次は武道館で!「ゴッドタン」9年の歴史凝縮したマジ歌ライブ、DVD化も
2015年9月18日 9:00
19 お笑いナタリー編集部
昨日9月17日、「ゴッドタン マジ歌ライブ in 東京国際フォーラム~9年目の本気がここにある~」がマジ歌ライブ史上、もっとも大きな会場となる東京・東京国際フォーラム ホールAにて開催された。
番組おなじみ、双津ディレクターによるアナウンスや、中村静香の「飲みカワ ベロンベロン前説」で開演前からすっかり温まった会場に、司会のおぎやはぎと松丸友紀アナウンサー、そしてバナナマン設楽、アルファルファの2人(東京03飯塚、豊本)が登場。バナナマン日村率いるヒム子ーズのパフォーマンスからライブはスタートした。ヒム子は観客からの盛大な歓迎を受けて、「その元気、全部取ってエイ! 技あり~」とギャグを一発。さらに大きな歓声を浴びて「気持ちいいわねー」とアーティスト気分に浸る。
バンドの核ともいえる大竹マネージャーを失った東京03角田は、ギターの川崎、ドラムの風間カメラマンとともに代表曲「若者たちへ」のボサノバアレンジを披露しておぎやはぎらを驚かせる。角田が「やっぱこんなの俺のやりたい音楽じゃねえよ!」と叫ぶと、スクリーンには現在担当している芸人・ラブレターズに引き止められながらもステージへ向かおうとする大竹氏の姿が。制止を振りきって会場に現れた大竹氏に、角田は「遅えじゃねえかよ! 先に始めてるぜ」と言い放って本来の「若者たちへ」の演奏を始めた。
フットボールアワー後藤は忙しくて参加できないように装った、嘘の中継映像を流してファンをじらす。この毎度の演出をステージ上の芸人に呆れられると「『来えへんのんかい? 来んのんかい!』にしたほうがうれしいんちゃうんかい!」と否定的な意見を一蹴。「あの曲が聴きたいのかい? 聴きたくてたまらないのかい? もはや麻薬やで!」と客席を煽り、「マスターオブセレモニー」に続けて「ジェットエクスタシー」を投下する。
終盤近くになると、ファンの期待は毎回想像を超える大掛かりな演出で楽しませてくれる劇団ひとりに注がれる。ひとりはこの日も大トリを務めて会場を沸かせたほか、「あのマジ歌シンガーは今」と題されたコーナーで、2009年に日本青年館で行われたマジ歌ライブ以来の出演となるキャラクター・原始人を登場させた。彼の今を取材したVTRが上映されたあと、その中で親しくしていた職場の仲間・山口さんもステージへ。原始人はハードなEDM調にアレンジした上、山口さんにまつわる衝撃的な歌詞を乗せた「マイベストフレンド」で会場を踊らせた。
また予告されていたおぎやはぎ小木の「10代のノリにくらいつけ!ジジババ検証テスト」の“追試”コーナーも。私立恵比寿中学の「仮契約のシンデレラ」にあわせて、かわいらしい表情をカメラにアピールする「キラキラスイッチング」には、設楽の指令で佐久間宣行プロデューサーも参加することに。設楽やおぎやはぎ矢作は、慌てつつも身振りも表情も完璧にこなしてみせた佐久間氏のアイドルぶりを「かわいい!」と絶賛しつつ、小木の作り笑顔は最後まで認めない。
このほか、野性爆弾とマキタスポーツは先日のオンエアで歌おうとしていた新曲を見事に“ドロップ”。また休養中のまみに代わる新メンバーを投入したサービスブランド、メドレーを歌ったダイノジ大地とヒロコ、FMラジオふうの掛け合いを繰り広げたDJボスことダイノジ大谷、L.A.コブラことロバート秋山と森三中・黒沢のコラボステージや、東京03飯塚が「ストイック暗記王」のようにコント愛を炸裂させるシーン、中島愛里による舞台役者たちをなじりながらの物販紹介といった、マジ歌以外の場面でも会場は沸騰。「ゴッドタン」9年の歴史をぎゅっと詰め込んだようなプログラムが約2時間半にわたって展開され、矢作が「次は武道館で!」と大きな目標を掲げて締めくくった。
この模様は10月10日(土)、17日(土)の2週連続で「ゴッドタン」にてオンエア。また本編に特典映像やメイキングなどを加えたDVDが、12月16日にHMV、Loppiにて発売される。会場に足を運べなかった人は楽しみにしておこう。
ゴッドタン
テレビ東京系 毎週土曜25:45~
<出演者>
劇団ひとり / おぎやはぎ / 松丸友紀(テレビ東京アナウンサー)ほか
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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