まだまだある！舞台「漫画みたいにいかない。」注目ポイント

山下健二郎だけじゃない！ 東京03飯塚のラップ

ドラマ版でラップを披露していた荒巻（山下健二郎）に負けじと、舞台版では飯塚扮する鳥飼もラップに挑戦。このシーンに代表されるように、いつもは常識人としてツッコミ役に回ることの多い鳥飼が見せる無邪気な一面は必見だ。1人で意気揚々とリズムに乗っている光景を目撃されて恥ずかしがる彼の姿もかわいらしい。

角田が島崎遥香に「ぶち殺すぞ！」

飯塚が思わず吹き出してしまったシーンの1つが、戸塚（角田）とつかさ（島崎遥香）のカオスな掛け合い。混乱した戸塚が「ぶち殺すぞ！」と声を荒げ、つかさが失神してしまう壮絶なやり取りに会場からは大きな笑いが起こっていた。「この過剰な演技はアドリブかな？」と予想しながら鑑賞しても楽しめそうだ。

シュール……宇宙人になった豊本

終盤では、豊本演じる足立が銀色の宇宙人になって登場。気の抜けたキャラクターとインパクト抜群な見た目のギャップはすさまじく、彼が長ゼリフを言っているだけで妙な面白さが醸し出されている。

山崎VS飯塚、扉ごしの攻防

山崎樹範演じるサイコなキャラクター・富美樫が部屋に侵入してくるのを、鳥飼が全力で阻止しようとする扉越しの攻防は、コミカルでありながら緊迫感もある。暴走する富美樫に常識人として全力で対抗する鳥飼の奮闘ぶりは見応え抜群。