平成生まれの若手は昭和生まれの俺らがつぶす！

──出場芸人の中で気になる方はいらっしゃいますか？

トシ　「M-1グランプリ2018」王者の霜降り明星が初めて来ます。漫才は日本一になりましたけど「フットンダ王決定戦」ではどういった力を見せてくれるのか見ものです。

タカ　僕が一番ライバルだと思っているのは、ライスの関町です。

トシ　……資料を今探してみたんですけど、今回は出ないですね。

タカ　あれ？ 前回“死のブロック”で布団を2枚飛ばして、自分でもやっていけるんだと自信満々で帰っていった関町ですよ。今回は入ってない？

トシ　入ってないですよ。前回はライオンの檻に放り込まれたニワトリのようなものでしたから。関町、直訴しに来たんですよ。「なんで僕はあのブロックなんですか？ おかしいでしょ！ つぶしにきてるでしょ！」って（笑）。

川島　実力はあるんですけどねえ。

タカ　あとは次長課長・井上さんの優勝回数が一番多くて3回でしょ？ 川島が2回だから、そこに川島が追いつくのか。

トシ　インパルスの板倉も王者ですし。

タカ　ケンコバさんもいます。超楽しみです！

川島　めっちゃ楽しみにしてますやん。

トシ　みんなライバルでしょ？

タカ　ほかにはナダルが初出場で、ジャンポケ斉藤とかくっきーさんとかロバート秋山とか、同じブロックに入ってキャラが濃い同士が対決するのも見てみたい。

川島　防御ゼロの殴り合い！

タカ　面白いメンバーですよ。

川島　2018年は「R-1ぐらんぷり」「キングオブコント」「M-1グランプリ」と賞レースはほとんど平成生まれの20代が獲ってきた。「フットンダ王決定戦」だけは昭和生まれの俺ら世代が守らないといけない。だから20代が答えてるときは、奇声を発したいと思ってます（笑）。

タカ　足を引っ張る？

トシ　昭和はやり方が汚いな！

川島　そうやってでもつぶさないと。これを獲られたら20代の勢いが続いてしまうので。

タカ　テーブルの下の見えないところでつねったりして。

川島　ボードに書いた答えが消せないように油性ペンを渡すとか。ギリギリのダーティプレーで40代のおじさんはがんばります！

トシ　最低だな！

川島が自分で思う唯一の欠点「かわいげがない」

──タカトシさんから見て、川島さんの強さはどう分析されますか？

タカ　回答の精度が高くて手数が多い。絵もうまい。声や間、回答を出すタイミングがいい。皆勤賞だけあって、いろんなことをわかってます。実力を六角形とかのグラフで描いたら全体的なバランスが取れている。

トシ　弱いところがないんです。全部が平均以上の答えを出してくる。「このお題は強いけど、ここはあんまり出せないな」というふうに偏っている人が多いんですけど、川島は全部に答えを出してきます。そこが強いですよね。

──川島さんにもそういうご自覚はある？

川島　うーん、かわいげがないですよねえ。唯一の欠点はそこですかね。先輩から見たらつまらんでしょう？ 頼ってほしいというところはあるでしょうねえ（終始うぬぼれ気味に）。

タカ　まあ、そうだね。

トシ　弱点がないんだもんね。

川島　でも今回は布団がふっ飛ぶときに審査する人が、作家さんに変わる。そういう意味では、芸人の人望も結果に反映されてくるのかな？ 作家さんに対して当たりが強い奴だと「めっちゃウケてるのに全然飛ばない」みたいな。1年の恨みをここで晴らされるかもしれない（笑）。

トシ　そんな「作家さん、露骨だなあ」ってことにはならないから大丈夫ですよ。

個人戦だけどチームプレーにも注目を

──今回、視聴者がスマホを使って審査するお題も予定されています。

川島　そうなるとチョコプラとか人気者が強いかもしれない。

トシ　視聴者ウケが強いところですね。霜降りもこの前「M-1」チャンピオンになったばかりだし、愛されキャラですから。

タカ　霜降りは、粗品が学生の頃からずっと大喜利をやってたという話なので、どれほどの実力か見てみたいです。

川島　粗品は強いですよ。あと、和牛ファンも「ここは1位を獲らせたい」という気持ちで燃えるんちゃいますか？

タカ　それと、やっぱり西村さんも注目だよね。キャンパーがどこまでできるのか。

トシ　キャンパー代表としての出場になるんですかね。

川島　山から直接スタジオに来るんでしょう？

トシ　“キャンパーモジり”は、よくわからないかもしれない。キャンプあるあるをやられると困ります。

川島　きっとキャンパーの皆さんは笑うねんけど。

──皆さん、西村さんイジりがお好きですね（笑）。それでは平成最後の「フットンダ王決定戦」について改めて意気込みをお願いします。

タカ　僕もずっと出場してきて、ある程度までは行くんですけどスタミナが切れちゃうんです。手が止まっちゃう。今回はスタミナを付けて臨みたいです。

トシ　お笑いスタミナをもっと付けてください！

──個人戦ですが、番組自体は団体でのチームプレイという部分もあるのでは？

タカ　個人で面白い回答を出していくと、それは番組全体の面白さにもつながりますからね。

川島　みんなでバンバン出しちゃって“ゾーン”に入るときもあります。

タカ　笑いをかぶせて連鎖させて、布団をバンバンふっ飛ばしていければと思います！