DVD「SPORTS」本日発売、バカリズムインタビュー

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本日3月21日、バカリズムの単独ライブDVD「バカリズムライブ『SPORTS』」が発売された。

DVD「バカリズムライブ『SPORTS』」を発売したバカリズム。

DVD「バカリズムライブ『SPORTS』」を発売したバカリズム。

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DVDには昨年2011年11月、東京・新宿シアターサンモールにて開催された同名ライブを収録。8本の新作コントと特典映像で、バカリズムワールドをたっぷり堪能することができる。発売を記念して行われたインタビューでは、今回のライブがこれまでで一番忙しい中行われたと語ったバカリズム。ライブの作り方や今回のライブの感想、一番オススメのネタなどについても触れている。

自身が“ほぼ“監督として初めてメガホンを握るオムニバス映画「バカリズム THE MOVIE」が、東京・シネマート六本木にて5月26日、5月27日、6月2日、6月3日の4日間上映されることも決定したバカリズム。今後の創作活動にますます期待がかかる彼の本芸をぜひこのDVDでチェックしよう。

バカリズムインタビュー

――単独ライブはどのように作るのですか?

まずタイトルから決めるんですけど、特に「こういうことがやりたい」っていうのはまったくなくて。とにかくネタをタイトルに絡めて作ったほうがいいと思うので、広ーくゆるめのタイトルを選んで、そこからどういうイメージにしていこうかなって考えます。やるとなった時点では何もないんです。単語だけ探してる。「SPORTS」も、いろいろあるから広くて作りやすそうだなって、あっさり。カタカナにしようかとかは悩みました。

――バカリズムさんとスポーツの関わりはどのくらいですか?

中学、高校で野球やってて、学校も体育会系の学校だったのでスポーツに囲まれてました。でも今回のライブには一切その経験は入ってないですね。テレビで見て作ったり。自分の経験から作ると自由じゃないというか、知らないことのほうが僕は作りやすいんですよ。勝手に決めつけて偏見だけで作ったほうが。あんまり詳しいとリアルな話になっちゃって。「がNBAる」は、まさにバスケットのことを全然知らないうえに興味もなくて、自由に作れましたね。

――ライブ後の感想は?

手ごたえはいつもと変わらないんですけど、アンケートでやたらと「狂」という文字が目についたんですよ。ぶっとんだ内容が多かった、狂気の部分が出てるという意見が、アンケートでも関係者の方からも多かったです。確かに今回はこれまでで一番忙しくて、「ウレロ☆未確認少女」があったりとか、作る時間が短かかったので、思いついたものをそのまま形にしてるからだとは思います。いつもはもうちょっとソフト加工する作業をしていくんですけど、その時間がなくて。むき出しでやりましたね。

――ソフト加工の作業は、してもしなくても自分の中ではネタに納得できているということですか?

そうです。このままやっちゃうと、頭がおかしいだけになっちゃうから、じゃあそこにもう少し意味を付けようとか、ストーリー性を付けようってするんですけど、もう今回はあんまり考えずに「いいよ、もう面白いし」ってそのままダーンって出した感じですね。それは意識してじゃなくて無意識でやってると思うんです。怖いからちょっとずつ寄せてるというか。それが今回時間がなかったから、たまたまそうならなかった。でも反応はこれまで同様によかったので、意外といけるんだって思いましたね。

――やっていて一番楽しかったネタは?

「見よ勇者は帰りぬ」です。おっぱいのネタなんですけど。あんまり練習はしてなくて、段取りだけしか決めてなくて、自分の言葉で喋れたので気持ちよかったですね。反感買われるかと思ったんですけど、アンケートでも一番人気で。ということは、みなさん納得したんだなと。特に男性の方には共感してもらえたみたいですね。誰もが考えたことがあることをこんなに理屈で説明するのかと。

――心残りな点はありますか?

うーん、いや、もう悔いないっす。たぶんこの時期にできる最大限のことはやったと思います。

――バカリズムさんは、ほかの芸人さんの単独ライブを観に行ったりするんですか?

行かないですね。DVDはよく見ます。

――なぜですか?

たぶん……人が目の前でキャーキャー言われているのが嫌いなんですよね。人がめっちゃウケてるのを見るのは、なんか悔しいんですよ、そのために行って帰ってくるような。ネタがちゃんと見たいので、DVDのほうがネタに集中して見れるんです。舞台に立ってる人を見ると、俺ここで何やってるんだろうって、いてもたってもいられなくなるから、あまり行かないです。DVD見てると、「すごいな」とか、「俺にこんな技術があれば」って思うことはありますね。あと、かぶらないように、「これやられちゃったから俺はこっちにいこう」とか、「悔しいから俺はこうしよう」とか。

――バカリズムさんにとって単独ライブはどのようなものですか?

やめることはできないですね。自分にとって一番名刺というか、「好き勝手やらせると僕こういうことやる人なんですよ」っていうのを関係者の人たちとかにも見せる場。昔は「やりすぎだ」って言われることもありましたけど、最近は僕がわかりやすく伝える技術が上がったからだと思うんですけど、そう言われることはなくなりましたね。面白いと思うこと自体は昔も今も変わってないです。

――読者にメッセージをお願いします。

「見よ勇者は帰りぬ」というコントは、ぜひ女性に見ていただきたいと思います。

DVD「バカリズムライブ『SPORTS』」

【本編収録内容】
1. 選手宣誓
2. ルール
3. 心得る人々
4. がNBAる
5. Change
6. 汚はよう
7. 見よ勇者は帰りぬ
8. 未来へシュート!

【特典映像】
「漫画で読むバカリズム」
1. 相撲
2. 音
3. ぬるぬる
4. 数
5. ズボン
6. 本音
7. 逆狼少年
8. 瞳を閉じて

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『見よ、勇者は帰りぬ』はこちらに入ってますよ/
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