ハマカーン初の書籍、2人が辿る栄光までの“すれ違い”

ハマカーン初の書籍「下衆と女子の極み　強くなりたきゃパンを食え」（ぴあ）が、来月6月29日に発売される。

昨年2012年に「THE MANZAI 2012」で頂点を極めたハマカーン。本書には、1997年の出会いから、2000年のコンビ結成、そして「THE MANZAI」優勝までの軌跡が、双方の1人語りをシンクロさせた珍しい形で綴られている。いくつもの挫折や衝突を体験してきた2人。本書ではさまざまな場面が回顧され、今だからこそ初めてわかる彼らの“意識のズレ”が浮き彫りにされる。

ズレのオンパレードの中、芸人特有の笑える視点が交えられながらも、ときに感動的な“コンビにしか生まれない絆”が垣間見える本書。同じ風景を見ながら心が1つにならない日々を経て、ついにブレイクするまでが描かれた回顧録を、2人のファンのみならずぜひ読んでみよう。

6月30日には本書の発売記念イベントが開催される予定。会場などの詳細は近日発表される。

ハマカーンのコメント

浜谷：「THE MANZAI 2012」で優勝してから、本を出さないか？ という話がきました。もちろん優勝でもしなけりゃ本になるような芸人人生でもないので、優勝してなかったら断っていたでしょう。その前に話がこなかったでしょう。この本は自叙伝ではありますが、我々コンビが出会ってから起こった出来事の答えあわせの本。「答え」を私と相方の目線から導きだすハマカーンのドリルであります。我々はこうだった！ という本です。人生のヒントは載ってありません。ただ、この本を手に取ってくださった方が、ご自分の素晴らしい人生を思い出せる手助けになれたら私は嬉しい。

神田：自分たちの出会いから、「THE MANZAI 2012」優勝までの活動が、文字になりました。 同じ時間軸、同じ出来事をそれぞれの視点からとらえてみた、ハマカーン的非往復書簡、あるいは非交換日記とでも言いましょうか。今回の執筆で、自分自身、相方のことを改めて知ることができました。いや、初めて知ることの方が多かった気もします。ファンの方はもちろん、興味を持った方はチラリと目を通してみてください。なんの教訓もない本ですが、人はこんなにもスレ違っててもいいんだ、と思えるかもしれません。