うしろシティ、連載スピンオフ初トークライブ開催

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5月17日、東京・阿佐ヶ谷ロフトAにて「うしろシティ初トークライブ『裁縫男子と料理男子』」が開催された。このトークライブは、web★1週間にて連載されている「うしろシティ交換小説『チョコパイでてきた』」のスピンオフ企画として開催されたもの。彼ら2人だけでのトークライブは初めてということで、チケットは追加分まで含めて早々に完売していた。

阿佐ヶ谷ロフトAにて「うしろシティ初トークライブ『裁縫男子と料理男子』」を開催したうしろシティ。左が金子、右が阿諏訪。

阿佐ヶ谷ロフトAにて「うしろシティ初トークライブ『裁縫男子と料理男子』」を開催したうしろシティ。左が金子、右が阿諏訪。

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コンセプトの1つ、“料理男子”とは阿諏訪のこと。料理が趣味でプロ級の腕を持つ阿諏訪がプロデュースしたスペシャルメニューが計4品提供され、中でもスパイスの買い出しから携わった小説にも出てくる「チキンバターカレー」などは、開演前に完売するほどの人気だった。

開演すると、まずは近況を報告。先日まで行われていた舞台「ロミオとジュリエットのハムレット」の楽屋では将棋が大ブームで、出演者はみな貴族や神父などの衣装をまといながら将棋を指していた話を。舞台後もブームは続き、この日の入り前に阿諏訪が将棋盤を購入してきた話を金子がすると、阿諏訪が「言うなよ! 単独前なのに将棋指してるのバレたら、マネージャーに怒られるから!」と楽屋にいるマネージャーを気にしつつ、大慌てする場面もあった。

約1カ月後に迫った単独ライブについては、チケット即日完売に感謝の言葉を述べながらも「ネタができていない!」と少々焦っている様子。チラシ撮影秘話(阿諏訪が大股開きしているのは、足の下にたんぽぽがあって踏まないようにしているからなど)を話しつつ、金子が「1カ月後には終わってるのかー。そこまでワープできないかな」と現実逃避。「単独ライブってお客さんはどんな姿勢で見に来るんだろう」と問いかけつつ、どうしたら観客のハードルが下がるかを2人で考えたりもしていた。

続いては、阿諏訪がカレー用のスパイスを買い出ししてきたVTRを鑑賞。西葛西のインド食材専門店に出向いたところ、強烈なキャラクターの店長に遭遇。阿諏訪が質問したのをきっかけに、商品を選ぶヒマがなくなるほど喋り続ける店長にたじろぎながらも、サービスで出してくれたチャイを味わうなど、それなりに楽しんだ様子だった。

今回のスペシャルメニューは阿諏訪がプロデュースし、阿佐ヶ谷ロフトのスタッフが調理。阿諏訪はその仕切りのため、(自称)1日総料理長として現場に12時入り。その模様もVTRで流れ、一同で鑑賞した。しかし、これが金子に「うるせーな。(このVTR)いらない」と言わせるほどの完全なる茶番VTR。対応力の高い阿佐ヶ谷ロフトスタッフのおかげで、仕込みから完成までの流れがミニコント風に紹介された。

休憩後、第2部のスタートは裁縫男子・金子のファッションショー。阿諏訪の呼び込みにより、レディ-・ガガの曲に乗って自作の服をまとった金子が客席後ろから登場した。しかし、金子が着ていたのは白Tシャツにイラストを描いたものの上に、何やらカラフルな布きれ。阿諏訪が「言葉が出ないよ!」というほどの微妙さで、ここからは金子の事情説明が。何やら前日に徹夜で作業をしていたところ、ミシンが故障してどうにもならなかったとのこと。そこまでの経緯を自ら写した写真を見ながら懸命に釈明。「本当はこうなるはずだった!」と金子らしい奇抜な完成イメージ図を見せながら説明し、リベンジを誓っていた。

後半はweb★1週間で連載中の交換小説「チョコパイでてきた」について。1話から順に解説しながら流れを追っていった。交換小説のコンセプトが「自分の書いた文章を完成まで相手に見せない。相談しない」であるため、2人が互いの文章についてじっくり話すのはこの日が初めて。「尻川」「亀文字」「粉連続」など変わった苗字の由来についてや、それぞれ好きなキャラクターは誰か、互いのムチャぶりについてのクレームなど、たっぷりトークを繰り広げた。うしろシティのコントでは登場人物の名前が変わった苗字であることが多いが、小説に出てくる「粉連続」もコントの登場人物として以前に候補に上がった名前とのこと。阿諏訪が「粉連続」を出してきたことにより、金子は「(ネタ作りのときの)あいつが出てきた!」と、現実と小説がリンクした感覚を味わったという。

それぞれ好きなキャラクターについて考えると、金子は主要キャラクターを作り上げた1話目を書いただけあり、気に入っているキャラクターが多い様子。阿諏訪はその「粉連続」がお気に入りとのことだった。だが、観客へのアンケートではその名前がほとんど上がらず、少々不満の様子。「(この小説で)直木賞取れないかなー」とイキりながら語る金子から次回の展開のヒントがこぼされ、今後の小説への期待が高まっていた。

最後は単独ライブへの意気込みを。金子が「(明日20日に発売される)追加公演が一番面白いですから! ぜひ買っていただいて!」とちゃっかり告知し、阿諏訪に「ふだんそういうこと言わないヤツじゃんー」とツッコまれニヤニヤ。「小説もこれからも楽しんでください!」とアピールし、2時間半を越えるライブが終了した。

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読者の反応

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くらら。 @kurarachang

裁縫男子と料理男子もそろそろまたやってくれたりしないかしら。前回が去年の11月だったかな?
http://t.co/CShNj2FTsQ

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