（4）古新聞・古雑誌の束ね方

──コジマジックさんといえば、古新聞を束ねる技が有名ですので、ぜひ伝授していただければと……。

コジマジック　今回は古新聞やねんけど、古雑誌とかでもいいんです。これを今まではビニール紐とかでくくってきたと思うんやけど、レジ袋ってどんな家にも絶対あるでしょ？

阿諏訪　小っちゃいのがたまっていくんですよね。

コジマジック　そうそうそうそう。まずは、同じくらいの大きさのレジ袋を3枚用意してもらって、あとはハサミさえ用意すれば、ビニール紐とかはいらない。で、この新聞をくくることができる。

金子　くくるんですか？ 袋に入れるわけじゃなくて？

コジマジック　そう。これ簡単やから覚えといたほうがいい。ホンマに便利やから。レジ袋があったら、レジ袋の取っ手の横のところを、底に向かってハサミを1回入れる。逆側も底に向かってハサミを入れてもらうと、レジ袋がこういうふうに輪っかになる。

コジマジック　で、これと同じものをもう1個作ってもらう。レジ袋の3つのうち2つはこういう状態ね。で、1つを輪っかに入れます。輪ゴムで8の字を作ってくださいって言ったらできるでしょ。8の字を作ったら、その8の字を自分の前にこうやって広げる。

コジマジック　広げたら、雑誌でも新聞でもいいんやけど、対角線上の角をこの円の中心に置く。要は、ブラジャーやとしたら乳頭と乳頭のところな。

阿諏訪　すごいわかりやすいです（笑）。

コジマジック　これをレジ袋の大きさにもよるんやけど、新聞紙やったら大体1カ月分くらい。

阿諏訪　けっこういけますね。

コジマジック　今こういう状況。そうしたらハサミもなんにも入れてない最後の1枚を、8の字の輪っかに通す。

コジマジック　で、この袋のお尻のほうを、取っ手のほうにこうやって入れて。今こういう状態。

金子　安定してる。

コジマジック　これを1回だけキュッと締めると……。

金子　うわあ！

阿諏訪　おお！

コジマジック　ええリアクションするなあ！

金子・阿諏訪　えー、すごーい！

金子　絶対ズレない！

コジマジック　持ってみて。これね、手がビニール紐だと痛いんやけど、これは太いから痛くないねん。

金子　そうですね。

コジマジック　これで簡単に雑誌とか新聞がまとまるという。

金子　魔法だ。

コジマジック　まさに、コジマジック！

金子・阿諏訪　あはははは！

コジマジック　お兄さんは今こういうことでご飯を食べてます。

「楽しい」ってことがキーワード

──うしろシティさん、今日は収納術を教わってみていかがでしたか？

金子　今まで収納するのが面倒くさいから、「どうせ自分の部屋だし、出しておいたほうがラク」みたいな考えがありましたけど、単純にTシャツをたたみたくなりました。

阿諏訪　そう！ 楽しいですね。

コジマジック　なんでもそうやけど、「楽しい」ってことがキーワードやと思うねん。

金子　見せたいじゃないですか。Tシャツたたむところもそうだし、引き出し開けたら縦型に収納されてるところか、見せたくなるってすごくいいですよね。

──では、最後にコジマジックさんから後輩のうしろシティさんにエールをひと言お願いします。

コジマジック　今若手とあんまり接する機会がなくなったんですけど、この2人はすごいと思って。あとさらば青春の光ね。久々に松竹芸能から出た注目株ですから。松竹の社員もみんな期待してますから。

金子・阿諏訪　あはははは（笑）。

コジマジック　ネタはホンマに絶品やと思うから、ネタ以外のところも、Ustreamもそうやし、今後世に出ていく手段として武器は1つでも多い方がいい。パソコンも強いほうがいいし、せっかく今日はAcerさんのウルトラブックにも触れたことやしね。

金子　はい。

コジマジック　今後「ホンマに俺、カラッカラやで」っていう状況までいろんなこと求められるから、そんな中でも常にインプットして。インプットしたらすぐアウトプットして、それがすぐ商売になるのは僕らの商売の特権やと思うねん。

阿諏訪　うんうん。

コジマジック　僕は収納以外に釣りインストラクターっていう資格を持ってるねん。子供たちに釣りを教えたりっていう。それもあって今釣り番組に出させてもらったりね。だからうしろシティもこれからいろいろ勉強して、早くお兄さんたちに楽をさせてください。

金子・阿諏訪　あははははは（笑）。

金子　そこにたどり着くんですね。

コジマジック　そうやって松竹芸能自体を底上げしていって、僕は片隅で散らかった部分を片づけときますから。

金子　にぎやかになると散らかりますからね。

阿諏訪　あはははは（笑）。

コジマジック　いらない芸人は収納していって。

阿諏訪　いる芸人は右に。

コジマジック　いらない芸人は左にまとめていって、すっきりとした事務所にしていかないと（笑）。