ダンビラムーチョ「ダブルインパクト2026」への意気込みは「とにかく出る」

漫才とコントの“二刀流芸人”No.1を決める大会「ダブルインパクト」第2回の開催が決定したのは既報の通り。この記事では、前回王者のニッポンの社長と黒田みゆアナウンサーがMCを担当し、コットン、スタミナパン、セルライトスパ、ダンビラムーチョ、ななまがり、ドンデコルテが“エントリー表明芸人”として参加した記者会見の模様を届ける。

会見やるのだいぶ早ない？

「芸人、出し尽くせ。」という大会キャッチコピーが掲げられた記者会見場に現れたニッポンの社長・辻は「会見やるのだいぶ早ない？ 今日で合ってますか？ 2日前のM-1の熱を吹き飛ばそうということですか？」と苦笑い。そんな中、カツラを被ったななまがり森下は「どうも、パラレルワールドから来ました、たくろう赤木です。パラレルワールドのM-1では2回戦で敗退して、ラパルフェにマネされました」と挨拶。芸人たちから「誰が優勝したんですか？」と問われると、「『おいでやすとんでもあや』でした」と答え、辻から「ユニット!? 小田さんすごすぎるやろ！」とツッコまれた。

前回3位となったセルライトスパの肥後は「僕たちは東京に進出することが決まりました。ダブルインパクトで3位になったことで決断できた」と大会に感謝。また「1本目はリサイタルの漫才、2本目は先輩の靴を踏むコントでいきます」と宣言し、大須賀から「そこまで出しちゃダメ。『出し尽くせ』とは言ってるけど、そこまでは出し尽くしちゃダメ」と制止された。

ダブルインパクトを1人でやっていた原田フニャオ

昨年は活動自粛により出場できなかったダンビラムーチョの大原は「意気込みは『とにかく出る』。別のインパクトのせいで出られなかった。自粛というサードインパクトです。絶対に出たい。出尽くせ！」と気合い十分。原田フニャオも「相方の自粛中、僕はけん玉と皿回しのダブルインパクトをピンでやっていた。今回は2人でがんばりたい」と同調した。

優勝賞金1000万円の使い道を聞かれたコットンきょんは「右手をとんでもなく改造してロックマンになります」「上半身をクラッシュ・バンディクーみたいにして冬をしのぎたい」と回答。またスタミナパン・トシダは「（吉本興業以外の）他事務所が弱い。もっとしっかりしろ。若手も育ってない」と語り、周りから「厳しい！」「スパルタ！」とガヤが飛ぶ中、「1000万円で養成所を作る。SMAの養成所。僕が講師」と話していた。

M-1準優勝のドンデコルテは…

「M-1グランプリ2025」で準優勝となったドンデコルテの小橋は「僕らはM-1という偉大な大会で2位になった。M-1のおかげでここに立てている。もっとM-1を盛り上げていきたい」と語り、周囲からは「あんまり他局の大会の名前を出すな！」と野次が。また渡辺は近況を聞かれると「M-1以降、“左右の党”（の支持者）からDMが届く。テレビでやるにあたって、どちらにも映るちょうど真ん中のラインを突くようにしたせいで、両側に刺さっちゃった。次は社会性のないネタをやりたいです」と話していた。

記者からは「ライバルや強敵だと思う芸人は？」という質問も飛び、「男性ブランコ」（コットン西村）、「カゲヤマ」（ドンデコルテ渡辺）、「ストレッチーズ」（ダンビラムーチョ大原）、「やくみつる」（セルライトスパ肥後）、「オグシオ」（ななまがり森下）など、さまざまな名前が挙がる。また「ドンデコルテさんは漫才のイメージが強いですが、コントに対する意気込みは？」という質問に、渡辺が毅然とした態度で「いや、別に漫才と何も変わらないです。同じです」と即答し、ニッポンの社長・辻から「ちょっと沢尻エリカの感じが出てます」と注意されていた。

「ダブルインパクト2026」概要

日本テレビと読売テレビによる新たな賞レースとして今年初開催された「ダブルインパクト」は、漫才とコントの総合力を競うもの。2人以上であればプロアマ問わず、芸歴制限なしで出場可能だ。

第2回大会「ダブルインパクト2026 漫才＆コント二刀流No.1決定戦」では「芸人、出し尽くせ。」というキャッチコピーが設けられた。漫才とコントを両方やり続けるのは大変な道だが、笑いと感動の量も2倍になるという意味が込められているという。優勝賞金は前回同様に1000万円。決勝は2026年夏頃に放送される予定だ。

エントリー受付は本日12月23日に大会のオフィシャルサイトでスタート。予選1回戦は漫才とコントのどちらか、2回戦以降は両方を披露する。なお前回大会では2回戦以降は漫才とコントの順番は自由だったが、今大会からは漫才、コントの順に披露するルールに変更された。またシード権として、前回の準決勝進出者は1回戦が免除される。