阿佐ヶ谷姉妹にはるかぜちゃん「初めて見る種類の笑い」

昨日7月12日、東京・TOHOシネマズ シャンテにて映画「アンコール!!」のヒットを記念したトークイベントが行われ、阿佐ヶ谷姉妹と春名風花が登場した。

7月5日に全国公開され、大ヒットを記録中の同映画。72歳の頑固で気難しいアーサーが、病気を抱えた愛する妻のために一大決心して合唱団に参加し、新たな人生のステージへと踏み出すという映画の内容にちなみ、“歌うま芸人”として知られる阿佐ヶ谷姉妹と、BS12 TwellVで放送中の「ガラスの仮面ですがZ」で脚本家デビューを果たした「はるかぜちゃん」こと春名が映画の魅力や新たなチャレンジについてトークを展開した。

阿佐ヶ谷姉妹はこういったイベントに慣れていないようで、「緊張でガタガタ」と萎縮ぎみ。ハキハキと元気にコメントしていくはるかぜちゃんには「勉強になります」「お会いしたときから貫禄があって。今日は小さい体におんぶに抱っこさせていただきたい」と話し笑いを誘ったほか、はるかぜちゃんの芸歴が12年だと聞くと「私達の倍。姐さんと呼ばせていただきます」と12歳のはるかぜちゃんに甘えようとしていた。

かたやはるかぜちゃんは、阿佐ヶ谷姉妹に対して「面白くて上品な人」と印象を述べる。「本当の姉妹ではないんですか？」と質問すると、阿佐ヶ谷姉妹は「なんちゃって姉妹でやってるんですよ。メガネや床屋さんも同じところで」と似ている訳や6畳一間で同居していることなどを明かした。

映画の感想を聞かれ、木村が「シニアのみなさんの歌声が素晴らしくて」と生真面目に答えると、渡辺は「ミホさん、ボケはなしなの？ 」としかめっ面をしながら「私はジジ専なので……。この歳でジジ専ってこともありませんが（笑）。アーサーの頑なさの中にあるセクシーさを堪能しました」とコメント。また、新たな挑戦について質問されると、渡辺は7月15日に41歳を迎えるタイミングで「コンタクトに挑戦したい」と話したが、会場の反応を察して「間違った回答をしてしまったかも。ミホさんごめんなさいね。トスをミスしてしまった」と慌てる。一方木村はそんなのお構いなしに「ダイエットして体を鍛えたい」といつもの調子で話し、渡辺は「だから、ボケ！ ミホさん（この空気）どうするの？ ……あとは姐さんにお任せします」とはるかぜちゃんにバトンタッチした。

ひとしきりトークで盛り上がったあと、渡辺の誕生日を祝うためにはるかぜちゃんからサプライズで花束が贈呈される。会場からも大きな拍手が送られ、渡辺は「台本にない！」と驚きながら花束を受け取り感動のあまり落涙。「花束をくれる殿方もおりませんで……。もっと腕があれば貴重な体験を言葉にできたのに」と声を詰まらせた。その感激ぶりにはるかぜちゃんも「こんなに喜んでくれて嬉しい」と話し、木村は「最近もらってないからね」と声をかけた。

そのほか、阿佐ヶ谷姉妹がいつものネタや劇中の歌を取り入れた新ネタを披露し「初めて見る種類の笑いでした」とはるかぜちゃんを驚かせる場面も。最後に阿佐ヶ谷姉妹は「夫婦の愛情の深さ、歌の素晴らしさを実感できる映画」（木村）、「歌や映画全編を通して温かい気持ちになれる」（渡辺）と感想を語り、イベントを締めくくった。