昨日7月6日、「第4回 あなたが選ぶ! お笑いハーベスト大賞~起こせ笑イノミクス! 次世代芸人決定戦」の準決勝と決勝が東京・新宿明治安田生命ホールにて開催。
「お笑いハーベスト大賞」は、次世代を担う若手芸人発掘のために毎月行われているお笑いライブ「JAMEお笑いハーベスト」のグランプリを決定するイベント。これまでザ・ゴールデンゴールデン、ニッチェ、三拍子が優勝を飾ってきた。第4回を迎えた今回は67組がエントリー。4月から5月にかけて行われた予選会を勝ち抜いた
21組による個性溢れるネタが披露されると、元祖爆笑王は「いろんな形があってこれだけ見てても飽きない。あっという間だった」とコメント。そのほかの審査員たちも「憎たらしい、悔しいって思うような人がいっぱいいた」(木村)、「ネタも演技もよくできているし、努力とかではない本人の持っている別のよさをこういう大舞台でちゃんと出せるっていうことのすごさを感じました」(鶴太郎)と感想を語った。審査の結果、決勝に進出したのはあばれる君、ジグザグジギー、アルコ&ピース、ムートン、夜ふかしの会の5組。彼らの熱演後、厳正な審査と観客100名の投票の集計が行われる。その間には昨年2012年の第3回大会で優勝した三拍子が「審査員がいないから伸び伸びとやれる」「全然緊張してない」などの素直なコメントを挟みながらネタを披露して会場を盛り上げた。
決勝進出者が舞台上に揃う中、審査委員長の鶴太郎が優勝者を発表。夜ふかしの会の名前が呼ばれると、彼らは驚きながらも大きくガッツポーズをして喜んだ。元祖爆笑王は「一回りして面白い」と彼らのネタを評価。木村は「ほかの組は完成度の高い、練られたコントだったが、夜ふかしの会はアイデア一発。彼らがハリウッド映画だとしたら、夜ふかしの会はホームビデオで撮ったみたいな(笑)。『四の五の言わずに笑わせたらええやんけ』っていうところで見たらダントツだったんじゃないでしょうか」と絶賛した。鶴太郎は、それぞれの組に寸評と激励。夜ふかしの会については「男の目線で描かれていて、爽快に笑わせていただきました」と感想を述べた。
終演後「何も打算的に考えないでやりたいことをやり切った」ことが勝因だと語った夜ふかしの会。彼らや、本日出演した芸人たちの今後の活躍にぜひ注目しよう。なお、この模様はBS日テレにて9月7日から28日の間、毎週土曜23時30分より放送。CS日テレプラスでも放送を予定している。
夜ふかしの会 コメント
原:去年の「キングオブコント」で決勝に行かせてもらって、そこからいろいろ動き始めた感じ。今回の優勝は事務所に入ってから出せた結果なので、違ったうれしさがあります。
砂川:「お笑いハーベスト大賞」は事務所に入っていないとエントリーできないので、今回初エントリーで初優勝できて、改めて事務所に入れてよかったなと思います。
鬼頭:「R-1ぐらんぷり」とか「キングオブコント」は決勝行かせていただいたけど、どうしても優勝っていうのがなかったので正直もうないと思っていました。なので優勝が実現できたっていうのがなによりうれしいです。
三宅:もともとフリーだったので、名前を知ってもらうためには賞レースで上位に食い込んだり優勝したりするのが早いんじゃないかと思っていて。事務所に入って環境は変わりましたが、「優勝しよう」という気持ちでやっていたので心から嬉しいです。
原:ちょっと……、真面目すぎない? じゃあ最後一番不真面目な大重くんお願いします。
大重:僕夜ふかしの中で一番不真面目なので。
砂川:不真面目というかバカでしょ?
大重:優勝とか考えたことも感じたこともなかったので。1週間くらいニヤけてると思います。
原:今はニヤけてないですけど(笑)。
大重:帰ってから「優勝」っていう言葉を辞書で調べてみようと思います。
原:トロフィーもそんな風に持たないでよ!
大重:トロフィーの持ち方もわからないんで。優勝って難しいですね。単独ライブが近いのでここにいらっしゃるみなさんぜひ全員来て下さいね。
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