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「日ペンの美子ちゃん」|パロディ作家から公式へ!時事ネタやりたい放題な最新型「美子ちゃん」の舞台裏 “初代”中山星香も当時の秘話を語る!

祝・画業40周年!初代「美子ちゃん」担当・中山星香の描き下ろしイラスト到着!
中山星香の描き下ろしイラスト。
初代「日ペンの美子ちゃん」担当・中山星香インタビュー

美子ちゃんの横でしゃべってる猫のセリフが私の本音だったりもします(笑)

──まずは画業40周年おめでとうございます(参考:中山星香画業40周年!初期作品など収録の別冊付録がプリンセスGOLDに)。

中山星香 ありがとうございます。

プリンセスGOLD6月号。付録は中山星香の単行本未収録作などが収められた別冊「こんにちは! 中山星香です!!」。

──中山さんは1977年に月刊プリンセスでデビューされたということですが、それより以前に矢吹れい子名義で「日ペンの美子ちゃん」を描かれていたそうですね。

中山 そうなんです。私は高校卒業後、飯塚よし照先生の猪まんがスタジオというところに入社したんですよ。

──飯塚さんは、学研の「○○のひみつ」シリーズや、偉人の伝記マンガを描かれてた方ですね。

中山 はい。スタジオの外部スタッフには御厨さと美先生や西岸良平先生もいました。そのスタジオの仕事として、いくつか通信教育の広告マンガを受注していたんです。「日ペンの美子ちゃん」もその中の1つで、最初は「ペン字習字」というような固いタイトルだったと記憶しています。

初代「日ペンの美子ちゃん」より。

──「美子ちゃん」といえば9コマのフォーマットがおなじみですが、開始当初は4コマの時代もあったようですね。しかも最初はタイトルも違ったと。

中山 初回の反響がよかったので続けることになった際、飯塚先生が決めた「日ペンの美子ちゃん」というタイトルが2回目から付いたはずです。スタジオ勤務は基本的に2~3年と決まってたので私もそれぐらいで卒業したんですが、独立後も飯塚先生から依頼があり、外注のような形で続けてました。

──それほど需要があったんですね。

中山 ストーリーマンガ家としてデビューする1977年まで続けて、それ以降は描いてないんですが、長いこと再利用されて載り続けていましたね(笑)。

──反響がよかったということですが、当時の読者の声としてはどのようなものがありましたか。

中山 具体的なフィードバックはなかったんですが、「反響がすごい」という情報だけは聞かされていました。少女マンガの画風での広告マンガが珍しかったのではないかと思います。

──ご自身で覚えている回、気に入っている回はありますか?

初代「日ペンの美子ちゃん」より。

中山 いずれファンタジーマンガを描くつもりだったので、自作のキャラをちょい出ししたり、猪まんがスタジオ関係の仲間をゲスト出演させてたので、そういうのは懐かしいです。

──原作は飯塚さんが担当されていたそうですね。

中山 そうなんです。飯塚先生がコンテを描かれていたんですが、美子ちゃんってぐいぐい来るじゃないですか?

──広告マンガという性質もありますが、強引にボールペン習字を勧めてきますよね。

中山 私はああいう、お節介なタイプが苦手で……(笑)。

──歴代の美子ちゃんって強気なタイプが多くて、6代目は特にその強引さが強調されてギャグになっている印象です。その元祖となるキャラを描いてた中山さんが、実はああいう女の子が苦手というのは面白いですね(笑)。

初代「日ペンの美子ちゃん」より。なお「中ピ連」とは1970年代前半に活動し、当時の社会現象となった「中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合」の略称。

中山 だから美子ちゃんの横で、ぶつぶつと書き文字でしゃべってる猫のセリフが私の本音だったりもします(笑)。

──「日ペンの美子ちゃん」が代替わりしながら、2017年現在も続いていることに対してはどういった感想をお持ちですか。

中山 不思議ですね。不思議ですがうれしいです。

──初代から6代目までの原稿を集めた原画展も開催されます。

中山 楽しみです。代々の「美子ちゃん」が一堂に集まると壮観でしょうね。実は「美子ちゃん」の原稿って入稿以来見てないんですよ。私が描いた原稿は一番新しくて40年前のものですよね? 見たら悶絶しそうです。

──6代目の作品は読まれました?

中山 読ませていただきました。私はアナログなのでTwitterもFacebookもしておらず、服部先生の作品にリアクションできてませんでしたが、面白くて爆笑しました。コマ割りも展開もお上手だと思います。脱帽ですね。物凄く初代のイメージに寄せてくださってるのかな、とも思いました。

──服部さんは「モノマネしてすみません」と言っていたので、この絶賛を聞いたら喜ぶのではないかと思います。

中山 めちゃくちゃ面白いです! 素敵な作者さんに巡り合えて美子ちゃんは幸せですね。

初代&6代目が夢の共演!服部昇大描き下ろしのスペシャルコラボマンガ公開!!
日ペンの美子ちゃん
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日ペンの美子ちゃんアラカルト
初代から6代目までの原稿が集結!
「日ペンの美子ちゃん原画展」
日程:2017年5月16日(火)~5月30日(火)
時間:12:00~20:00
会場:墓場の画廊
住所:東京都中野区中野 5-52-15 中野ブロードウェイ3F
入場料:無料
中山星香(ナカヤマセイカ)
中山星香
3月6日生まれ、岡山県出身。高校卒業後に飯塚よし照のスタジオに勤務し、飯塚原作の広告マンガ「日ペンの美子ちゃん」を執筆、その後1977年に「ヤーケウッソ物語」でマンガ雑誌デビューを果たす。代表作は月刊プリンセスからプリンセスGOLD(ともに秋田書店)で雑誌をまたいで20年以上連載された「妖精国(アルフヘイム)の騎士」など。現在は「花冠の竜の国」シリーズの最新作「花冠の竜の国 encore 花の都の不思議な一日」をプリンセスGOLDにて連載中。2017年には画業40周年を迎えた。
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