コラボ回で友達になれた
──Artistspokenでは出演者同士の対談などコラボ回も企画されています。加納さんとヨネダ2000のお二人は対談されていましたが、お互いどんな印象でしたか?
加納 私は、家遊びに行ったんかなって思いました(笑)。
なかむら めっちゃいい感想!
誠 加納さんはちゃんと“アーティストスポークン”されていたので、焦りを感じました。
愛 その時期、私たちがあまりにもオフすぎるしゃべりをしていたので、「あ、やっぱりこれはダメだ」と気づかせていただきました。
──9番街レトロのお二人は、同じ「UBUGOE」枠の伊藤健太郎さんと対談されていました。
京極 いっつもおらんマネージャーもそのときだけは来てました(笑)。
──ほかにコラボ回で印象的だったのは?
なかむら ゲストに大学の同級生で歌手の手島章斗を迎えたことがあって、初めての一緒の仕事を叶えてもらえてうれしかったです。
京極 なかむらが体調不良で代わりに人間横丁が出てくれて、僕も人間横丁のほうに出させてもらったんですけど、そのときに紅多ちゃんから聞いた話が一切理解できなくて。100回くらい聞いてもわかりませんでした。熱出てるなかむらとしゃべっても一緒やったのかもしれないです(笑)。
──読者のみなさんにはArtistspoken(人間横丁#11)でその内容を確認してもらえればと思います。
京極 でも、ゲストを呼ぶハードルが低いですよね。同じArtistspoken内でやっている仲間同士で呼び合えるので。
加納 学区内の練習試合みたいなもんやからな。違う?
京極 うーん? たぶんそうだと思います。
加納 あと、村重杏奈さんとも対談させてもらったんですけど、無音のほうが情報あるんじゃないかというくらい情報がなかったですね。
一同 えー!?(笑)
加納 とにかく私は売れた、芸能人になったっていう話をされました(笑)。楽しかったですけどね。ヨネダはほかに誰かと対談した?
愛 同じ「UBUGOE」の枠でやっている元欅坂46の佐藤詩織さんが私たちのことを好いてくれているっていうことで、コラボさせてもらいました。
誠 友達になれたんですよ。それはうれしかったです。コラボはすごく楽しくて、スタッフさんも定期的に「誰とコラボしたいですか?」って聞いてくださるんですけど、ダメ元で(Artistspokenに参加していない)江頭2:50さん、元andymoriの小山田壮平さんと、ムラムラタムラさんを挙げているんですけど、一向に戻しがなくて。特にムラムラタムラさんとは本当にお話したいんですけど。
加納 向こうから聞いてきてるのに戻しないんや?
誠 マネージャーさんに「すみません、ムラムラタムラさんとのコラボの件どうなっているか聞いてください」って言っても、そのことに関してだけ返信がこないらしいです。
愛 全部叶えてくれるのに、それだけ叶えてくれないんですよ。
加納 ライブやればいいやん。動いてるところ見たいし。
誠 まずしゃべってからかなーと思いまして。
なかむら 確かに声のムラムラタムラさん、聴いてみたいなあ。
トークの誕生の瞬間に立ち会える
──加納さんは基本的に1人しゃべりですが、いつもどんな気分で収録されているんですか?
加納 嫌ですよ。「私は伊集院(光)、伊集院」と思いながらやってます(笑)。知らんかったんですよ、みんながスタジオで録ってるの。
なかむら 選ばせてくれたんですよ。
加納 スタジオに行くほうがよかったんや?
なかむら そっちのほうが気合い入りそうやったので。加納さんは家で録られてるんですか?
加納 いつもは作家の家で録ってる。
──これまでArtistspokenでの配信を続けてきて、成長したことや発見はありますか?
加納 ヤンタンではけっこうデカトピックをしゃべるんですけど、アースポのときは「こう思った」「これなんなん?」くらいのやつをめっちゃスマホに書き溜めるようになりました。トークまではなってない、議題くらいのやつ。これどう思う?みたいなことを日常的にメモするようになりましたね。
──トークの素(もと)のような。
加納 それこそ練習じゃないですけど。「あ、これアースポでした話やな」っていうトークもけっこうあります。
京極 僕は30分の体感がめっちゃ短くなりましたね。はじめの頃は「まだ10分か……」と思ってたけど、最近は気づいたら40分とか話してて。慣れてきたのかなと思います。
なかむら 発見で言うと、けっこう自分は変なことを話していることに気が付きました。別に話さんでいいことを話しちゃっている感じ。「思いついたボケ言ってみていい?」とか言ってます。
加納 誕生の瞬間や。
誠 まさに「UBUGOE」。
──ヨネダのお二人は「文字を読む練習」をおっしゃっていましたが。
愛 本当に、普通にしゃべるということの成長に繋がっている感じです。
誠 文字を読むのは最初の頃に比べたらかなりスムーズになりました。
愛 本当にちょっとずつですけどね。まだ2割くらいです。
誠 お便りに書いてないことをどんどん追加して読んじゃうんですよ、私。その人の言葉で。
加納 ええ? そんなことしたらあかんやん。
愛 逆に勝手に減らしたりもするし。
誠 「めっちゃ変えてる~!」って思ったまま読んで、満足しちゃっていたんですけど、だいぶ減ってきました。
愛 それが0になるまでは続けたいですね。
「これからも長く続けばいいな」とかけまして…
──配信する側の目線で、Artistspokenの好きなところを率直に教えてもらえますか?
なかむら 好きなお仕事の1つって感じですね。
誠 ちゃんとしたマイクとヘッドホンを用意していただけるので、やってる気になれます。
愛 一応仕事の気分でもあるし、でもオフ気分でもいられる場所です。
なかむら スタッフさんが友達みたいに笑ってくれるのがめっちゃやりやすくて、めっちゃ好きなんです。
加納 わかる。あったかいよね。
京極 収録終わって、スタッフさんがエレベーターまで見送りに来てくれるんですけど、そのときのお辞儀、世界一深いです。
なかむら めっちゃ深いのに、閉まるギリギリでファッと(頭を)上げちゃうんです。そこがちょっと惜しい。
加納 そんなとこ見たんなや!(笑) 自分も同じだけ下げといたら見えへんやん。
なかむら 確かに。こっちが上げてる証拠か。
加納 あと、あれよくない? トークで出てきた言葉をすぐ調べて画面に出してくれるの。
京極 あれめっちゃ速いですよね。調べんでええわっていうことも調べてくれる。
加納 ヨネダと対談したときに、オススメの神保町芸人として「しんや」って奴を紹介されたんですけど、「そんな奴おるか!」って言っていたら大画面にドーン!しんやが映し出されて。モニターのデカさとあのスピード感はすごい。
──最後にArtistspokenへ3周年のお祝いメッセージをぜひお願いします。
加納 「文化的な~」とか言いながら、どんどん芸人が参入してきているじゃないですか。「えらい商売に目がくらんで!」と、まあ私みたいな古参は言いますけど、変容しながらデカくなっていってもらって、すべてを包括するような素晴らしいアプリになってほしいなと思います。今後も変化はいっぱいあると思いますけど、リスナーのみなさんも受け入れて楽しんでもらえたらなと。3周年おめでとうございます。
──では続いて。
誠 3周年おめでとうございます。これからも長く続けばいいなと……。
加納 と、かけまして?
誠 「パンケーキを作りたいのにバターがないとき」と解きます。
愛 その心は?
誠 3カ月後にすべてわかるでしょう。
一同 かかれー!
加納 あはははは(笑)。
誠 本当に続けばいいなと思います。
京極 僕らは「UBUGOE」という枠で参加させもらって、2年経ちました。2年と言えば、うぶごえを上げていた子もしゃべりだす時期でございます。
一同 おおー。
京極 いつまで「UBUGOE」上げ続けるのか、見ものですよ。
なかむら これからも、よろしくお願いします。ほな。
22歳・学生(男性)
Q. 聴き始めたきっかけ・聴いている番組は?
A. 令和ロマンが好きで、「UBUGOE」が始まったタイミングで聴き始めました。「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)や、真空ジェシカ、きしたかののポッドキャストなどチェックしている番組が多いため、Artistspokenでは令和ロマンに絞って聴いています。
Q. Artistspokenならではの魅力は?
A. 令和ロマンに関して言えば、ほかのメディアで語る以上に深く掘り下げて語っていると思います。「ABCお笑いグランプリ」でどのネタをやるかといった話や、出演する賞レース・テレビに対する考えなど、“口外禁止”なトークを聴けるのが魅力です。
20歳・学生(女性)
Q. 聴き始めたきっかけ・聴いている番組は?
A. Aマッソ加納さんが好きで聴き始めました。基本的には加納さんの番組のみですが、ヨネダ2000とのコラボ回は前編、後編併せて聴きました。Aマッソ界隈の芸人さんの音声コンテンツも楽しんでいます。
Q. Artistspokenならではの魅力は?
出た番組の裏話はもちろん、本当に言っちゃいけないことも話してくれています(笑)。ご本人が「弱みを出せる場所」とおっしゃっていたのですが、後悔などマイナスな部分を明かしてくれるのもファンにとってはうれしいところです。また、地上波ラジオよりもお便りを読まれる確率が高いと思います。
21歳・学生(女性)
Q. 聴き始めたきっかけ・聴いている番組は?
A. もともとラジオ好きで、朝起きてから夜寝るまで、聴けるときはずっとラジオを付けて生活しています。ArtistspokenはAマッソ加納さん目当てで登録しました。今は令和ロマン、9番街レトロ、ジャンク、群青団地など、10組くらいの芸人さんの番組を聴いています。
Q. Artistspokenならではの魅力は?
A. 芸人さんの裏側の部分を知れるのが魅力だと思います。お客さんに向けてのトークというよりは、コンビ間の会話を覗き見しているような雰囲気が好きです。
Aマッソ加納、9番街レトロ、ヨネダ20000の3人に話を聞くと、ほかの媒体や舞台上では話さない、話せないこともArtistspokenでは気兼ねなく明かしてしまうことがわかった。そんな気楽なトークには、リスナー側にとっては貴重な裏話が満載。それを聴くことで、彼らを応援する気持ちもより大きくなっている様子だった。“ここだけの話”という安心感のもと、等身大の本音やにじみ出る人間性がまたリスナーを引き付ける魅力になっていると言えそうだ。
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Artistspoken(アーティストスポークン) | 暮らしを変える、声を聴こう
Aマッソ加納のArtistspoknen
毎週金曜22:00頃配信
9番街レトロのArtistspoknen
毎週月曜23:00頃配信
ヨネダ2000のArtistspoknen
毎週水曜23:00頃配信
プロフィール
加納愛子(カノウアイコ)
1989年2月21日生まれ、大阪府出身。幼なじみの村上とAマッソを結成し、2010年にデビュー。2021年「女芸人No.1決定戦 THE W」準優勝。著書に「イルカも泳ぐわい。」(筑摩書房)、小説集「これはちゃうか」(河出書房新社)など。ワタナベエンターテインメント所属。
9番街レトロ(キュウバンガイレトロ)
京極風斗(キョウゴクカザト)
1995年8月9日生まれ、大阪府出身。
なかむら☆しゅん(ナカムラシュン)
1994年1月24日生まれ、大阪府出身。
2019年4月に結成。2020年「第1回北河内新人お笑いコンクール」最優秀新人賞。2021年「ツギクル芸人グランプリ」ファイナリスト。「深夜のハチミツ」(フジテレビ)に出演中。吉本興業所属。
ヨネダ2000(ヨネダニセン)
誠(マコト)
1999年3月25日生まれ、東京都出身。
愛(アイ)
1996年9月19日生まれ、神奈川県出身。
2020年4月に結成。2021年に「女芸人No.1決定戦 THE W」決勝進出し、地上波テレビ初出演を果たす。2022年「THE W」準優勝、「第43回ABCお笑いグランプリ」「M-1グランプリ」決勝進出。「ゾンターク~おどりのほし~」(NHK Eテレ / 九州・沖縄地方)でメインキャラクターの声を担当中。吉本興業所属。