音楽ナタリー PowerPush - 青山☆聖ハチャメチャハイスクール

メチャハイプロデューサー赤虎が明言「新ユニット作ります」

青山☆聖ハチャメチャハイスクールが6月24日にEMI Recordsよりメジャーデビューシングル「NEVER MIND」をリリースする。

4月に東京・Zepp Tokyoにて行われたワンマンライブで「2000人動員」というノルマを達成できなかったものの、チケットの券売が2000枚を超えていたことでギリギリながらもメジャーデビューを決めたメチャハイ。そんな彼女たちを裏で支え続けてきたプロデューサー・赤虎氏にZepp Tokyoでのライブの感想やメジャーデビューの経緯を尋ねてみたところ、グループ全体として新たな構想があることを明かしてくれた。

音楽ナタリーではメチャハイの今後を左右するという赤虎氏の新プロジェクトに迫った。

取材・文・撮影 / 古川朋久

 
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魂尽きるまで戦う

──メチャハイは4月5日にZepp Tokyoでワンマンライブを開催し、EMI Recordsからのメジャーデビューも決定しました。(参照:メチャハイ、単独ライブで約束「夢の武道館まで付いてきて」)まずはここまでに至る経緯と、ワンマンライブの率直な感想などをお聞きしたいなと。

さかのぼると昨年の8月にZepp Tokyoでワンマンライブをやると言って、今年の2月に2000人動員したらメジャーデビューが決定すると宣言したんですけど、それまでグループとファンの間に漂っていた嫌なムードがそれらの発表によって一旦落ち着いた感じがしたんです。

──昨年の夏、話題になったメンバーの卒業に関する騒動ですね。ワイドショーでも取り上げられるほど話題を集めました。

ミュージックビデオ撮影時のオフショット。

はい。あの騒動によって考えていた計画をだいぶ変更する必要が出てきてしまいましたし、それまでの勢いに歯止めがかかりました。いわゆるTO(「トップヲタ」の略称。各メンバーに対しもっとも応援に情熱を注いだ者などがそう称される)と呼ばれていた人たちもどんどんいなくなっていくし、ここまでの快進撃からのギャップに戸惑いました。何より、メンバーもファンもみんなが疑心暗鬼になってるし、誰が見ても少し前のメチャハイと変わってしまったと感じてて。

──その崩壊に歯止めをかける意味でのZeppワンマン、そしてメジャーデビューだったと?

そうですね。再び勢いを付けるにはそれなりの発表をしないといけないと思いました。そうやって僕が明るいニュースをどんどん投下していって、力ずくでもポジティブな方向に持っていこうと必死にがんばりました。

──発表をしてからのメンバーとファンはどんな様子でしたか?

バラバラだった気持ちがまた1つにまとまり出した感じがあって。そこから徐々にメンバーもファンも気持ちが上に向いたようで、またメジャーデビューに向けてまとまることができました。

──でも赤虎さんにとっては、もしかすると苦渋の決断だったんじゃないかなと。メジャーデビューのタイミングってそんなにパッと決められるものでもないし、本当にここでよかったのかと。

青山☆聖ハチャメチャハイスクールによるワンマンライブ「青山☆聖ハチャメチャハイスクール 4th.ワンマンライブ“VANISHING POINT”」の様子。

本音を言えば1年前にしたかったっていう思いはありましたよ。騒動があって先延ばしにせざるを得なくなってしまったのは痛かったです。でもそういう嫌なムードがずっと続いてしまうのも早くなんとかしたかったですし、やるならこのタイミングだなと。動員目標の2000人というのも当時の勢いがあれば難なくクリアできたと思いますけど、今の状況ではたしてクリアできるのかという不安は発表してから常に持ってました。

──ライブ当日も開演10分前なのにまだ満員御礼とは言えなかったので大丈夫かなと思っていました。開演してからは徐々に埋まり出して、最後には後ろのほうまでお客さんがいるような状況にはなりましたが、結局2000人動員は達成できず。結果的に券売が2000枚捌けていたのでメジャー決定というのは正直悔しかったのでは?

「なんだ、それ?」って感じですよね。まあ本音を言ったらああ言うしかなかったのはすごく悔しかったです。本当にダサいことになってしまったけど、それでも応援してくれる人がたくさんいて、僕自身救われました。それに「私は最後の1人になるまで戦う」って言ってくれるメンバーもいて、僕はこの先なんと言われようが続けていかないといけないなと。「魂尽きるまで戦うわ」と心に決めました。

メチャハイは明るいファッションパンク

──初のバンドセットで挑んだライブはどうでした?

リハからずっと観ていて手応えを感じてたんですけど、正直あの日はライブをじっくり観ている状況でもなくて、裏で実務を行ってて。まだゆっくり当日の模様を映像で観られてもいないんですけど、アイツらなら大丈夫だって信じてました。

青山☆聖ハチャメチャハイスクールによるワンマンライブ「青山☆聖ハチャメチャハイスクール 4th.ワンマンライブ“VANISHING POINT”」の様子。

──研究生から上がってきたばかりのメンバーもいるし、バンドにあわせて熱量を伝えられるくらいのパフォーマンスができるのかと、正直開演前まで心配だったんですけど、1曲目からすごい気迫を感じて。今のグループの状況とかメジャーに対する思いとか、いろいろあって彼女たちも「ここが正念場」だって思ってたんでしょうね。メジャーデビュー云々を抜きにしても「今のメチャハイはここまでできるぞ!」っていうのを見せつけられて、とても心に残りました。

そう言ってもらえるとうれしいです。そもそもバンドサウンドの楽曲が多いですし、マッチすることはわかっていたのでパフォーマンスに対する心配はなかったですね。

──当日はメジャーデビュー曲「NEVER MIND」もお披露目されましたが、これもパンクを意識された楽曲ですね。

僕、音楽はSex Pistolsで育っているので、彼らと同じEMI Recordsからメジャーデビューできることがうれしくて。なので「NEVER MIND」も彼らのテイストを取り入れたパンクになっています。

──「NEVER MIND」のサウンドプロデュースは松隈ケンタさんなんですね。

ミュージックビデオ撮影時のオフショット。

はい。ここで初めて発表するかたちになっちゃいましたね(笑)。前作「VANISHING POINT」に続いてメジャーデビュー曲も松隈さんにお願いしました。メチャハイ自体がもうハチャメチャなアイドルなので、ある意味すでにパンクっちゃパンクなんですけど、松隈さんが関わっていたBiSともパンクの質が違う。BiSはパンクでも王道というか初期パンクのような感じで、メチャハイは明るいファッションパンクのような感じ。ファッションパンクは僕的には本当は嫌いなんですけど、世間的にはわかりやすいしアイドルが歌ってもマッチすると思うので。難しい注文ですけど松隈さんだったら別の次元にメチャハイを連れていってくれるかなって思って、今回も楽曲をお願いすることにしました。

青山☆聖ハチャメチャハイスクール妹分グループオーディション情報

メチャハイが所属するMovingFactoryが第2弾アイドルグループのメンバーオーディションを開催。都内で活動できる20歳までの女性が対象となり、書類審査、面接、実地審査を経てメンバーが選出される。オーディションの詳細はMovingFactoryのオフィシャルサイトをチェックしよう。

「ソロ曲争奪戦」&「メチャハイファミリー総選挙」開催

「NEVER MIND」のソロジャケット(個人盤)売り上げ上位3名にはオリジナルのソロ曲をプレゼント。またCDに封入される投票券を使って、現メチャハイメンバーとMFガールズ(研究生)を対象に選挙が実施される。選抜メンバーは次回のメチャハイシングルに参加が決定。詳細は青山☆聖ハチャメチャハイスクールのオフィシャルサイトをチェックしよう。

青山☆聖ハチャメチャハイスクール
(アオヤマセイントハチャメチャハイスクール)

青山☆聖ハチャメチャハイスクール

今村美咲、咲山しほ、菜田彩佳、坂木ひとみ、奈良井夢、望月美怜、水原汐莉の7人からなるアイドルユニット。“宇宙一ハチャメチャなグループ”をコンセプトに2012年8月より活動を開始し、精力的にライブを行って2014年には東京・赤坂BLITZでの単独公演を成功させる。2015年1月には5thシングル「メチャハイの逆襲~BEYOND THE DARKNESS」を完成させオリコンシングル週間ランキング9位を獲得。同年4月にはグループ最大規模のワンマンライブを東京・Zepp Tokyoで開催し、動員目標の2000人には届かなったもののチケットの券売で2000枚を達成したことによりEMI Recordsよりメジャーデビューが決定。6月にメジャーデビューシングル「NEVER MIND」を発表する。