沖縄国際映画祭で水谷千重子が「夏の扉」を演歌風熱唱

本日3月26日、「第5回沖縄国際映画祭」ビーチステージにて、「LIVE DAM presents 歌ウマ選手権」が開催された。

映画祭恒例のカラオケイベントが今年2013年も開催。今回は、フットボールアワーMCで友近チームとエハラマサヒロチームが、LIVE DAMの総合得点で競い勝った。オープニングでは、美川憲一のモノマネタレント・魅川憲一郎と、長渕剛のモノマネタレント東渕剛のクオリティに一同ビックリ。そこにきて、「お前帽子ちっちゃくない？」と後藤に振られたセブンbyセブン玉城が負けじと萩原流行のモノマネで「帽子ちっちゃい？ 言えよ！」と繰り出すも、「言うてるわ！」と一蹴されてしまった。

さらに黙っていられないRGが「どうも長男が生まれました、市川AB蔵です」と挨拶。続けて新歌舞伎座の豆知識を言ってみたものの、観客には東銀座の情報はピンと来なかったようで静まり返ってしまい、後藤が「どうですか、こんなに波の音が聞こえる心境は」と呆れながら尋ねると、「風流だね」と返したRGに後藤も思わず笑ってしまった。

対戦では、まずは仕事の都合ですぐに退出するというリーダー友近自らがDREAMS COME TRUEで89点と勢いをつけると、対するエハラは大友康平そっくりにHOUND DOGを歌い上げたが、踊ったり節を付けすぎたりと余計なアクションで81点と、友近にいきなり8点差を付けられる始末。同じチームのRGからは「淡谷のり子先生おったらえらいことになるで」と、「ものまね王座決定戦」の清水アキラに例えて注意された。続いて魅川は抜群の歌唱力を披露。対するのは「アーティストとして出演した」というあやまんJAPANで、これまでのイメージとはまったく違うドレスで五輪真弓を熱唱するも6点差で負けてしまい、エハラチームはどんどん引き離された。

沖縄芸人対決ではセブンbyセブンの玉城が、TUBEをそっくりにノリノリで歌い上げたうえ、夏をイメージして霧吹きで顔を濡らしたり、それを相方の宮平が拭いたりと、芸達者ぶりも見せつける作戦。一方、地元沖縄吉本の若手・どさんこシーサーは、室田の歌のみで勝負に挑み、男ながらにDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」を見事に歌い上げると、あまりの上手さに会場から大歓声が。芸人たちも総立ちになり「これはすごい！」と絶賛で、フットも「めちゃめちゃうまい！」（後藤）、「君のカバーアルバムが出たら買うてまう」（岩尾）と感激していた。

恒例の観客助っ人コーナーでは、「前から出たかった」という女性と、小学生の女の子がステージに上がり大舞台で熱唱。その後は、東渕が長渕剛の歌をライブバージョンで歌ってしまい点数が振るわず。その長渕本人と親しく、この日も「しっかり歌ってこいよ」と言われたという武田幸三は、同じく長渕の歌で対戦するも、さらに点数が下回り、「100点取ったって長渕さんに言います」とごまかそうとしていた。

トリはトレンディエンジェル斉藤が、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷になりきると、観客から悲鳴が。しかしその歌いっぷりは大爆笑で、たかしのヲタ芸がさらにステージを盛り上げた。対するはRGで、「今日は絶対に真面目にやります！」と宣言してから例によってウィンク。後藤から「目ぇパチッてすな!! ふざける気やろ！」とツッコまれ、「ドライアイなだけです」と堂々の言い訳を。もちろん歌は山崎まさよしの「One more time, One more chance」で、最初の「One more time」部分から、替え歌「お、きなわー おきなーわあるある 言ーいたい」とあるあるが始まってしまった。さらにあるあるは「沖縄の豚カツでかい」で、セブンbyセブンが「店による」と即否定。点数も77点と伸び悩んだ。

最後はスペシャルゲストが登場ということで、エハラチームは韓流ユニットのCODE-Vが、「I LOVE YOU」の素晴らしいハーモニーで会場全体を魅了。そして、友近チームには、友近とも仲良しという演歌歌手・水谷千重子が登場した。水谷は、相変わらずマイペースなトークでフットの2人を振り回すと、「演歌をもっと知ってもらうためにポップスで」と、松田聖子の「夏の扉」を選曲し、「フレッシュ、フレッシュ、フレッシュウ～ウ～ウ～ウ～」と妙なこぶしを付けて歌い上げた。

これらの総合得点の結果は2点差で友近チームの勝利。最後は水谷が勝利をお祝いして、まったく似てないハリセンボン春菜のモノマネで会場を温かい笑いで包んだ。果たして来年はどんな名勝負が誕生するのか。ぜひお楽しみに。