。「ネガティヴ・ガールズ!」のネガティブなまま奇跡を起こすという態度も素晴らしかったですけど……。

Kaede さよならしちゃいました(笑)。

Megu 「『ネガティヴ・ガールズ!』はもう歌わないんですか?」って言われました(笑)。

“矢野マジック”の裏側

──矢野さんとのレコーディングは初めてですけど、作業はいかがでしたか?

Negicco

Nao☆ connieさんは「Negicco史上一番難しい曲」って言ってましたけど、ホントに難しかったですね。「ヘッドライナー」は高い声を出すのが難しかったりしたけど、「トリプル!WONDERLAND」はリズムの取り方だったり、細かいところがハイレベルで。

Megu 歌い終わったときは「大丈夫かこれ……」って思ったんですけど、できあがったものを聴いたらすっごいよくって、こんなにカッコよくなるんだ!って(笑)。

──矢野さんから何か指示やアドバイスは?

Nao☆ 何もなかったんですよ。

Megu でも2人が歌ってるとき矢野さんを見てたら、歌を聴きながらこうやってて(怪しげなジェスチャー)、歌がハマった瞬間こう(怪しげなジェスチャー)やるんですよ!

Kaede すごーい!

Megu

Megu あ、これ来た!みたいな。その動きのときは一発OKみたいな感じで。矢野さん的に来るものがあるんだなあって。

──えっ、じゃあ来てないときは?

Megu 来てないときは、こう……(覇気のない怪しげなジェスチャー)。

Nao☆ あはははは(笑)。矢野さんかわいい(笑)。

Megu 矢野マジック! バシッと決まると「あっ、矢野さんの中に何かが降りてきたんだな」ってゾクゾクしました。

初挑戦の多い「ライフ・イズ・キャンディ・トラベル」

──「トリプル!WONDERLAND」はNegiccoサウンドの主軸にもなっている四つ打ち路線をさらに洗練させて強度を増した楽曲になったと思うのですが、カップリングの「ライフ・イズ・キャンディ・トラベル」では一転、これまでなかった生バンドサウンドで。奇妙礼太郎トラベルスイング楽団とのコラボという組み合わせから新鮮ですしね。

Megu 奇妙さんが歌ってるのも聴かせてもらったんですよ。アレンジが決まったときに送ってもらった音源を。……すごかったです! 震えたよね。

Kaede

Kaede うん。プロだなって。

Megu できれば奇妙さんのバージョンでも出してほしい(笑)。サウンドも新しいですし、歌割りも今までにないパターンなんです。

Kaede 私はだいたい出だしの担当なので、Bパートを歌うのは初めてで。

Megu 私は最初に歌うのが初めてだし。connieさんがいろいろ挑戦させてくれてるんだなって、歌割りをもらったときから感じました。

Nao☆ なんでこういう歌割りにしたのか聞いたら、単にキーが合う人を当てたんだって。

Kaede えー!

Megu そんな単純な理由だったの? がっかり!(笑)

Nao☆ あといつもと違うのが、サビが繰り返しの場合は基本的に一番よく録れたトラックを繰り返して使うんですけど、今回は生音だから1つひとつ歌ってるんです。

Negicco

Megu ズズズズズズズズッ、ズズズズ(ストローでドリンクを吸う音)。

──えっ?

Megu あっ、すみません(笑)。ズズズーッ(ストローでドリンクを吸う音)。サビの部分ね。

Kaede あははははは(笑)。

ニューシングル「トリプル!WONDERLAND」 / 2014年4月16日発売 / T-Palette Records
初回限定盤A [CD+DVD] / 1620円 / TPRC-0076
初回限定盤B [CD+DVD] / 2700円 / TPRC-0077
初回限定盤C [CD2枚組] / 1620円 / TPRC-0078
通常盤 [CD] / 1080円 / TPRC-0079
7inchアナログ盤 / 1620円 / TPRV-0010
ライブチケット付限定盤 [CD+チケット] 各3996円
ライブチケット付限定盤A / TPRC-0080
ライブチケット付限定盤B / TPRC-0081
ライブチケット付限定盤C / TPRC-0082
ライブチケット付限定盤D / TPRC-0083
初回限定盤A~C、通常盤収録曲
  1. トリプル!WONDERLAND
  2. ライフ・イズ・キャンディ・トラベル
  3. トリプル!WONDERLAND (inst)
  4. ライフ・イズ・キャンディ・トラベル (inst)
初回限定盤A DVD収録内容
  • Music Video「トリプル!WONDERLAND」
  • Bonus Video「トリプル!WONDERLAND」MV メイキング映像
初回限定盤B DVD収録内容

「T-Palette Records感謝祭2013」LIVE映像

  1. さよならMusic
  2. イミシン☆かもだけど
  3. アイドルばかり聴かないで
  4. ネガティヴ・ガールズ!
  5. 圧倒的なスタイル
  6. ときめきのヘッドライナー
初回限定盤C REMIX CD収録曲
  1. 新しい恋のうた(PR0P0SE remix)
7inchアナログ盤収録曲
  1. トリプル!WONDERLAND
  2. ライフ・イズ・キャンディ・トラベル
ライブチケット付限定盤(A~D ver.)CD収録曲
  1. トリプル!WONDERLAND

ナタリーストア「TOKYO CULTUART by BEAMS × 2.5D × Negicco」グッズ

Negicco(ねぎっこ)

Negicco

新潟の名産品「やわ肌ネギ」のキャンペーンユニットとして2003年7月に結成。キャンペーンソング「恋するねぎっ娘」でCDデビューを果たす。キャンペーン終了後も地元新潟を拠点に活動を続け、2010年にはローカルアイドルの音楽フェスティバル「U.M.U AWARD 2010 ~全国アイドルお取り寄せ展~」で優勝。2011年にはバニラビーンズとともに、タワーレコードが設立したアイドル専門レーベル「T-Palette Records」の第1弾アーティストとなった。同年11月にシングル「恋のEXPRESS TRAIN」を発表した。2012年2月にはベストアルバム「Negicco 2003~2012 -BEST-」をリリース。このアルバムに収録された代表曲「圧倒的なスタイル」は同年1月よりフジテレビ系人気バラエティ「めちゃ×2イケてるッ!」のエンディングテーマとして1年にわたってオンエアされた。結成10周年を迎えた2013年7月には、小西康陽ほか豪華クリエイターを作家陣に迎えた1stオリジナルアルバム「Melody Palette」、同年11月には西寺郷太(NONA REEVES)プロデュースによるシングル「ときめきのヘッドライナー」を発表。2014年4月には矢野博康(ex. Cymbals)との初タッグによるニューシングル「トリプル!WONDERLAND」をリリースした。