事務所と自宅に計4台の「全自動ディーガ」を所有する男 さらば青春の光・森田インタビュー|話題の番組が「観てない」から「“まだ”観てない」になるのはデカい

ぶどう農家のネタはドキュメンタリーを観て思いついた

──最近特によく観ている番組は何かありますか?

やっぱりドキュメンタリーが好きです。「プロフェッショナル 仕事の流儀」「NHKスペシャル」とか。「プロジェクトX」も復活したし、興味深い回は見逃さないようにしたいです。

さらば青春の光・森田

森田哲矢

──最近はガッポリ建設・小堀さんやクリスタル大坪さんなど、芸人さんにまつわるドキュメントも立て続けに放送されました。

「ザ・ノンフィクション」ですね。古着が好きなので、下北沢の古着屋さんの回はすごく面白かったです。あとは「上京物語」シリーズもやっぱり好きで絶対に観ています。

──ドキュメンタリーは昔から好きだったんですか?

いや、この世界に入ってからです。コントを作るようになってから、よく観るようになりました。

──確かに、さらば青春の光のコントは人間の悲哀みたいなものを感じるので、どことなくドキュメンタリーっぽい匂いもします。

ドキュメンタリーを観て、コントを思いつくことは多いです。「単独ライブのネタどうしようかな」と思っているときは、全自動ディーガでドキュメンタリーを観るようにしています。今でもよく覚えてるのは「プロフェッショナル」の“奇跡のりんご”回。めちゃめちゃ人の良さそうなおじいちゃんが、「こんなところでリンゴが育つわけがない」と周りから揶揄されながらも、土から変えておいしいリンゴを育てるんですよ。それを観たときに「これが全部グミになったら面白いな」と思って……。

──ぶどう農家のネタですね。

そうです(笑)。あれは完全にドキュメンタリーを観て思いつきました。

──これまでの人生で録画して何度も見直した思い出の番組はありますか?

昔、笑福亭鶴瓶さんとウッチャンナンチャンさんがやってた「いろもん」という番組にダウンタウンさんが出演したスペシャル回は何度も観た記憶があります。とにかくワクワクしました。ウンナンとダウンタウンはそのときすでに売れっ子になっていて、「夢で逢えたら」以降はあまり絡む機会がなかったんです。ダウンタウンと鶴瓶さんも。浜田さんが後ろのセットをめちゃめちゃどついていたこととか結構鮮明に覚えています。

──永久保存版ですね。

あとは「平成日本のよふけ」というトーク番組があって、これも鶴瓶さんがやってたんですけど、そこに作家の宮崎学さんが出演したんです。宮崎さんといえば「グリコ・森永事件」の犯人として疑われていた人で、その話がすごく面白かったのを覚えてます。「平成日本のよふけ」は説明が難しいんですけど、なんか好きな番組でした。

──ネタ番組はあまり観ないのでしょうか?

観ますけど、トーク番組より集中力がいるので、体調がいいときにしか観られないかもしれません(笑)。「ENGEIグランドスラム」とかは保存しています。

オススメのドラマあります?

──森田さんはドラマの知識も豊富な印象です。

再放送で昔のドラマをめちゃめちゃ観ていた世代なんです。大阪で夕方4時くらいから2本くらい連続でやっていて、「ロングバケーション」「HERO」はリアルタイムで観たけど、再放送でも観まくっていました。「古畑任三郎」とかはたぶんリアルタイムでは1回も観ていないんちゃうかな。ただ最近のドラマはあまり観られてなくて、「下町ロケット」「半沢直樹」あたりで止まっています(笑)。実は「VIVANT」もまだ観られていなくて、いつか観ようと保存だけしている状態です。

さらば青春の光・森田

森田哲矢

──どんなドラマがお好きなのでしょうか?

サスペンス系とかバイオレンス系が好きです。「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」「TRICK」「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」とか堤幸彦さんが携わっているものは大体観ています。あとは野島伸司さん脚本の「世紀末の詩」「未成年」とか……。特に「世紀末の詩」は知られざる名作でオススメです。

──その中で一番繰り返して観た作品は?

「未成年」かな……。それか「ケイゾク」。あれに出ている中谷美紀さんと渡部篤郎さんがめっちゃ好きでした。

──最近気になっているドラマはありますか?

今クールは評判の作品はあるんですか? もう全然情報を追えてないんですよね……なぜか情報が一切入ってこなくなった(笑)。

──全自動ディーガならドラマのほか、アニメも1クール分まるごと保存できます。アニメで何か観ている作品はありますか?

最近夜中に「るろうに剣心」をやっていて、「懐かしい!」と思ってついつい観ちゃいました。あとは「ONE PIECE」が深夜枠に移動したじゃないですか。ちょっとグロいシーンとかもあるの知ってます? 夜中にたまたま見かけたら「子供が観るには結構イカつい演出やな」という場面があって、気になっているので今一度じっくり観てみたいです。

出演番組の予習にも、ゴシップの復習にも

──最近ご自身が出演した番組で、録画して何度も観てほしいと思うものはありましたか?

「ボクらの時代」かなあ……。さらば青春の光とみなみかわさんで出た回は手応えがあったわけではないですけど、「ここまできたか」と感慨深くて保存しておきたい回です。「面白い」というよりは「違和感を楽しんでくれ」という感じ。小綺麗なセットの裏でみんなニヤニヤしていました。「俺らを呼ぶってどんなスタッフなん?(笑)」みたいな。

さらば青春の光・森田

森田哲矢

──全自動ディーガには、お気に入りの人物の出演シーンを切り取って編集できる機能もあります。「この人の出演シーンは見逃したくない」という“推し”はいますか?

永野さんとか、とろサーモン久保田さんとか……。あの人たちはパンチラインを残すので、その部分を次々見たいです。あまり凝縮しすぎると体調悪くなりそうですけど(笑)。マインドがおかしくならない程度に。

──なるほど。森田さんは自他共に認めるゴシップ好きのイメージも強いですが、テレビ番組で情報収集することはあるのでしょうか?

いや、僕は基本的に足で稼ぎます(笑)。飲みに行ったり、喫煙所で話したりして仕入れることが多いです。ただ、ゴシップを仕入れた際に、その人が出ている番組を見直すことはあります。「顔色どうなってんねやろ」「ちょっと痩せてない?」みたいな(笑)。

──通な楽しみ方ですね(笑)。最後にお聞きしたいのですが、全自動ディーガを誰か芸人仲間に薦めるとしたら、一番オススメしたいのでは誰でしょうか?

うーん……ひょうろくかな。家にテレビすらないので、テレビと一緒に(笑)。あいつはめるる(生見愛瑠)を知らなかったんですよ。みちょぱ(池田美優)も知らなかったのかな。基本的に芸能人の話はできません。わかった風に「うんうん」って頷いてるんですけど。

──ひょうろくさんは最近、俳優業も増えていますよね。

芸人よりも俳優さんに会う機会が多くなっているはずなので、いろんなドラマや映画を知っておくに越したことはないじゃないですか。ぜひ、ひょうろくに使ってほしいです。

──森田さんは番組を予習する際に全自動ディーガを使うことはあるんですか?

あります。正直そんなに観ていないゴールデンタイムの有名番組ってあるじゃないですか。そういう番組にたまに呼んでいただくことがあって、先週、先々週あたりの回を観られるのが本当に重宝するんです。「久々に観たけど今こんなことなってんの!?」みたいに内容が変わってることが結構ある(笑)。そういうときも「いつも観てますよ」のスタンスで収録に臨めるので助かってます。「それ、先週のあれじゃないですか!」みたいなツッコミもできる(笑)。お笑いファンはもちろんですけど、芸人も全員買ったほうがいいです!

パナソニック「全自動ディーガ DMR-2X603」

パナソニック「全自動ディーガ DMR-2X603」

ハイビジョン放送の番組を最大10チャンネル×約28日間分、まるごと自動で録画することが可能で、全自動録画される期間が過ぎたら、古い番組から自動で上書き消去されるため容量不足による録画の失敗も起こらない。好きな番組を整理して表示してくれるサムネイル画像から直感的に観たい番組を見つけられるホーム画面、家族で番組の好みが違っていてもプロフィール切替えで自分好みにカスタマイズできる機能など、膨大な録画の中から観たい番組をすぐに見つけられる機能も。3段階の再生速度が選べる音声付き早見再生機能、ドラマやアニメを1クール分(約90日間)“保存”する機能も搭載。さらに無料のスマートフォンアプリ「どこでもディーガ」をダウンロードすれば、外出先からの録画予約はもちろん、自宅のディーガに録画した番組や放送中の番組をスマホから視聴することも、ディーガに取り込んだ音楽CDをスマホから聴くことも可能だ。

パナソニック「全自動ディーガ 定額利用サービス」

パナソニック「全自動ディーガ 定額利用サービス」

パナソニックの公式ショッピングサイト・Panasonic Store Plusで運営する、ブルーレイディスクレコーダー「全自動ディーガ」のサブスクリプション型定額利用サービス。月額税込1540円※から利用できる。

※選択する機種によって異なります。
※1540円(税込)はDMR-2X203の場合の月額です。

プロフィール

森田哲矢(モリタテツヤ)

1981年8月23日生まれ、大阪府出身。2008年8月に相方・東ブクロとさらば青春の光を結成。大阪で活動したのち2013年に上京し、個人事務所「ザ・森東」を設立する。第1回大会から出場してきた「キングオブコント」では6度決勝に進出した。「さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ」(TBSラジオ)、「さらばのこの本ダレが書いとんねん!」(テレビ大阪)など冠レギュラー番組多数。YouTubeチャンネル「さらば青春の光Official Youtube Channel」でさまざまな企画やコントを公開している。