昨日3月2日、NHK大阪ホールにて行われた公開生放送「第42回NHK上方漫才コンテスト」にて、
「NHK上方漫才コンテスト」は、1971年にスタートした若手漫才師のための伝統あるコンテスト番組。今回本戦には過去最多の147組の中から、
かまいたちは1月に行われた「第33回 ABC お笑いグランプリ」でも優勝したばかり。今後の彼らの活躍にぜひ注目してみよう。
本日3月3日(土)には、2人は祇園花月のライブ「笑い飯のおもしろゲームワールド」に、明日3月4日(日)には、大阪・5upよしもとのライブ「ゼロイチライブ」に出演。詳しいスケジュールは劇場オフィシャルサイトで確認を。
かまいたちインタビュー
濱家:本当に嬉しく思っています。去年この大会で一票も札があがらずに(Aグループで)負けてしまうという、すごい悔しい結果に終わりまして、今年こそはという思いで。予選も1位通過させていただいたんですけど、「1位通過したコンビは毎年(本選は)ダメだよ」ってNHKの意地悪な方から言われまして(笑)。でもそれを達成させてもらおうって一生懸命頑張った結果が優勝につながったんじゃないかと思っています。本当に嬉しいです。
山内:1月に「ABCお笑いグランプリ」も取らせていただいたんですけど、そのときはコントで賞を取らせていただいて、今回は漫才ということでまったく違った緊張感があって、個人的にはコントより漫才のほうがすごい緊張してうまくできるかなという不安感が大きいので、今日はちょっとかなり緊張しまして、やり終わって今もうホッとしているところです。
――ABCを獲ったことが今回、余裕につながったのですか? プレッシャーになったのですか?
濱家:相方はどうかわからないですけど、僕はプレッシャーと言いますか、別に賞を獲ったからという意味ではなく、〝ABCも獲ってNHKも獲らしてもらえればちょっとは認めてもらえるんじゃないかな”と思っている部分があったので、芸歴8年なんですけども、8年間特に何もなかった中でこの2つを獲らせてもらえればという気持ちのほうのプレッシャーはありました。はい、すごく意気込んでいました。
山内:漫才で賞を獲るというのにこだわりというか、獲りたいなという気持ちがあったんで、一個の大会勝って次の大会ということなんですけど、それよりも、ひとつの上方漫才の大会として優勝したいなと思っていたんで、めちゃめちゃ緊張しました。
――コントと漫才それぞれの魅力・難しいところをどう捉えていますか?
濱家:意識的には、僕はコントより漫才のほうが緊張するんです。だから今日も緊張していたんですけど。
山内:僕は、コントのときはウケがあってもなくてもただひたすら完璧に事前に作っていたのをやりきるのを目標にしているんですけど、漫才は目の前にいるお客さんの、下手ながらも、様子を見つつというか感じを見つつやらなければならないものなんだろうな、とちょっと思っていたんで、その辺はたぶんコントより僕ら的には難しくて緊張するものですね。
濱家:漫才もコントも、賞を獲れる位のモノはあるんだなと思ってほしかったので本当に今回は意気込んでました。
山内:今回の結果を会社の上層部の人はもう一度吟味してほしいです。
――賞金は何に使うんですか?
濱家:これ賞金出るんですよね? 僕、ホンマになんですけど、意識してなかったんですよ。さっき相方に聞いて「賞金やなー」みたいな感じになったんで、ホンマどうしようかなと思ってます。
山内:相方が、さっき出番が終わって向こう側で「賞金ある」というのを聞いてからえらい挙動不審になって、(ステージ上のインタビューで言ったように)僕もケータイ代払えなくて困ってたんですけど、相方も相当困っているというのは感じました(笑)。
濱家:まあ母親にちょっとあげたいなとは思ってます。実はきょうスーツを新調してまいりまして、そこにもちょっとお金使ったんでその辺も……ちょっとまとまってないです! すいません!!
――緊張していると言っていましたが、決勝は実は余裕ありませんでしたか?
濱家:そんなこと絶対ないです(笑)。舞台袖でネタ合わせしている時も学天即の(客席の)ウケも聞こえてきていましたし、拍手がバーって来てるのも聞いてましたんで、ホンマ終わるまでまさかホンマ全部入れていただけるとは思っていなかったですし。
山内:めちゃめちゃ接戦やろうな、というのは思ってたんで。だから学天即がすごいウケた分、「もう、振り切ってやらないと勝てないな」と思って一生懸命やりました。
――ABC優勝時はまたコントの全国大会目指したいと言っていましたが、今年何冠くらい?
濱家:そうですね、調子に乗る意味ではなく、必死にちゃんと精進して全部獲りたいと思っています。
山内:出れる大会は全部出て、毎月5up劇場で単独ライブもやらしてもらってるんで、準備だけきっちりして大会に臨もうと思っています。
濱家:8年間も売れなかったらコメントがちょっと真面目になってしまって(笑)。しっかりとやるということだけで。
山内:そうですね、それ以外ないですね(笑)。
――電車つながりのネタをやるというのは最初から決めていたんですか?
濱家:本当は1本目の電車のネタと、もう1本違うやつをやろうとしてたんですけど、それを相方が「これちょっとこっちのほうがエエんちゃうか」ということで、元々あったネタをリニューアルしてやらしていただきました。そこはウチのリーダーに全権任してますんで。
山内:ただでさえ、電車、電車ネタになるのに学天即がちょっと電車やって、ゾッとしましたけど(笑)。何とかなってよかったです。
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