音楽ナタリー Power Push - うたパス「Listen with」特集 Vol.1 ザ・チャレンジ

“周り巻き込み型バンド”ザチャレが「Listen with」に登場

auの定額制音楽配信サービス「うたパス」に、新機能「Listen with」が登場した。

「Listen with」はアーティストやタレントとリアルタイムで同じ音楽を聴きながらチャットができるソーシャル機能。さらに「うたパス」および「KKBOX」アプリを通して参加できる「Listen with」イベントが月に数回開催され、現時点で山崎まさよし、秦基博、MACO、楠田亜衣奈、WEAVER、さかいゆう、ザ・チャレンジといった7組のアーティストの参加が決定している。

明日9月29日20:30より実施されるこの「Listen with」の第1弾には、ザ・チャレンジが登場する。音楽ナタリーではザ・チャレンジの沢田チャレンジ(Vo)とドラゴンチャレンジ(Dr)にインタビューを行い、「Listen with」へ向けた意気込みやファンとオンラインで交流することへの思いを聞いた。

取材・文 / 三橋あずみ 撮影 / 小坂茂雄

どんどん新しいことにチャレンジしたい

──まず「Listen with」ご出演に際しての思いを聞かせてください。

沢田チャレンジ(Vo)

沢田チャレンジ(Vo) 昔はバンドから何か発信するときってほとんどが一方的なもので、インタラクティブな交流ってなかなかできなかったと思うんですけど、SNSが発達してからはお客さんの声をダイレクトにもらうことができるので、お客さんとの距離が近くなったなと思っているんです。テクノロジーの進化によってSNSの形も日々変わっているので、バンドとしてもどんどん新しいことにチャレンジしていきたいなという思いがあるんですよ。なので今回「Listen with」に参加できることはうれしいですね。

──沢田さんはファンとのコミュニケーションにTwitterなどSNSをすごく活用していらっしゃいますよね。

沢田 SNSを活用することで、今僕らのファンでいてくれる方との交流を深められる側面と、僕らのことを知らない人に新たに知ってもらえる側面があると思うんですね。その両方を大事にしていきたいなっていう気持ちがありますね。あと、地方に住んでいる方ともすごく近い距離感でいられるっていうのはSNSが発達したことの恩恵なのかなって思います。バンドって普段はライブなどで1対1000や1対1万のコミュニケーションをしていると思うんですけど、SNSって1対1の関係を作れるじゃないですか。その1対1を1万個作れるっていうのはすごくいいことだなあと。そのぶんすごく大変なこともありますけどね。「物販の先行何時からですか?」っていう質問が来て「それオフィシャルサイトに書いてあるから!(笑)」って思ったり。まあでも、それを差し引いてもメリットは多いですね。

──ファンからのリプライにはできるだけ答えたい?

沢田 答えたいですねえ。

ドラゴンチャレンジ(Dr) 沢田さんは性格がマメなんですよ。こういう人がモテるんですよね。

沢田 本当にマメだと思います。自分の中でルールを決めたら、それをずっと守れるんですよ、僕。

ドラゴンチャレンジ(Dr)

ドラゴン この間LINEでバンドのオフィシャルアカウントを作ったんですけど、この人、絶対に毎晩めちゃくちゃ長いメッセージを送ってますからね(笑)。そういうことができる人って、地味だけどすげえなって思いますね。

沢田 音楽的に突出した才能がなくても、コミュニケーションの才能があるアーティストが生き残りやすい世界になったっていうのは、ホント僕にとっては助かります。これもSNSの恩恵です(笑)。

──(笑)。そんな沢田さんは「Listen with」というサービスについてどう思いますか?

沢田 このサービスの「いいな」と思ったところは、たとえばバンドマンがクラブでDJをする機会があるじゃないですか。そういう場って、自分の好きな音楽を流して「こういう音楽が自分のルーツなんだよ」とか「最近こういう曲にハマってるんだ」っていうことをファンと共有できるものだと思うんですけど、なかなか足を運べない人もいるんですよね。そんなことを考えると「Listen with」ではすごく多くの方に気軽に楽曲を紹介できるから、本当にいいなと思いますね。

SNSはザ・チャレンジにとって有効で必然的なツール

──これまでSNSでのファンとの交流の中で、印象に残っていることはありますか?

沢田 自分が作った曲に対して、「私はこういうふうに思いました」とか「こんなふうに励まされました」っていうように聴き手からはっきりとした解釈や感想をもらえることは、うれしいし印象的ですね。お客さんの声をダイレクトに知れるっていうのはバンドにとってデカいです。リクエストをダイレクトにもらうこともあるので「ああ、お客さんはこういうものをザ・チャレンジに求めているんだな」って具合に曲作りの参考にもなる。

──バンドの活動にダイレクトに影響を与えているんですね。

沢田 ものすごく与えていると思います。僕たち、グッズを作るときなんかにもSNS上で「どっちのデザインがいいですか?」ってリサーチしたりするんですよ。あと、リード曲を2曲のうちのどちらにするかっていうアンケートも取ったことあるね。もうお客さんもメンバーだと思っているので。

ドラゴン ザ・チャレンジって“周り巻き込み型”なスタイルのバンドだから、ファンとの一体感をすごく大事にしてるんですよ。だから、SNSというツールはすごく有効で、使うことに必然性がありますね。

──あと沢田さんのTwitterといえば愛の言葉をつぶやく「#愛の名言集」が人気ですが、あのシリーズはどういった経緯で生まれたんですか?

左からドラゴンチャレンジ(Dr)、沢田チャレンジ(Vo)。

沢田 もともと沢田チャレンジって愛にあふれた人間なんですよ。なのである日ハッシュタグを付けて自分の愛をつぶやき始めたら、面白がってくれる人が非常に多かったんですよね。さっきも言ったように僕は何でもルール化するのが好きだから(笑)、そこからずっと続けている感じですね。最初数100人だったフォロワーが、愛の名言集のおかげで3000人くらいまで増えたんですよ。アレがなかったら、たぶんメジャーデビューできてないよね?

ドラゴン そうだね。

沢田 愛の名言集のお陰でバンドマンの知り合いもすごく増えました。バンドがいい曲作る、ってことは当たり前じゃないですか。そうじゃない、少し変わったことをやっていると、それが「カッコいい」でも「面白い」でも興味を持ってくれる人は必ずいるから。そういうことを意識して発信してますね。

──ちなみに沢田さんはエゴサーチしたりするんですか?

沢田 毎日してますね。ランチタイムと寝る前には必ず。

ドラゴン ハンパじゃないですよ、この人。

──そこから見えてくる、バンドに対する世間の評価はいかがですか?

沢田 好意的な意見が多いなって思います。批判的なのはまだ少ないかな。だからこれ以上売れるのが怖い(笑)。

ドラゴン 批判的なツイートはスルーすればいいのに、沢田さんは掘り下げちゃうしね。

沢田 その人の過去ツイートまで遡って見て、余計に傷付くっていう(笑)。

うたパス

「うたパス」はauの定額制音楽配信サービスです。月額300円(税抜)(※1)で最新のJ-POPからアニソンやカラオケ定番曲まで、500以上の多彩なチャンネルから選び、聴き放題で楽しむことができます。

<キャンペーン期間> 2015年12月31日まで

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※再生中の音楽を保存することはできません。

うたパス「Listen with」

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「Listen with」とは、有名人やアーティストと一緒に同じ音楽を聴きながらチャットができるソーシャル機能。アーティストが自身の曲、影響を受けた曲、好きな曲などを再生し、ファンはアーティストとチャットで会話が楽しめます。

「Listen with」ザ・チャレンジ
開催日時:2015年9月29日(火)20:30~22:00

※「うたパス」「KKBOX」アプリから参加する事が可能です。

ザ・チャレンジ
ザ・チャレンジ

沢田チャレンジ(Vo)、チャレンジオノマック(Vo, G)、タラコチャレンジ(Vo, G)、ヤンキーチャレンジ(B)、ドラゴンチャレンジ(Dr)の5人からなるロックバンド。2010年に沢田チャレンジの「バンドやりてえなー」というつぶやきをきっかけに、彼と交友のあったメンバーで結成された。“アミューズメントロックバンド”というテーマを掲げており、さまざまな挑戦を行ってファンを楽しませている。2015年4月にEMI Recordsからミニアルバム「スター誕生」でメジャーデビューを果たす。同年8月にはメジャー1stシングル「すっぽんぽん」を発表した。

ザ・チャレンジ 「すっぽんぽん」
2015年8月26日発売 / EMI Records Japan
初回限定盤
[CD] 1296円
UPCH-89232
タワーレコード限定盤
[CD+DVD] 1944円
PRON-5902

2016年1月12日更新