初代王者はロバート山本「演説王決定戦2012」

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昨日12月14日、東京・ルミネtheよしもとにてライブイベント「演説王決定戦2012~CHANGE~」が開催され、初代「演説王」にロバート山本が輝いた。

「演説王決定戦2012~CHANGE~」で初代「演説王」に輝いたロバート山本。

「演説王決定戦2012~CHANGE~」で初代「演説王」に輝いたロバート山本。

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このライブでは9名の芸人が「CHANGE」をテーマに約3分の演説を展開。日頃ひそかに抱えている「世の中でCHANGEさせたいこと」を観客に語りかけた。芸人達は共通テーマ「コンビ二」と、フリーのテーマをもとに2度演説。客席のケータイやスマートフォンによる投票で優勝者が決定された。

出場者は、バッファロー吾郎・竹若、野性爆弾・川島、佐久間一行カラテカ入江、ロバート秋山、ロバート山本、椿鬼奴ハリセンボンはるか、しずる村上。MCを博多大吉が務め、コメンテーターに杉村太蔵を迎える中、ステージでは最初にレイザーラモンRGによるデモンストレーションが行われた。「Twitterでの一般人とのやりとり」をテーマに熱弁したRGは、客席による投票の練習台に。またRGは中間発表の際、その集計時間をつなぐために「演説あるある」を渡辺美里「My Revolution」に乗せて熱唱し、「♪演説は緊張するー」と主張している。

初代「演説王」となり賞金10万円を手にした山本は、共通テーマ「コンビニ」で、自身が4年間続けたというコンビニでの深夜バイト時代の多忙ぶりを回想。「忙しいときにお客さんにかけられる一言でどれだけ救われたか! 店員も人間です。“魔法の言葉”『どうも』を使ってみては?」と実体験をもとに訴え、中間発表で2位につけた。さらにフリーテーマでは「道路工事などの際に立て看板で『ご迷惑をおかけしています』などと頭を下げている絵をよく見かけるが、あれはただの『絵』であり、人間は実際1人も謝っていない!」という主張を繰り広げた。

なお、このフリーテーマで山本は、出場者の中で唯一劇場のスクリーンを駆使して演説を敢行。MCの大吉から「木村祐一さんの『写術』みたいだった」と評されたものの、ほかの芸人からは「ドーピングではないか」との指摘があった。結果的に2位となった佐久間一行が、共通テーマ「コンビニ」でおでんをテーマに建設的な意見を述べて中間発表で1位につけていたほか、フリーテーマでも大好きなザリガニに関する気持ちのこもった主張を並べていただけに、山本の優勝が発表された瞬間は客席から「えー?」という声も。大吉は「民意が反映されていないのでは?」と聴衆の気持ちを代弁し、これに山本もエンディングで自身が演説のテーマにした「工事現場の絵」のように頭を下げて応え、終幕まで会場を盛り上げた。

そのほか、ハリセンボンはるかが2本の演説で「ようかん好き」をアピール、椿鬼奴が話の途中から歌い始めるなど、個性的な演説が聴衆の心を捉えたこの第1回「演説王決定戦」。次回は来年2013年5月の開催が予定されている。

「演説王決定戦2012~CHANGE」最終得票数

1位:ロバート山本 424票(中間発表は260票)
2位:佐久間一行 419票(中間発表は290票)
3位:ハリセンボンはるか 386票(中間発表は200票)
4位:ロバート秋山 348票(中間発表は211票)
5位:しずる村上 320票(中間発表は213票)
6位:バッファロー吾郎・竹若 242票(中間発表は80票)
7位:椿鬼奴 241票(中間発表は163票)
8位:野性爆弾・川島 240票(中間発表は135票)
9位:カラテカ入江 235票(中間発表は77票)

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