DAOKO「打上花火」PR

DAOKO×米津玄師|奇跡の邂逅が産んだ、この夏を彩る「打上花火」

DAOKOが8月16日にニューシングル「打上花火」をリリースした。

シングルの表題曲は8月18日に公開されるアニメーション映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌。米津玄師が作詞、作曲、プロデュースを手がけ、“DAOKO×米津玄師”名義で2人が歌う1曲だ。原作を岩井俊二、脚本を大根仁、監督を新房昭之が担当したこの映画のプロデュースを手がけたのは川村元気。米津玄師とDAOKOを結び付けたのも彼だという。シングルのカップリングには「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の原作ドラマの主題歌「Forever Friends」の、DAOKOによるカバーも収録されている。

この曲はいかにして生まれたのか。音楽ナタリーでは両者の対談を企画し、楽曲の背景にあるものを2人に語ってもらった。

取材・文 / 柴那典

俺もこんな声で歌ってみたかったな(米津)

──お二人の出会いのきっかけは?

DAOKO 私のライブを米津さんが観に来てくださったことがあったんです。

米津 最初は川村元気さんにDAOKOちゃんの赤坂BLITZのワンマンライブに誘っていただいて。確かそのときはまだ映画の話はなかったんですけど、そのライブがすごくよくて。

DAOKO

DAOKO でも、まだその日は実際にお会いできなくて。今回の曲のお話があって、その中で初めてお会いしたっていう感じです。

米津 あのライブのあと、川村さんから今回の映画の話をいただいたんです。そもそも岩井俊二さんの原作もすごい好きだったし、いろんなパズルのピースが一気にハマった感じでした。

──それまでのお互いの印象はいかがでしょうか。まずDAOKOさんから見た米津玄師さんは?

DAOKO 私は中学生のときにニコニコ動画に投稿したのをきっかけにインディーズレーベルに入ったので、米津さんがハチという名前で活動されてたときから知っていました。その頃の私は全然音楽に詳しくなかったうえに、Vocaloidというもの自体すごく新しくて聴いたことがない音楽だったので、よく考えたら私の音楽のルーツはVocaloidなんです。すごく影響を受けています。だから今回もとてもうれしくて。自分のルーツ的なところを司っている人と一緒にできるなんて、音楽をやっててよかったなと思いました。

──米津さんが感じたDAOKOさんの印象はどうでしょう? ライブがすごくよかったとおっしゃってましたけれど、どういうところに魅力を感じたんでしょうか。

米津 自分で歌うようになって4、5年経つんですけど「なんで俺はこんな声なんだろう」とか「もっとさわやかに歌えないものなんだろうか」みたいに自分の声に苛立つことが常にあって。端的に言うと、自分の声が嫌いだったんですよ。だんだんマシになってきてますけど、いまだにそう思うことがあって。そういうときにライブで彼女が歌ってる姿を見て、自分とは真逆の、はかない感じのする繊細な声で。「俺もこんな声で歌ってみたかったな」と感じたと言うか。だからDAOKOちゃんに曲を作ってみたら自分としても、何か新しい表現ができるんじゃないかという予感みたいなものがありました。

ずっと前から時代を体現できるものを作りたかった(米津)

──米津さんは今回の映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の話を聞いたとき、まずはどういう感触でしたか?

DAOKO

米津 さっきも言いましたけど、まず原作が好きで。川村さんは「何者」のときに一緒にやっていた人で、DAOKOちゃんも以前からなんとなく曲を作ってみたいなと思っていた子で。自分の中にあったいろんなバラバラなピースが急に1点に集まった気がしたんですね。そういうタイミングってあると思うんです。流れていく時間の中で、たまたまそういうのがうまい具合に合致する瞬間がある。この曲とは別の話ですけど、初音ミク10周年で「マジカルミライ」のテーマソングを作ってくれという話がなかったら(ハチ名義の)「砂の惑星」という曲もできなかったと思うし。そういうものは見逃さずに捕まえるべきなんじゃないかというのはすごく思っていますね。自分はずっと前から時代を体現できるものを作りたいと思っていて。でも時代の流れって、ものすごく偶発的なものじゃないですか。たまたま何かがパッと集まったときに面白いものが生まれるんじゃないかと思うので。

──岩井俊二さんが手がけた原作のドラマが好きだったいうことですけれど、これはどういうところに魅力を感じていたんですか?

米津 そもそも岩井俊二さんのことが好きなんですよ。最初のきっかけは「リリイ・シュシュのすべて」のサントラで、そこからいろんな映画を観たり小説を読んだりして。

──DAOKOさんはどうですか?

DAOKO 私は高校1年生のときに「リリイ・シュシュのすべて」と「スワロウテイル」の2本立てを観て、そのときにかなり衝撃を受けたんです。多感な時期だったから、あの世界観にやられてしまって、そこから岩井さんの作品を追いかけるようになって。今回改めて原作を観て、夏の匂いとか、小学生のときの感覚を懐かしく思い出しましたね。

DAOKO「打上花火」
2017年8月16日発売 / TOY'S FACTORY
DAOKO「打上花火」初回限定盤

初回限定盤 [CD+DVD]
1620円 / TFCC-89631

Amazon.co.jp

©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会
DAOKO「打上花火」通常盤

通常盤 [CD]
1296円 / TFCC-89632

Amazon.co.jp

iTunes

CD収録曲
  1. 打上花火 / DAOKO×米津玄師
  2. Forever Friends / DAOKO
  3. Cinderella step / DAOKO ※通常盤のみ収録
初回限定盤DVD収録内容
  • DAOKO 2016 “青色主義” TOUR at 赤坂BLITZ 2016.09.22 ライブ映像
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
2017年8月18日(金) 全国東宝系ロードショー
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
ストーリー

夏休み、とある海辺の町。 クラスのアイドル的存在・なずなに花火大会に誘われる典道。 なずなは母親の再婚のために2学期から転校しなければならなかった。

「かけおち、しよ」 なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。それを見ているだけで助けられなかった典道。

「もしも、あのとき俺が……」

なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。 すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた……。 何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?

スタッフ

原作:岩井俊二
脚本:大根仁
総監督:新房昭之
監督:武内宣之
キャラクターデザイン:渡辺明夫
音楽:神前暁
主題歌:「打上花火」DAOKO×米津玄師(TOY’S FACTORY)
アニメーション制作:シャフト
配給:東宝

キャスト

広瀬すず / 菅田将暉 / 宮野真守 / 浅沼晋太郎 / 豊永利行 / 梶裕貴 / 三木眞一郎 / 花澤香菜 / 櫻井孝宏 / 根谷美智子 / 飛田展男 / 宮本充 / 立木文彦 / 松たか子

©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会
DAOKO(ダヲコ)
1997年生まれ、東京出身の女性ラップシンガー。ニコニコ動画のニコラップに投稿した楽曲で注目を集め、2012年に1stアルバム「HYPER GIRL-向こう側の女の子-」を発表。ポエトリーリーディング、美しいコーラスワーク、ラップを絶妙なバランスで織り交ぜたドリーミーな世界観で話題を呼ぶ。2015年3月にはTOY'S FACTORYよりアルバム「DAOKO」にて高校生にしてメジャーデビュー。それまで顔を隠して活動していたが、10月にシングル「ShibuyaK / さみしいかみさま」発売のタイミングで顔を公開した。2016年4月にTeddyLoidとのタッグで学校法人・専門学校HAL(東京・大阪・名古屋)の2016年度テレビCMソングを担当。同曲も収めたトリプルA面シングル「もしも僕らがGAMEの主役で / ダイスキ with TeddyLoid / BANG!」を9月にリリースした。2017年2月より初の対バンツアー「“青色時代” TOUR」を開催。8月に映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌を含むニューシングル「打上花火」をリリースした。
米津玄師(ヨネヅケンシ)
男性シンガーソングライター。2009年より「ハチ」という名義でニコニコ動画にVocaloid楽曲を投稿し、総合2位の「マトリョシカ」をはじめ数々のヒット曲を連作。2012年5月に本名の米津玄師として初のアルバム「diorama」を発表した。2013年5月、シングル「サンタマリア」でメジャーデビュー。2014年4月に米津玄師名義としては2枚目のアルバム「YANKEE」を発表し、6月には初ライブのワンマン公演を東京・UNITで開催した。2015年8月には「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」で野外フェス初出演を果たす。2016年にはルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の公式イメージソングとして、新曲「ナンバーナイン」を書き下ろし、同年9月に両A面シングルとして「LOSER / ナンバーナイン」をリリース。10月には中田ヤスタカとタッグを組み、映画「何者」の主題歌「NANIMONO (feat. 米津玄師)」を発表。2017年6月にはテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」オープニングテーマを表題曲とする「ピースサイン」を発表した。DAOKOのニューシングル「打上花火」で表題曲の作詞作曲とプロデュースを手がけたほか、初音ミク「マジカルミライ2017」テーマソングとしてハチ名義の新曲「砂の惑星」を発表。11月からは全国各地を回るワンマンツアー「米津玄師 2017 TOUR / Fogbound」を開催する。